小雪
2/17 ヨコハマ曇り
今日は写真のYさんのプレベネックのスロープヘッド化作業の加工を済ませて外で生地磨きをしていましたら数分間だけでしたが小雪がパラつきました.儚くキレイでした.
裏面に接いだイタヤ材も遠赤外線ヒーターのお陰でいつもより6時間程早く硬化していました.
それから 外周形状を整えてペグホール加工(1種径貫通穴加工ではなく、ちゃんと2種径段差加工してます)も済ませました。勿論、ペグロケーションはフラットヘッド時の場合と異なっています。
そうしてヴァイオリンと同じ手法でタンポ刷りでウッドシーラーを塗布するところまで完了.
従来ではエアーガンで済ませていましたが、やはりタンポ刷りと刷毛塗りの方がより理想的な下地が作れるので今回から手法を変更しました.
ワタクシのヴァイオリン製作でのニス塗りでは、まずタンポ刷りを繰り返して生地にしっかりと下地ニスを含侵させてから次は刷毛塗りで表面にも下地膜を形成し、それが乾いたら一旦研磨で表面を整え、その後が同じく刷毛で色ニスを塗布します.刷毛塗りでベーシックな色合いを全体に持たせ、それが充分乾いたら一旦表面研磨をして、今度はエアーガンの吹き付けで全体の色合いを整えたりぼかし処理を加えて、最後はニスのクリアーをコーティングして行きます.
要するにギター製作にヴァイオリンの手法を、ヴァイオリンにギター製作の手法を取り入れているのです.
ヴァイオリン製作家にはエアーガンを使うなんて邪道だ、って言われるでしょうが、ワタクシは全くそうは思ってないんですね.
数百年も前にはコンプレッサーでのエアーガン吹き付け塗装なんて存在しなかったのですから刷毛塗りだけで行なっていたに過ぎないと思いますね.
たぶん、名だたる巨匠だって、仮に現代に甦って楽器製作するのであれば、伝統的な手法に近代的なテクニックやマシンをうまく取り入れて製作を行なう筈だと思うからです.
実際に、エアーガンでのニス塗装の方がより均一な塗膜厚で仕上げられますのでワタクシは作業の半分の工程までしか刷毛塗りを行ないません.
ニスだってイアリア製のオイルヴァーニッシュに拘る事もしません.ワタクシはいつも日本リノキシンさんで作って頂いた国産のヴァーニッシュを使わせて頂いています.精製クオリティが高く素晴らしいですし.
腕のいい職人さん程、アタマは柔らかいものなんです.頑固一徹の職人さんからは新しく斬新ないいモノは生まれない事が多いですからね.そうした職人さんは同じスタイルを継承するのが得意な方が多いですし、案外とそうした方は流れ作業や分業向きなんです.
あくまで自分の学んだやり方や手法に拘って楽器製作をするのと、結果的に演奏家にとってより良い楽器作りを行なう事が目的の人間とでは仕事に対する考え方や姿勢にも大きな差が出て来る筈です.
自分の為にやってるのか? それとも他者に為に尽くしているのか?
ワタクシは他者の為に尽くす事が結果的に自分の為にもなる、これが結論だと思っています.

今日は写真のYさんのプレベネックのスロープヘッド化作業の加工を済ませて外で生地磨きをしていましたら数分間だけでしたが小雪がパラつきました.儚くキレイでした.
裏面に接いだイタヤ材も遠赤外線ヒーターのお陰でいつもより6時間程早く硬化していました.
それから 外周形状を整えてペグホール加工(1種径貫通穴加工ではなく、ちゃんと2種径段差加工してます)も済ませました。勿論、ペグロケーションはフラットヘッド時の場合と異なっています。
そうしてヴァイオリンと同じ手法でタンポ刷りでウッドシーラーを塗布するところまで完了.
従来ではエアーガンで済ませていましたが、やはりタンポ刷りと刷毛塗りの方がより理想的な下地が作れるので今回から手法を変更しました.
ワタクシのヴァイオリン製作でのニス塗りでは、まずタンポ刷りを繰り返して生地にしっかりと下地ニスを含侵させてから次は刷毛塗りで表面にも下地膜を形成し、それが乾いたら一旦研磨で表面を整え、その後が同じく刷毛で色ニスを塗布します.刷毛塗りでベーシックな色合いを全体に持たせ、それが充分乾いたら一旦表面研磨をして、今度はエアーガンの吹き付けで全体の色合いを整えたりぼかし処理を加えて、最後はニスのクリアーをコーティングして行きます.
要するにギター製作にヴァイオリンの手法を、ヴァイオリンにギター製作の手法を取り入れているのです.
ヴァイオリン製作家にはエアーガンを使うなんて邪道だ、って言われるでしょうが、ワタクシは全くそうは思ってないんですね.
数百年も前にはコンプレッサーでのエアーガン吹き付け塗装なんて存在しなかったのですから刷毛塗りだけで行なっていたに過ぎないと思いますね.
たぶん、名だたる巨匠だって、仮に現代に甦って楽器製作するのであれば、伝統的な手法に近代的なテクニックやマシンをうまく取り入れて製作を行なう筈だと思うからです.
実際に、エアーガンでのニス塗装の方がより均一な塗膜厚で仕上げられますのでワタクシは作業の半分の工程までしか刷毛塗りを行ないません.
ニスだってイアリア製のオイルヴァーニッシュに拘る事もしません.ワタクシはいつも日本リノキシンさんで作って頂いた国産のヴァーニッシュを使わせて頂いています.精製クオリティが高く素晴らしいですし.
腕のいい職人さん程、アタマは柔らかいものなんです.頑固一徹の職人さんからは新しく斬新ないいモノは生まれない事が多いですからね.そうした職人さんは同じスタイルを継承するのが得意な方が多いですし、案外とそうした方は流れ作業や分業向きなんです.
あくまで自分の学んだやり方や手法に拘って楽器製作をするのと、結果的に演奏家にとってより良い楽器作りを行なう事が目的の人間とでは仕事に対する考え方や姿勢にも大きな差が出て来る筈です.
自分の為にやってるのか? それとも他者に為に尽くしているのか?
ワタクシは他者の為に尽くす事が結果的に自分の為にもなる、これが結論だと思っています.

