山下智子です。

 

先日、「ライフ・ストーリー」作成のための

インタビューを受けました。

 

インタビュアーは

小川志津子さん

 

 

20年以上のインタビューキャリアを持つ

ライターさんです。

 

 

起業コンサルタントの

三木富久子さんのご紹介で出会い、

 

その文章に惹かれ、作成を依頼しました。

 

こんなにまっすぐに話すことができたのは初めてでした。

 

自分の過去を抱きしめてあげたくなるような
あたたかい気持ちに包まれたのは
志津子さんのおかげです。

 

志津子さんがどんな風に私を語ってくださったのか

どうぞ最後までお楽しみくださいね。

 

 

 

【山下智子のライフ・ストーリー】

 

 

幸せが、人を幸せにするのではないのかもしれない。

 

 

かつて味わった哀しみが、今の幸せの種だったりする。

 

 

哀しいのは、自分の願いが叶わないからだ。

寂しいのは、そばにいてほしい誰かに、いてもらえないからだ。

 

 

そこにこそ、幸せの種がある。

「自分の願い」。「そばにいてほしい誰か」。

 

 

その種を丁寧に育てて力に変えた、

山下智子さんのライフ・ストーリーである。

 

(取材・文:小川志津子

 

 

 

①脱出してまで欲しかったもの

 

 

智子さんへのインタビューは、子どもの頃の、

とんでもエピソードから始まった。

 

 

「すごく活発な子だったんですよ。

 保育園で、お昼寝の時間に、

 みんなを起こして鬼ごっこしたりとか。

 保育園を脱走したことも、何回かあったし」

 

 

一瞬、理解できなくて聞き返す。

ほいくえんをだっそう???

 

 

「母がずっと働いていたので、

 寂しい気持ちがすごく強かったんですね。

 母の職場が近かったので、そこへ向かって走って、

 後ろを先生が追いかけてきてる様子とか、

 わりとはっきり覚えてるんです」

 

 

以来、保育園の門の鍵が、

えらく頑丈に付け替えられたらしい。

 

 

「今だったら、母が何のために働いているか、

 理解はできるんですよね。

 私たちの生活費とか学費とか、

 そのための収入が必要だった。

 でも小さい頃はそのへんがわからないから、

 家に着いて『ふーー……』ってため息ついてるのを見ると、

『お母さんは何のために働いてるんだろう?』

『そんなに疲れるなら辞めたらいいのに』って思ってました」

 

 

友だちのお母さんはみな、

家に帰ると「おかえり」って言ってくれる。

なぜうちは、そうじゃないんだろう。

 

 

「年齢が上がっていくにつれて、

 その疑問符が不満に変わっていったんですよね。

 自分のことをわかってくれない、

 話を聞いてくれない。

 だから母の家事を手助けしようとか、

 そういう気持ちになれなくて。

 むしろ、迷惑をかけてやろう、くらいの気持ちでした

 

 

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父親は父親で忙しいため、

家で食卓を囲むことがあまりなく、

ちょっとした距離があったという。

 

 

「弟も中学ぐらいの頃、

 すごく荒れていたんですね。

 母にも私にもキツくあたるから、

 口げんかがたえなくて。

 母は家に帰ってきて、私たち二人が、

 その日を無事に終えられることが、

 一番の安心だったって、後で言ってました」

 

 

人はやっかいな生き物である。

「哀しい」「寂しい」がなかなか言えない。

思いが積もる。積もるから、憤る。

 

 

「友だちも、すごく少なかったと思います。

『これを言ったらどう思われるかな』とか、

 人からどう見られるかを気にしすぎちゃうタイプ。

 当時のストレス解消法は、食べることだけだったので、

 小学校高学年ぐらいから、どんどん太りだして。

 それでからかわれて、ストレスが溜まって、

 また、食べて。悪循環ですよね」

 

 

いろいろな新商品を試してまわるのではなく、

好きな食べ物ひとつを繰り返し食べるタイプだという。

 

 

「中学の時にクラス替えがあって、

 ひとりずつ自己紹介しなくちゃいけなくて。

 好きな食べ物を言うときに、

 私はほか弁屋さんの、のり弁当が好きだったから、

『のり弁当が好きです』って言ったら、

 しばらく『のり弁当』って呼ばれてました(笑)」

 

 

晩ごはんをほか弁屋さんに買いに行くことは、

自分にとっては当たり前だけれど、

みんなにとっては、そうではないのだ。

そんな萎縮が、胸に宿る。

 

 

「中学時代の記憶が、人生の中で一番、ないです。

 そこだけボコッと抜けていて、次の記憶は、

 高校生の頃に飛ぶんですよね」

 

 

 

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【山下智子のライフ・ストーリー②】はこちら。

 

 

 

 

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