硝子の中年のブログ
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漫才協会 :近況&未来予想図

  吉幾三が漫才協会に加入という芸能情報。

本人がアニメ映画のメガヒット御礼舞台挨拶の場で語った。

フェイクニュースではないようだが。

彼の場合は引退を口走った、数ヵ月後には堂々と撤回しているから、信用度は微妙ではあるが。

因みに現時点でホームページに吉幾三の名前は無い。

いずれにしても、当人の真意が分からない。

何かの伏線が、裏事情がある?

誰かが勧誘した?

特に彼にメリットがあるとは思えない。

たぶん、本人のシャレというか、遊び心だと思えるが。

  年会費は8,000円であり、そんな数字は本人にとってはランチの金額以下だろう。

協会にとっては想定外の起爆剤であり、朗報でもあるが。

広告塔としての期待値は大きい。

協会の会長である、ナイツの塙は柔軟な思考回路の人間である。

お笑い芸人ではない、吉の入会に対して、1ミリの逡巡もなかったはず。

大歓迎だったと思える。

新人は街頭でのビラ配りなど、諸々の下働きの仕事が課せられるが、勿論、吉は特別待遇であることに疑問の余地はない。

大相撲に例えると、序の口ではなく、幕下付け出しである。

実際は幕内の扱いだろう。

  因みに漫才協会は親睦団体の性格が強い。

プロダクションでも、芸能事務所でもない。

だから、例えばナイツはマセキ芸能社の所属であり、落語芸術協会にも所属している。

要するに、いくらオーバーラップしていても支障はないし、制約もない。

漫才協会は東京の芸人の情報交換や共通認識の場として、彼らの芸能人生の糧を提供することが目途と思える。

具体的には吉本興業と違って、彼らにはプロダクション専用の小屋がない。

だから、浅草の東洋館という拠点を唯一の舞台として、出演の機会を担保する。

最低限の保証と言える。

互助団体のような組織とも言える。

  この団体に加入している芸人は玉石混交である。

約8割は無名であるが。

浅草は言うまでもなく、お笑い芸人の聖地でもある。

渥美清、萩本欽一、北野武などのビッグネームも輩出している。

この遺伝子を絶やさず、文化と伝統を継承し、踏襲していくことが求められる。

  昨晩の日テレの番組で、漫才協会の面子が5組登場した。

その中で錦鯉の渡辺が会費を払っていないと自ら告白している。

理由は計算すると、相当の内部留保があるからという指摘。

仮に真実だとしても、それは別の問題であり、払わなくても可という論法にはならない。

たかだか8,000円の金を払わない、この男の人間性が垣間見える。

小物過ぎる。

  頻繁にキャバクラなどに通って、夜のクラブ活動は店の支払いだけでも、一晩に最低でも5~6万円は使うはず。

同伴やアフター、タクシー代やチップ、花束、その他の小道具?も含めたら、10万円前後は実弾を費やすはず。

後輩に奢ることなど、全く無いだろう。

SNSをやっていたら、間違いなく炎上する実話だが。

  癖のある芸人をまとめる、塙の苦労も並大抵ではないと推測する。

お笑い芸人と常識は不等式で結ばれる、最も乖離した遠い観念・概念だろう。

本来は現役を退いたOBが受け持つ職務かもしれない。

大きな齟齬や不和がないことを願いたい。

 

日経平均株価暴落の功罪

  日経平均株価が先週末終値と比較して、一時2,500円超の下落。

理由は複数。

米国の景気が失速する、という情報。

日銀が金利を上げて、異次元の円安の是正に動いたことも大きく影響した。

下落幅は過去2番目に大きい。

因みにトランプは先週、為替レートは1ドル110円~120円が妥当と発言している。

この点だけはトランプを猛烈に支持したい。

外は全否定だが。

  兜町界隈では個人投資家は右往左往、パニックに近い状況かもしれない。

私のような下層に生息する一般人にとっては、1ミリの利害得失もなく、大歓迎と言える。

勿論、マクロの視点で考察すれば、株式にも原資を投下している公的年金の運用益も減じる訳で、将来の支給額の減少にも繋がる可能性はある。

しかし、優先順位を捉えれば、円高に振れた方が正解であることは疑問の余地がない。

為替レートは、その国の体力・国力の反映以外の何物でもない。

通貨価値が下がって没落した国は枚挙に暇がないが、逆のケースは歴史上1例も無い。

  円安は日本の経済と景気を執拗に浸潤し、蝕む。

日本は資源が、原材料が自国で調達できない。

原油から食材までの全てが。

調達できる産品は米穀だけである。

したがって、円安は資材が高騰し、物価高となり、消費者の購買欲は冷える。

当然、景気浮揚とは真逆になり、沈滞・停滞・低迷の一途を辿る。

単純な理屈である。

GDPの約6割は個人消費支出であるから、自明の理と言える。

  では何故、今まで政権与党は円安を強力に推進してきたか。

それは、殺された安倍と日銀の黒田が結託して、悪の枢軸として、自分たちが帰属する金満な富裕層だけが潤えば、低所得者などの疲弊は関係ない。

「貧乏人は水でも飲んでおけ」が本音だからである。

これほどのクズが日本の宰相として永田町を仕切っていた。

桜を見る会、森友・加計学園、旧統一教会など、自分の立場を利用した、数々の不透明かつ不純な操作と策謀を実践して、汚れた疑惑の中心人物だった。

  この男の間接的な影響で、自死を選んだ日本人は数百人に上るだろう。

円安の苛烈な影響で、廃業した個人商店や飲食店は数えきれない。

最近ではラーメン屋の廃業を耳にする。

彼らはエセンシャルワーカーではないが、被害者の群でもある。

当然、多額の借金を抱えているはず。

  豆腐店の廃業も聞かれる。

原料である大豆が高騰し、燃料費も上がり、その分を価格に転嫁できない。

大手のメイカーがスーパーやコンビニに卸す単価とは勝負にならない。

負け組である。

容赦なく淘汰される。

寂れたシャッター通りの因子であり、背景である。

  因みに企業が内部留保を蓄積して、社員に還元してこなかった経緯も看過できないが。

これが格差拡大と二極化の一方の図式である。

長尺になるので詳述は割愛するが。

いずれにしても、株と投資というカテゴリーの過大な不労所得は吐き出してもらう。

これ以外の選択肢はない。

マネーゲームに元本保証はない。

 

 

 

 

戦争 ⇒ 常態化した時空

  明日8/6は広島原爆投下の日、8/9は同じく長崎である。

そして、終戦記念日も近い。

昭和は遠くなりにけり。

太平洋戦争の風化は著しい。

史実が抹消されてきたと言える。

  自分たちに不都合な真実を教育現場では生徒に伝えない。

良心のある教師は授業時間に脱線して、戦争について、空襲について語っていたが。

意図的だったのか、使命感だったのか。

自民党が戦後の国政において、戦中の過ちを極力隠蔽して、封印して、自分たち政権与党の志向と軸足を盤石にするための邪道だったと言える。

つまり、反戦という思想信条を弱体化させたい。

反戦の素地を萎えさせたい。

その点に関して腐心していた、力点を置いていたとも言える。

  中野にある小劇場で「父と夏」という芝居が公演中である。

戦争を扱った作品である。

これまでに、数えきれないほどの太平洋戦争を扱った、演劇、映画、漫画、ドラマ、小説、歌曲、実録などがあった。

私的には戦艦大和と知覧特攻隊を扱った映画、この2作品は記憶に、印象に強く残っているが。

硫黄島玉砕を扱った映画は上記の作品ほどではないが。

  いずれにしても、なぜ軍人民間人を合わせて、310万人もの日本人が絶命し、死没したのか。

有り得ない数字である。

恒例である、武道館の慰霊式典だけで済ませてはならない。

それはセレモニーに過ぎない。

現在のイスラエルの侵攻による、パレスチナの惨状を上回る、地獄絵図があった。

その総括は?

極東裁判が総括ではない、。

それは東条英機を筆頭とする、一級戦犯だけのケジメでしかない。

  悲劇と慟哭を次世代に伝えることは、日本民族が続く限り、始まりはあっても終わりはない。

他人事ではない。

若者には、せめて「はだしのゲン」を読んで欲しい。

入門書としては最適かと。

  ドイツでは学校でナチスについて教える。

勿論、生徒同士でディスカッションを行う。

それが教育としての責任であり、必修のカリキュラムとなっている。

日本では全く、1ミリも触れない。

黙殺である。

ドイツとの民度の差である。

それが政治的偏差値となって表れる。

投票率は恒常的に低い。

  個人は国家に翻弄される。

生命も財産も極めて軽く、国に捧げることになる。

己の運命を苛烈に左右される。

亡命しない限りは、逆らえないし抗えない。

それが基本的な構図と思うべき、捉えるべきである。

  中国が台湾に進攻すれば、尖閣諸島を占拠すれば、瞬時に同じ事態に至る。

決して非現実的ではない。

能天気にゲームに現を抜かす場合ではない。

令和の男性が、若者がメイクと美に時間と金を費やしている場合ではない。

戦争という狂気が理性や損得勘定では抑止できないことは、疑問の余地がない。

欧州と中東の現在進行形の戦争が象徴的な見本と言える。

独裁的な暴君の即断で戦火と戦禍に至る。

いずれにしても、政府を信用しないことに尽きる。

それが最大の自己防衛と断言する。

 

 

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