vol.1250
こんにちは!
美と健康を
美療という
視点でケアし
健康美容長寿の
実現を目指す
美療室ricoを経営しています
三島忠です
美容から美療へ
美容師から美療師へ
「美容師と美療師の違いは何?」
それは
髪を
「物質視」するか「生体視」
するのか
髪を死んでいるものと見るか
生きているものとしてみるか
こんな違いがあると考えています
「髪は
死細胞じゃないの?」
そんな声も聞こえてきますが
確かに髪自体は死細胞で
血も神経も通っていません
切っても血は出ないし
傷つけても痛みを感じたりもしない
「じゃあなんで生体視するの?」
髪は生きていて
体の一部であり
その機能が装飾的な
要素だけではなく
身体を守る機能を
持ち合わせてるという事
「髪は生きている」
今日は
そんな事を感じさせるお話です
髪はなぜ永遠に伸び続けないのか?
髪には
ヘアサイクルというものがあります
発毛期→活動期→退化期→休止期
そして
寿命を終えて
自然に抜け落ちていきます
サイクルには
性別や個人差がありますが
大体
4年から6年
髪が伸びるのが
1ヶ月で約1.5cm
6年間伸ばしたとしても
1メートルと少し
髪に寿命があるのは
神秘的というか
神様が考えてくれているというか
そんな
理由があるのを
ご存知ですか?
その昔
人類が自然の中で生きていたころ
人々は今のように
服を着ていませんでした
その頃の
人の髪は
「脳を守る」だけではなく
「背後に長く伸び、人体を保温する役割」
を担っていたと言われています
と同時に
「背後からの衝撃を和らげ
心臓や肺臓などの器官を保護する」
役割も兼ねていたそうです
これらの役割ゆえに
髪の毛は腰の下まで
伸びる必要があったのです
お尻から下にまで伸びてしまうと
歩行の妨げになるので
それ以上伸びないように
ヘアサイクルによって
調節されているんです
髪に寿命があるのは
お尻の下には内臓器官がない上
歩行の邪魔になるので
伸びる必要がない
という意味合いなんです
万物の創造主の
大いなる知恵とも言える
神秘的な現象ですね
そんな神秘的な髪を
私たちの体の一部として認識して
肌と同じように
優しく大切に扱って欲しい
髪を物質視する
傾向が強い現代
髪を飾り物のように
色をつけたり
曲げてみたり
ピカピカにコーテイングしてみたり
しかし
そのために使われる薬剤は
刺激が強く
髪そのものの
生命力を奪っているようです
髪を身体の一部として見たとき
神経が通っていなくても
死細胞で形成されていても
髪は生きているんです
歳をとるということは
生命力が弱っていくこと
とも言えます
髪の生命力を奪うことは
人を老化させること
とも言えます
40代も過ぎるとなると
あちこちで老化を実感します
髪と肌も衰えてきます
そんなときに大切なことは
生命力を意識した
ケアをしてあげること
しかし
ほとんどのケアが逆に生命力を奪う
表面上のケアであることが多いのです
その代表が
白髪染め
綺麗に白髪を染めるために
使用する薬剤は
強烈に刺激が強く
アレルギーを起こす可能性が高い
成分が配合されています
髪を生き物と考えるなら
使用することはできません
ricoが
一般的なアルカリ性の白髪染めを
取り扱わない理由です
美しさの価値観は人それぞれ
でも
綺麗にしようとおもって
美容室に行くのに
美容室の中で
行われていることが
まさか
老化を促進していることだなんて
美容というカテゴリーの中では
このような考えは
美容を否定するような
考えに映るかもしれません
でも
元美容師の私です
美容の技術の素晴らしさ
美容師の探究心の素晴らしさ
美容師が人のために尽くす
人種だという事は知っています
でも
そんな美容師が本当の幸せを手にし
この仕事に使命を燃やして生きているのか
と
疑問視する場面に出会すことも
多くなりました
かくいう私が
美容師として疲弊し
将来に対しての不安を抱え
閉塞感を感じていたのです
そして
そんな状況の中
美療という価値観に出会い
美療師に変化し
美療室を創った
すると
共感していただける
お客様が沢山現れたのです
それから…
ここからの話は
まだまだ長くなりそうです
この続きは
また明日書こうと思います
お客様を輝かせるのは
美療師です
その両者が輝く世界を
創りたいのです
それでは
また明日
お付き合いしていただければ
嬉しいです
rico