vol.1248
こんにちは!
国立市で
美と健康を
美療という
視点でケアし
健康美容長寿の
実現を目指す
美療室ricoを経営しています
三島忠です
先日
広島の宮島に
経営者としての勉強を
してまいりました
その勉強会では
ricoの未来像を
描くつもりで挑みました
ricoは美療という視点で
お客様に美と健康を提供しています
白髪染めをする世代は
美容室に通う頻度が上がってきます
白髪染めをしていなければ
1ヶ月に1度も美容室に
行かないでしょう
カットだけならば
1ヶ月半〜2ヶ月に1度
なんていうペースの方が
多いのではないでしょうか?
気になる白髪をまめに染めて
若々しさを保ちたい
その気持ちと裏腹に
頻繁に美容室に通うほど
頻繁に白髪染めをするほど
髪と地肌にトラブルを発症する方が
増えているという事実があります
これについては
消費者庁が
ヘアカラー剤の知識の普及と
取り扱いへの注意を勧告しています
にもかかわらず
ricoにはヘアカラーでの
トラブルを抱えたお客様が
ご来店されます
髪へのダメージはもちろん
地肌への深刻なダメージも
美に対するネガテイブな要素を
表面的にカバーする美容法を
「粉飾美容」と言います
現代美容において
この粉飾美容の技術の進歩は
素晴らしいものです
白髪をただ黒く染めるだけではなく
美しい色合いも表現しながら
染めることのできる薬剤
パサついて艶がなくク
セでまとまり辛い髪を
髪質改善の技術でツルツルピカピカに
加工することだってできます
シミやクスミのある肌を
陶器のような肌にカバーする化粧品
薄くなった髪を再生させる
育毛剤や育毛システム
いろんな技術や薬剤は日進月歩で
進化し続けています
が
しかし
とても効果の高い薬剤を
使うにはその反面には
リスクがあることを
理解しなければなりません
そのリスクとは
刺激があるということ
刺激は老化を促進する
要素であるということを
ご存知ですか?
刺激は炎症を起こします
炎症の大なり小なりはありますが
炎症が小さい場合
少し痒い程度から
大きな炎症では
皮膚が真っ赤に腫れ上がるほどまで
炎症とは刺激を受けて
ダメージを負った部分を修復するために
血液が集まる現象です
この炎症は体の至る所で起こる現象で
血液の無駄使いとも言え
血液不足が起こると
老化が促進されるという仕組みです
粉飾美容の限界は
こんなところにあります
この発想で美容を考え
技術や薬剤を開発するのであれば
息詰まる事は目に見えています
もうそんな時代に
突入している事を感じている美容師は
少なからず存在しますが
まだまだ
粉飾美容を追求しているのが
今の美容業界なのです
パーマ屋さんの時代から
↓
カットアンドブローの時代
↓
カリスマ美容師の時代
↓
ヘアカラーブーム
↓
髪質改善などの
ケミカルの進化の時代
現在では
美容室の件数が20万件を超え
変化と進化を重ねた今
果たして魅力ある業界に
なっているでしょうか
全体の8割が経営的に右肩下がり
とも言われています
そんな状況の中では
お客様と真剣に向き合うことよりも
「いかに売り上げを
上げていくか」
「いかに生き残るか」
を考えざるを得ない
状況も多いと思います
「経済なき道徳は
虚言であり
道徳なき経済は
犯罪である」
二宮尊徳の格言です
道徳と経済どちらも必要
今の美容業界を観てみると
経済ばかりが先行し
道徳がないがしろにされている
と思うことを感じる場面がよくあります
髪にダメージを
抱えている女性が多すぎる
髪のダメージに
鈍感な美容師が多すぎる
技術力の進化で
ヘアデザインが進化した一方で
髪と肌を傷つけてしまう機会も
増えていると思います
売ったら
売りっぱなし
実はそんな状況であることさえ
気づいてない美容師も
たくさんいると思います
もちろん
お客様と真剣に向き合い
業績もよく
スタッフの幸せも実現している
素晴らしい美容室が
あることも事実です
本物の進化を遂げるためには
美容師自身のレベルを上げることの
重要性をとても感じます
が
粉飾美容の延長上に
美容業界の明るい未来を見出す事が
イメージできないのが本音です
「進化」よりも
「変化」しなくてはいけない
時が来ている
それが
ricoが歩み始めている
美容から美療への
変化なのです
この美療への変化は
新しい分野を作る事を意味します
美容の延長線上ではない
美療という新しい世界です
この壮大な変化に
チャレンジする事が
ricoがこれから歩む道
美療の価値観や世界観を
このブログを通じて
一人でも多くの方に
共感していただけるよう
今後も発信していきます
それでは
また明日
rico