vol.1318
国立市で
美と健康を
美療という
視点でケアし
健康美容長寿の
実現を目指す
美療室ricoを経営しています
三島忠です
コロナが今よりも
脅威を感じていた頃のお話です
お客様との何気ない会話
お客様:「もし熱が出たら今の時期
普通に病院に行っても
いいのかしらね?」
私:「どうでしょうね?
普段かかりつけのお医者さん
はいないのですか?」
お客様:「それがいないのよね、
やっぱりかかりつけの
お医者さんはあったほう
がいいわよね」
私:「そうですよね
かかりつけがあると
安心しますよね」
こんなやりとりがありました
そして
帰り際にこの客様から
いただいた言葉
「ずっと国立にいてくれて
ありがとう」
という言葉でした
イヤイヤ
こちらこそ長年
ご愛顧いただきありがとうございます
なのですが
「掛かり付けの美容師が
いてくれることがありがたい」
「もし
あなたがいなくなったら
また新しい美容師を
探すことなんて大変」
そんなことを
仰っていただきました
改めて想います
美容師とは目の前のお客様に
全力を尽くすこと
そして
ずっと寄り添える
美のパートナーでいること
正直
若い頃は
原宿や表参道で働いてみたい
と
思ったこともありました
でも
今来ていただいているお客様を
まだまだ素敵にしなければ
頼られている以上
責任を果たさなければ
当時はそんな想いで
留まったことを思い出します
当時のことを
今考えると
自分がいなくなっても
別の美容師はたくさんいるし
代わりなんてたくさんいたかもしれません
でも
今になって
長年のお客様に先ほどのような
お言葉をいただいた時
継続してきた時間
その時間の分だけ
そのお客様が綺麗になることを
考えていたんです
20年前は
代わりの美容師が
いたかもしれない
けれど
今は
代わりの美容師がいないから
これからもよろしくね
そんな風に勝手に
解釈してしまいました
お店を構えた以上
継続していきたい
それは
経営者ならば
誰しもが思うこと
でも
継続するために
必要なものは何?
それは
目の前のお客様が答えを
持っているような気がします
お客様は変化します
そして
お悩みも変化していきます
関わりが長ければ長いほど
お悩みに対しての解決策を先回りして
提案することができたりします
そうすると
大きなお悩みになる前に
その芽を摘むことができます
これが
主治医ならぬ
主治美容師ができること
美容師としてのあり方を
またまたお客様から
教えていただいた気がします
最新の格好いいヘアスタイルを
作ることだけが
決して美容師の仕事ではありません
最新を追うことが
お客様にとって危険なこともあるし
お客様の価値を
下げてしまうこともあります
ricoが取り組んでいる美療は
年齢が上がる程に必要な
価値になるはずです
一人一人のお客様と
長いお付き合いをしていく
お客様の
かかりつけになる
美容師とはそういう
仕事でもあるのです
そして
私たちはその理想に近づくために
自らを美容師ではなく
「美療師」と名乗るのです
それでは
また明日
rico