現在
ricoではヘアカラーは
弱酸性カラーしか
取り扱っていません
一般的なヘアカラーは
やらない美容室なんです
ヘアカラーは美容室経営において
売り上げを上げる
メインメニューといってもいいと思います
その
ヘアカラーを
一切やらない
ヘアカラーの売り上げを
捨てるということですが
それには
理由があるんです
いつ思い出しても
悔やまれる出来事であり
美容師として
お客様との向き合い方を変えた出来事です
そのお客様をはじめて
担当させていただいたのは
彼女が25歳の時です
カラーとカットが
いつものメニューでした
髪を明るくカラーし
ショートカットが
お似合いでした
季節や気分で
色を変えたり
ショートから
ボブに変えたりと
ヘアスタイルを楽しんで
いただいていました
彼女が32歳の頃
白髪が数本ではじめましたが
本人はまだ
気にしてない様子
それから1年後
彼女から
「最近、白髪が気になるんです」
確かに1年前に比べて
増えてるけど
まだ白髪染めをする
ほどでもなく
いつものカラーをすれば
白髪がなじんで目立たない
ほどでした
1カ月半に1回のカットと
3カ月に1回のヘアカラー
それがいつものペース
さらに1年後
「白髪やばくないですか?」
彼女が心配そうに言いました
確かに増えた
いつものヘアカラーでは
カバーしきれないほどでした
「白髪染めにかえましょうか?」
彼女は少し不安そうな
表情をしていました
「大丈夫!
白髪染めといっても
真っ黒になるわけじゃないから
今より少し濃い茶色にして
白髪もしっかり染めながら
明るさもキープできるから
安心して!」
それから白髪染めが
始まりました
いつものペースで来店してくれる
彼女でしたが
来る度に白髪が増えているように
感じていました
さらに1年後
白髪の量は増え
続けていました
そして今度は髪が
細くなってきている気がした
それに地肌が少し
赤みを帯びている
そんな事を感じながら
また1年後
「分け目が 気になるんです
髪、薄くなってませんか?
それに
恐ろしほど
髪がぬけるんです」
確かに髪が細くなって
ペチャとした印象
もうこのままのケアを
続けていてはダメだ
10年以上通い続けて
くれている彼女
もうヘアカラーは限界でした
このまま続けたら
また1年後
考えたら
怖くなりました
(なんとかしなくちゃ)
彼女の髪の変化を
目の当たりにしてき
35歳をすぎ白髪染めにチェンジ
したころから急激に変わっていった
ヘアカラーから白髪染めに
移行するまで約15年間カラーを続け
体質などの要素もあるだろうが
老化を促進させたのは
ヘアカラー白髪染め
が原因であることは間違いない
自分のせいだ
美容師でありながら
知識不足のせいで
こんな結果をまねいた事を
とても悔みました
それ以来
カラー剤はもちろん
パーマ液
シャンプー剤
白髪がなぜ増えるのか
老化のメカニズム
などの知識を
増やしていきました
今も通い続けて
くれる彼女ですが
もちろん弱酸性カラーで
ケアしています
もう彼女のような
お客様を増やしたくありません
ricoがヘアカラーをやめ
弱酸性カラー専門店
そして
美と健康を叶える
美療への方向転換を決めた出来事でした
白髪染めを始めようかと
お悩みのあなたには
使用する薬剤の種類が
あなたの将来の髪の状態を左右する
ということを
是非
理解していただきたいと思います
rico