英語がスラスラ読めるって、どういうこと? | 船津徹の「世界標準の子育て」

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ハワイ・ロサンゼルス・上海で国際人育成を行う船津徹の「世界標準の子育て」ブログです!

こんにちは。
ハワイ、LA、上海のTLC for Kids代表、船津です。

英語がスラスラと流暢に読める状態を「フルエンシー」と言います。

子どもにフルエンシーが身についているか否かを判断する目安が読書スピードです。

英語ネイティブは小学1年生で1分間に30〜60単語、2年生で60〜90単語を「正確に音読できる」ことが目標です。

以下は学年別、1分間に音読できる単語数の目安です*
 
小学1年  53単語
小学2年  89単語
小学3年  107単語
小学4年  123単語
小学5年  139単語
小学6年  150単語
大学生    280〜480単語(黙読)

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フルエンシーチェックをやってみよう!

下のストーリーは50単語です。早口で読むのではなく、正確に読むことを意識して音読してください。

何秒かかるかチェックしてみましょう!

A gnat flew over the field buzzing so loudly for such a small creature. 

He rested for a bit on a bull’s horn and was about to fly away. 

“You must be glad I am going,” he said to the bull who replied, “I didn’t even know you were there.”


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以下のストーリーは88単語です。1分で読めれば合格!

A hare made fun of the tortoise for being so slow.

The tortoise said, “Let’s have a race!”

The hare was amused, but agreed.

The hare was soon out of sight and to make the tortoise feel foolish for racing with a hare, he lay down to take a nap.

The tortoise kept going slowly, but steadily, and passed the hare sleeping.

The hare slept on and when he woke up, the tortoise was near the goal.

The hare ran his fastest, but could not beat the tortoise.


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理解よりも流暢に読むことが先

子どもがフルエンシーを身につける過程では「理解よりも流暢に読むこと」を優先することが大切です。

本を読み始めの子どもに「理解すること」を要求すると、必ず読書スピードが遅くなります。

すると理解が深まるどころか、読んだそばから内容を忘れていき、読み終わっても「何を読んだのかよく分からない」という悪循環に陥ってしまいます。

上手に読めるようになるまでは「流暢に読むこと」に専念させましょう。

スラスラ読めればやがて理解は伴います。

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