間質性肺炎_再生医療の一つの進捗(CMR316)
肺線維症の究極の目標は、線維化の可逆化だ。その一つとして再生医療がある。肺線維症の再生医療の治験として、2024年夏に第I相試験(EU試験番号: 2023-510456-23-00)が開始された。健常者とIPF患者を対象としている。動物実験では、可逆化が確認されている。CMR316という新しい薬だ。これは、肺胞の構造を維持する重要な役割を果たす能力と自己再生能力を促進するみたいだ。DPP4阻害薬らしい。この薬は、糖尿病患者にはよく使われている。これを強力にしたものらしい。化学物質はNZ-97といわれるみたいだ。これをそのまま飲んで使うには、相当な量が必要となり、実際には使えなかったらしい。それを改良した薬になるみたいだ。使用方法は、吸入薬として使うらしい。そのため、全身への副作用のリスクは少ないらしい。この薬は、週に1回、1~2mgを数分かけて吸入する程度を想定しているらしい。この薬は、糖尿病薬として使われているために、治験がやりやすいみたいだ。日本の医療現場ではどこまで、このような研究状態を把握しているのか気になる。患者は、このような薬があとどのくらいで使えるのか。第1相治験がどの程度進捗しているのか。本当に知りたい。それを知ることで、希望が見えてくる。医師からよく聞くのは、従来の2剤は、副作用が強く、使えない患者も多いとか、治す薬ではなく進行を少し遅らせるだけなので大きな期待は持てない等のことしか聞かない。現状そうであっても、今後どの程度まで医療が進歩したのか、こんな薬が使えそうだとか、少しは夢を与えてほしいと思うことがある。そうでなければ、患者自身の治療目標が希薄になる。- YouTubeYouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。youtu.bePromise for Stem Cell Treatment of Pulmonary Disease | Stem Cells therapyIn many pulmonary diseases, insufficient stem cells allow damage to progress, but researchers have developed a lung-targeted, drug-like small molecule to stimulate the growth of lu…nbscience.comhttps://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.2400077121