間質性肺炎_吸入薬(リポソーム)は胃腸障害を無害化する。さらに効果も上がる
抗線維化薬のリポソーム化の治験が行われている。(リポソームとは、リン脂質でできた0.1~0.2マイクロメートルの多重化球面体)ピルフェドニンのリポソーム化が行われた。対象はPPFだ。ピルフェドニンはIPFだけが利用されている。PPFに対する治験は承認を得るほどのものはない。リポソーム化は3ステップで行われるみたいだ。第1ステップ ピルフェドニンを使いPPFを対象にする。(ヒレスパ) APO1第2ステップ ニンテダニブを使いIPFを対象にする。(オフェブ)APO2第3ステップ ピルフェドニンとニンテダニブを混合し薬として利用する。非常に面白い。この2つとも機序か異なる。APO3リポソーム化すれば、吸入で部位に届けられるメリットがある。そのため、薬の所定量を減らすことが可能となる。少なくとも胃腸障害はなくすことが可能だ。これはオフェブでは相当助かることが言える。ピレスパでもオフェブ程ではないが助かる方がいるだろ。第1ステップのPPFを対象としている点は、膠原病系の間質性肺炎が進行形の場合、オフェブを飲み薬として使い、吸入薬としてピレスパが使えることになる。異なった機序による作用し、抗線維化を強化できるのではないかと考えてしまう。リポソーム化とは、肺内での薬物濃度を数倍以上に高め、持続させることが可能となる。欠点は、吸い込み方による治療のムラが出やすいことだ。この点も器具等の改良がされているみたいだ。オフェブでは、半分以上が継続を下痢で断念すると言われている。これが克服できれば相当な恩恵を受けることが可能となる。パイプラインは、サイトが見やすい。Pipeline | Avalyn Pharma Incwww.avalynpharma.comAPO1をIPFで実施した治験では非常に好成績を出したみたいだ。2026年3月26日公開Avalyn Announces Publication Demonstrating Correlation Between Imaging, Improved Lung Function, and Quality of Life with AP01 in Patients with Idiopathic Pulmonary FibrosisFindings provide early evidence supporting potential disease-modifying activity of AP01 (inhaled pirfenidone) in patients with IPF...www.globenewswire.comピレスパは、ジェネリック薬の使用がすでにできている。そうなると薬価も少し安くなるのではないのか。どうも、オフェブのジェネリック薬の開発も進んでいるみたいだ。リポソーム化は、早ければ2029年には日本でも使える予想もある。吸入薬として使えることと、オフェブのジェネリック薬としての利用、さらにはネランドミラストの使用と、多剤併用が可能となり、機序が異なることによる抗線維化が強化されるのも近いかもしれない。医師がそこまで多剤を許容してくれるかはわからないが。これは薬剤を効率的に効果を上げる治験なので、失敗なく進む可能性が高いので、実用化の時期もそれほどずれることはないのではないのか。