間質性肺炎_体重減少とオフェブ
昨年、150mgのオフェブを朝晩処方していた。計300mgだ。オフェブの副作用は、下痢と食欲不振だ。そのために、脱落者が60%~70%程度生じるという。昨年、下痢はなかったが、食欲不振は相当酷かった。それても我慢して使用していた。その結果が体重減少だ。昨年12月に気胸が発生した際に、オフェブを一時中断した。その時に食欲が回復した。それで今までの食欲不振がオフェブということが判明した。体重もオフェブを使用して8か月程度で3kg~4kg低下した。この体重減少は、気胸の原因にもなったかもしれない。間質性肺炎にとって体重減少は、予後不良にするみたいだ。オフェブを利用して、抗線維化効果を期待できるがその結果、下痢や食欲不振で体重減少を招いて予後を悪くすると考えれば悩んでしまうところだ。間質性肺炎は、咳と浅い呼吸活動で非常にエネルギーを使ってしまう。であれば体重の維持や増加は、予後を改善するためにも必須だ。現在100mgを処方している。今後、朝晩で200mgにしようと考えている。https://journal.chestnet.org/article/S0012-3692(25)05388-7/fulltext#:~:text=trial%20is%20warranted.-,Introduction,in%20patients%20with%20F%2DILD.&text=1.&text=2.&text=3.&text=The%20pathophysiology%20of%20unintentional%20weight,systemic%20inflammation%2C%20and%20physical%20inactivity.&text=4.&text=Gastrointestinal%20side%20effects%20from%20antifibrotic,common%20cause%20of%20treatment%20discontinuation.&text=5.&text=6.&text=In%20pirfenidone%20trials%2C%20patients%20who,those%20maintaining%20a%20stable%20weight.&text=7.&text=Weight%20loss%20during%20the%20first,predictor%20of%20all%2Dcause%20mortality.上記の研究論文でも、体重増加が予後を改善したことが記述されている。