大人の遠足、秋田駒ヶ岳に行ってきた。
稜線Loveで森林限界を超えないと登山した気にならないという友人と、急登に心臓がバクバクしてしまい動けなくなる花好きの友人を満足させる山域は…と探したのが秋田駒ヶ岳。コロナ禍、車でピンポイントに移動する。
日程は結構前から決めていて、梅雨明けには間に合わないだろうと思っていたのだが、前日山麓に入った時には翌日の好天を予感させてくれる夕暮れ。明けて早朝から雲ひとつないピーカンになった。そのまま梅雨明けっていうこれ以上ないってくらいの登山日和。
ニッコウキスゲは咲き始め、コマクサは今が盛りという感じ。山の緑と抜けるような空の青のコントラストが素晴らしい。
山でのランチはせっかくの秋田だからときりたんぽ鍋。きりたんぽを熱烈に食べたいからなのでなく、秋田の山に来たんだからさ、と記憶に残る山ランチにしたかった。材料をわざわざ下から担いで行く手間や下拵え・調理のめんどくささも記憶に残すためには重要な要素である。
下山後の反省会は去年に引き続き従弟のお店にて。今が旬の岩ガキやら特大キンキを開いて焼いてもらうやら、こういうところにお金を惜しみなくつかって楽しめる友人達の価値観っていいよなぁ、と改めて思う。だから友達で居られるんだろうなぁ。
帰路を日本海側にとって岩ガキの食べ比べ。うら寂しい気持ちになる帰り道もエンターテイメント要素があればそれも楽しい記憶になる。
岩ガキは秋田・象潟産が一番濃厚。で、南下するに連れて淡麗度が増してキレが出てくる。日本酒と同じか?