岩佐美咲~祝!一周年「右手と左手のブルース」この一年の足跡~糸、ふたりの海物語、傑出した2作品 | KONCHAN 音楽プロデューサ-のよもやま話

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岩佐美咲「右手と左手のブルース」2020年4月22日発売!

 

通常盤☆CD(TKCA-74867)¥1,091+税(税込¥1,200)

1.右手と左手のブルース

2.虹をわたって

3.年下の男の子

4.右手と左手のブルース(オリジナルカラオケ)

5.虹をわたって(オリジナルカラオケ)

6.年下の男の子(オリジナルカラオケ)

 

初回限定盤☆CD+DVD(TKCA-74866)¥1,545+税(税込¥1,700)

【CD】   

1.右手と左手のブルース

2.元気を出して

3.右手と左手のブルース(オリジナルカラオケ)

4.元気を出して(オリジナルカラオケ)

【DVD】  

・「右手と左手のブルース」 MUSIC VIDEO

・「右手と左手のブルース」 MAKING VIDEO

 

「海物語コラボ盤」☆CD(TKCA-74868)¥1,091+税(税込¥1,200)

1.右手と左手のブルース

2.ふたりの海物語<岩佐美咲バージョン>

3.ルージュの伝言

1.右手と左手のブルース(オリジナルカラオケ)

2.ふたりの海物語<岩佐美咲バージョン>(オリジナルカラオケ)

3.ルージュの伝言(オリジナルカラオケ)

 

岩佐美咲「右手と左手のブルース」特別盤10月21日発売

 


右手と左手のブルース[特別盤A]【CD】 TKCA-74926 ¥1,200(税込)
1. 右手と左手のブルース  
2. 糸(中島みゆき)
3. ETERNAL BLAZE(水樹奈々)
4. 右手と左手のブルース(カラオケ) 
5. 右手と左手のブルース(半音下げカラオケ)


右手と左手のブルース[特別盤B]【CD】 TKCA-74927 ¥1,200(税込)
1. 右手と左手のブルース  
2. 糸(中島みゆき)
3. M(プリンセス プリンセス)
4. 右手と左手のブルース(カラオケ) 
5. 右手と左手のブルース(半音下げカラオケ)

 

 

岩佐美咲~祝!1周年「右手と左手のブルース」この一年の足跡~

 

岩佐美咲9枚目のシングル「右手と左手のブルース」は2021年4月22日でちょうど発売一周年を迎えました。感染拡大の中いつもとは違った形ではありましたが、皆様に好評をいただいております。キャンペーンもできない中、歌唱する機会は少なかったですが、岩佐さん一年間、メディアやライブでこの曲を歌ってきました。この曲は今までにない大人の曲で、岩佐さんにとっても挑戦の曲でありました。今年は演歌デビュー10年目ということで、いろいろ考えるところもあったと思いますし、今後の活動のための転機となる曲ととらえっることができれば幸いだと思います。ということで一種年をお祝いして「右手と左手のブルース」この一年の軌跡をたどってみました。

 

4月21日付オリコンデイリーランク総合7位、演歌歌謡曲部門1位獲得

 

岩佐美咲コメント「昨日発売となりました新曲「右手と左手のブルース」ですが、発売日当日の昨日のオリコンデイリーランキングで、総合7位、演歌歌謡曲部門で1位を頂きました!!皆さん本当に本当にありがとうございます!!!!いつもとは何もかもが違う状況で、皆さんの前で直接歌を聴いて頂く機会も作れなくて…そんな中でもいつもと変わらない、それどころかいつも以上にあたたかい応援を頂いて…皆さんのおかげで素敵なスタートになりました。折角素敵な曲を頂いたからにはたくさんの方にお届け出来るように出来ることはなんでも!頑張っていきたいと思います。引き続き右手と左手のブルース、応援よろしくお願い致します!!!」(岩佐美咲ブログより)

 

岩佐美咲「右手と左手のブルース」4/22発売日SHOWROOM

このような状況の中発売日には自宅よりカラオケ配信をいたしました。「今日は何の日でしょうか?その通り私の新曲「右手と左手のブルース」発売日です。その中でも何もやらないわけにはいかなくて配信となりました」「なかなか店頭で買えないのでネットとかで買ってくれて、それが支えになってます」。前半は新曲やカップリング曲についてもお話しされて、ジャケット裏面もよかったということで裏面も観ながら浅草のことなどもお話しされていました。

 

(以下文中の画像は、「右手と左手のブルース」MVより引用させていただきました。)

 

岩佐美咲 4/22発売「右手と左手のブルース」、発売一か月感想

 

皆様はMVをご覧くださいましたか?皆さんが聴いていただいてどう思われるかは人それぞれだと思いますので多くは語りません。恋の終わり三軒茶屋も失恋ソングですが、内容もより深まっており、「右手で私を抱きしめ、左手で家庭を守るのね」というような不倫を題材にした曲で、これを岩佐美咲が歌う、これは今までにはなかったことです。岩佐さん「秋元先生もそろそろ岩佐にこんな曲を歌ってもらいたいと思っていただけたのでは。大人の女性として認められたようでうれしい」とも語っています。私はどう見ても男のほうが悪いと思うのですが、岩佐さんは「それでもいい人なんじゃないかな」と言ったり、いろいろ想像ができて、ストーリー性のある、聴けば聴くほどその世界に引き込まれる、そんな内容の曲に仕上がています。発売時書かせていただいたレビューをベースに一か月たって、新たに気づいた点などを付け加え、レポ、感想として書かせていただきます、

先日徳光さんがMCを担当するラジオ番組でアドバイスをいただき嬉しかったですね。この日は電話ゲスト「歌の番組の司会長くやってて、歌手で歌がググっと伸びてくる時あるんだけど、美咲ちゃん今その時だね。毛虫から蝶になるような・・・。新曲すごく可能性を感じるんですけど、この曲を歌う時意識しkているところは?」岩佐「自分の声質がトーンが高く聞こえがちだと思っていて、今回は少し重く歌うようにしています」「実は岩佐美咲高い音がいいね。その魅力を伸ばしていくといいと思うよ。AKB時代とは歌い方違うでしょ。先輩から影響を受けたでしょ。AKB時代と考え方が違ったことある?」岩佐「素晴らしい先輩ばっかりで、お客様第一のところが勉強になります。AKB時代のように仲間がいるとカバーしあえるんですけど、一人になって最初は寂しかったんですけど、いつも私だけを見てくれる、私の歌を聴きに来てくれるというところが、やりがいがあります」

徳光「AKBはみんなが参加しに来ますが、演歌はその人の歌を聴きに来る、だからいい球投げないとね。自分で成長したと思うところはどんなとこ?歌の中でこういった表現とかニュアンスができるようになったというところは?」岩佐「テンポのある曲とかは、すぐイメージができていて、大人な曲とかは想像がつかなかったんですけど、最近はこんな風に歌ってみようとか、いろんな自分を想像できるようになったのが成長かな?」徳光「それは演歌歌手の第一歩です。歌い方を創意工することが大事ですよ。どんどん先輩から聞いていったらいいよ。自分が質問をぶつけて聞いていく人は伸びる」岩佐美咲「曲を聴いて初めて私を知ってくださった方いると思いますが、右手と左手のブルースで一年間頑張っていきます。25歳ということもあり、こういう大人の曲で頑張っていきますので、皆さんよろしくお願いします」

徳光さんの言う通り、岩佐さん毛虫から蝶になる時です。私も8年前お会いした時はぼんやりとしたイメージしかなかったですが、佐渡の鬼太鼓あたりからははっきりと将来の構想が芽生えて、それに基づいて展開したように思います。佐渡の鬼太鼓の時は本物の演歌歌手を目指し、新たな世界観も獲得しました。このあたりから本物感がぐっと増してきて、恋の終わり三軒茶屋では歌謡協に挑戦、右手と左手のブルースでは歌謡曲でもすごく本物感が出てきたと思います。今までより一段階上がった新たな世界観の曲です。恋の終わり三軒茶屋もかなり評判も良く、歌謡曲路線で行けるという自信を持ちました。ただ私だけかもしれないですが、正直物足りない部分もあった。ここをもう少し深めたい、歌手としての奥行きというか質感を追求したらと思っていた。だから今回の曲では重い感じで歌うことで、低音ばかりでなく高音の質感も増した。外に向けて歌い放つのでなく、抑えぎみに歌うことで、岩佐さんの内面に向かって問いかける、そんな深みが生まれました。それはレッスンしただけではできない、25歳で研鑽を積んだからこそできる技です。


曲は淡々と繰り返し流れるドラムスのビートににって心地よい形で進んでゆく。ドラムスは決して目立つことはなく、メロディーと曲の進行を助けるためのものであり、ロックのビートとは違い柔らかな音。いままでの岩佐美咲のオリジナルは大体中くらいのスローなテンポでありましたが、それと比べると随分アップテンポで、明らかにポップス、歌謡曲のものであります。しかし、アップテンポであるとはいえ、決してリスナーをせわしない感じにはしない、ドラムスの柔らかいい音もそうですが、シンプルでゆったりとしたメロディアスな曲だからであります。繰り返されるリズが聴くものを自然と引き込んでいきます。

 

レコーディングの技術もあると思いますが、深みのある低音とともに、艶やかな高音も魅力です。カラオケを聴くとよくわかるんですが、岩佐さんの声でハモるように録音されている。カラオケだけでも楽しめるのですが、そのハモっている部分がとてもよくて、特にサビの部分のところの、声を伸ばすところが、メロディアスでなめらかでとても高音が際立つように歌われてている。それまでの重苦しい言葉の繰り返しから、突然伸びやかな高音に移り、物語はクライマックスをを迎える。それまでの重々しさはこの終結のためだったのか?これは爆弾を投げかけられたような気持になる。これが作曲家の戦略なのか?歌う方としては、伸ばすところは間の取り方たも難しいと思うのだが、その岩佐美咲という女性でしかない歌声の魅力に打ちのめされてしまう方も多いのではないかと思う、そんな素晴らしい歌い方です。

イベントでも多分同じオケを使うので、ハモった状態で聴くことができると思いますが、CDでの表現をライブではどのような表現で歌うことができるのか、そこが聴きどころですね。曲は重い感じで自問自答するように始まって、物語はだんだん尋常は出来事でないことがわかるように重みを増す。一定のリズムを淡々と刻んで前に進まない局長は、自問自答しながら悩み部会感情を表しているように思う。「胃の奥がキリキリ痛むのは 誰かを欺く罰」とか「他人のものを盗もうなんて」この罰とか盗もうとかぎょっとするような直接的な表現、あれ、これは秋元先生の詞ではないな、今まで悲恋の歌でも秋元先生には若い岩佐さんに対する配慮があったと思うんですけど、作詞は遠山源太さんという方です。この方の作詞で秋元先生が作品のプロデュースをしたということだと思います。

遠山源太さんの詞は秋元先生より、より直接的で具体的です。上記の強い表現とか「左手で絶対家庭を守るのね」の’絶対’と入れるところとか、すごく特徴的で、普通の作詞家でもなかなかない強い表現のように思えます。これは遠山さんのこの曲にかける意気込みや岩佐さんに託する思いもあるのでしょうか、新繊にも感じられるところです。岩佐さんこの大人の詞を受け止められるようになったのも、彼女の年齢からかもしれません。作曲をして頂いたのはAKB48、乃木坂46などを手掛ける井上トモノリさん。秋元先生の意図をよくくみ取っていて、コラボは絶妙ですね。淡々と進む前半からサビの部分で突然曲調が変わる展開にも、遠山先生の詞と合わせて、井上先生の曲作りのセンスが感じられます。

 

具体的に歌詞を見てみましょう。「私だけが悪いわけじゃない 開き直ってみたけど ドライヤーで髪を乾かす時、なぜだか涙が止まらない」何が起こったのか?ここでの岩佐さんのナイーブな女性の心情表現豊かです。先日のテレビ初披露の時に振り付けも観させていただきましたが、手や指先の動きも繊細で、こういう心情表現や振り付けの細部の切ない表現の仕方に岩佐さんお大人の女性としての成長が感じられます。先ほども言いましたようにこの歌は強いインパクトのある歌詞を含んでいるのですが、岩佐さんのこの繊細な表現によって何か柔らかな包容力のある歌に仕上がエっている。歌はすごくメロディアスであり、彼女の優しい性格によるところもあるのですが、素直にこの曲に挑戦してみようという、包み込むような岩佐美咲の許容力にも驚きを隠せないところです。

「他人のものを盗もうなんて 思ったこともなかった」そこまででははっきりと物語が読めない。それがこのサビのところで曲調と物語の劇的な展開を見る。先ほども書きましたように、ここに曲作りの戦略を見るのでありますが、「あなたは右手で私の体を抱いて、左手で絶対家庭を守ろうとするのね」という歌詞がすべてを語っている。なんという切ない、やるせない物語。今時こんなけなげな女性がいるのだろうか?このドロドロした歌を岩佐美咲に当てはめるのは、なんとも酷なのですが、彼女は歌詞の意味を理解して、またフィクションであることも十分承知の上で、見事に歌いこなしていると思う。25歳という大人になって、アイドル曲から演歌、歌謡曲まで様々な歌をどのように歌うかを考え、イメージを膨らませて歌いこなしてしまうのは、岩佐美咲の歌手としてのたぐいまれなる才能でしかないと思う。最後に「私は右手であなたの頬を打ち、左手で自分の涙を拭うしかなかった」こんな目に合った男の頬を打つのは当たり前だと思うし、慰謝料を請求されてもおかしくない事件なのですが、そこで自分の涙を拭うしかなかったというとこが、昭和の悲恋物語ということなのでしょうか?

 

岩佐美咲「右手と左手のブルース」初披露 ひるソン 

2020年5月11日他 5月~出演番組歌唱レポ

「右手と左手のブルース」テレビ初披露、振り付けを観ることができるのは今回が初めて。緊急時他宣言が続く中、人前にて生歌唱で歌うのも今回が初めて。メディアにて新曲を披露するのも今回が初めて、発売から2週間以上もたち、生歌唱が初披露されるのことは例年にはないことです。それだけに今回の歌唱はファンのみならず、CDを聴いていただいたり、MVを見ていただいたり、岩佐美咲に興味を持っていただいている方の期待は大きかったです。岩佐さんすごく緊張したと言っておられますが、サビの部分でマイクを持ちかえる部分があり「初めてマイクを持ちかえる振り付けで、大丈夫かしら、スムーズにいくかしら」とおっしゃっていて、ライブでも慣れるまで当分緊張しそうですね。振り付けは今回も三波美夕紀先生、どんな歌唱になるのか、どんな振り付けなのか、皆様楽しみにして、ご覧いただいたと思います。

 

2020年7月7日 岩佐美咲「DAMチャンネル演歌」レポート

今回の見どころの大きな要素が振り付けだと書きました。大人っぽい曲ということもあり、派手な振り付けはない、あくまで歌を聴かせようとする姿勢が表れていると思います。さりげなく手の動きを使っていろいろな表情を見せてくれます。右手の動きが繊細でなめらかで微妙な女心とかストーリーを語っています。胃がキリキリ傷むとか、罪とか罰とか言う直接的で強い表現も、繊細な手の動きや顔の表情によって、やんわりの比喩的に表現しているかのように、曲の中で違和感なく溶け込んでいます。今回の見どころはフルコーラスの歌唱で、2番の振り付けがどうだったかということです。ここでも岩佐さんの繊細な感情表現が、手先に及ぶまで細部に表れていました。苦悩を浮かべるような表情が、よりこの歌の切なさを表現しています。すべての動作がなめらからkで、前回の歌唱よりもさらに落ち着いて、振り付けとともにスムーズに展開していたと思います。

 

岩佐美咲1stストリーミングライブ~離れていても繋がっている~  

「右手と左手のブルース」歌唱 2020年8月14日

 

岩佐美咲、洋子の演歌一直線「右手と左手のブルース」歌唱 

2020年8月23日

 

ライブでは当然そうなるのですが、オケよりも本人の歌声が強調されて、サビの部分のハモる所のバランスがCDと違った表現になり、歌の美しさという点でいまいちということも多少あるのです。今回の歌唱では本人の歌声が強調されたものの、放送用としてはなかなか良い出来ではなかったかと思います。ひるソンでの右手と左手のブルース初披露の時は、この本人歌唱の強調でややバランスがよくなかったように感じますが、その時よりは改善されていたと思います。ただしこれは主観的な意見で、放送局や制作者のにより、また時と場所によって、音響は変わるものですので、どれがいいとは言えないと思います。

 

岩佐美咲、NHKごごウタ出演レポ 2020年10月2日

 

今回のごごウタでの歌唱に関していううと、ハモる部分はCDと同じオケを使っていましたが、テレビ放送ということもあり、これまでの歌唱と同じように主のメロディーラインの音が少し大きかったように思います。CDで聴く抑え気味の歌唱は、レコーディングの技術もあって、岩佐さんの声の響き具合がハモりの部分と同等くらいに抑えられているのですが、多分 テレビやライブでの歌唱はそれよりは、その場で歌っている岩佐さんの声が主体となると思います。ということでCDで聴くより本来の岩佐美咲の声がそのまま聴くことができたと思います。

 

9/27 10/4 ニッポン放送「中山秀征の有楽町で逢いまSHOW♪」

 

そして先日の「中山秀征の有楽町で逢いましょう」の歌唱でも感じましたが、CD録音で聴かせてくれた重々しさを出す歌い方ではなく、岩佐さんの本来の歌い方である、素直で透明感のある歌い方に近づいていたことがわかりました。CD録音ではドロドロした男女関係を表現するために意図的に低く抑えられた歌い方をしていましたが、今回は何か吹っ切れた気持ちで、楽に歌っているように思えました。岩佐さんもいろいろ考えて工夫して歌っているのでしょう。変に繕うよりは今の等身大の岩佐美咲を素直に出す方が、聴きやすい音楽になるような気もします。歌詞の内容とか思いを巡らせてクリアになった部分もあるでしょう。問題が解決されたところが、今までよりはア安定した歌い方になっていたと思います。

 

岩佐美咲、はやぶさ、辰巳ゆうと 3人の歌仲間コンサート 

右手と左手のブルース生演奏フル歌唱 2020年10月12日

 

「右手と左手のブルース」生バンドでの歌唱は初めてだと思います。アコースティックな編成のバンドで歌わせても、この曲の切ない表現が際立って、とっても聴きやすい歌に仕上がっていたと思います。「右手と左手のブルース」はフルコーラスそれも生演奏。人前で歌うのはこれが初めてであり、緊張もあったと思いますが、それよりも喜びの方が上回っていたのではないか?むしろ無観客で歌うよりはライブ感というか、難しい部分も相殺されて、歌唱も今までのの中で一番出来がよかったと思います。音程の取り方も歌い方も振り付けも一発勝負のライブとしてはよかったと思います。やはりライブで歌う方が、お客さんお反応を見ながら息遣いを巻き込んで歌えるのでよい歌唱になると思います。

 

岩佐美咲10/21 特別盤発売オンラインリリーズイベント

特別盤発売日にはオンラインでりれいーすイベントを行い右手と左手のブルースを歌唱しました。

 

岩佐美咲 2020ハロウィンイベントレポ 2020年10月31日

右手と左手のブルース、特別盤カップリング曲歌唱

 

先日皆さんの前でこの歌を歌ったことでより歌い方が定まってきたと思います。やはり観客の前で歌うと、声が聞こえなくても表情や反応で、ここはこうしたらいいというのがわかってきます。以前よりは楽に歌っているようで、岩佐さん自身歌う機会が多くなって歌いなれてきたとおっしゃっていました。今回の歌唱ではオケが小さかったのでハモっている部分があまり聴こえませんでしたが、それ以上にライブ感があって、よい出来に思えました。ファンの皆様の前でリラックスして歌っているのがよくわかり、今回の歌唱で歌い方のよりコツをつかんで、完成度を増していったらいいんじゃないかと思います。

上記画像は岩佐美咲インスタグラムより引用

 

岩佐美咲20/29あさうたワイド、20/31サブちゃんと歌仲間1

10月~他番組出演レポ

 

「サブちゃんと歌仲間」 2020年10月31日

「皆さんおはようございます。今日は右手と左手のブルース精一杯歌わせていただきます」右手と左手のブルース、この番組の収録は随分前だったともいますが、今回のパフォーマンスはなかなかよいものでした。映像やセットもよく素晴らしかったと思います。岩佐さんがライブで皆さんの前で歌ったのはこの番組の収録の後なのですが、この時すでに何回か歌った成果が出てきて、皆さんの前で歌うことができてさらに歌い方のコツをつかんだと思います。この番組での歌唱もとてもリラックスしていて、苦も無く歌いこなしているようでした。最近では無理に抑え込むというより、本来の岩佐さんの歌い方である素直な部分が出て、大変聴きやすくなっているように思います。詞を書いた人の意図はわかりませんが、岩佐さんにとってはドロドロした演歌よりも、問題がクリアになった分、ストレートでピュアな歌声の歌い方になっており、その方が彼女の個性に合っているんだなあと感じました。

 

岩佐美咲11月竹島宏の歌MAX 右手と左手のブルース歌唱

 

若手スター☆集結 大ヒット!プレイバック歌謡祭 2020年11月15日

 

山野楽器「元祖 どこでも演歌まつり」 2020 11/25~12/25

山野楽器ツイッターより引用

 

若手スター☆集結 大ヒット!プレイバック歌謡祭2 2021年2月27日

 

岩佐美咲さんの「右手と左手のブルース」です。発売以来ライブで歌う機会がほとんどなく今回は生演奏、緊張もあったと思いますが、この場で歌えるなんて岩佐さんにとってはうれしいことではないかと思います。無観客ではあるにせよこれほど大きなステージで歌える機会はなかなかありません。歌う機会が少ないせいかやや安定感が欠ける場面もあったにせよ、ライブ感もあり、難しい部分もクリアになって、よく頑張っって歌ったと思います。やはりお客さんに聴かせる生ライブで歌う方が、よい歌唱になると思います。ショートヘアで歌う姿はこれまで見たことがないのですごく新鮮な印象を受けました。前回もそう思ったのですが、後ろの方でコーラスが入っていますが、サビの部分でのハモる部分では朱恩主体の歌唱に聴こえましたし、ギターの弾き方も独特で、サックスも入ったこともあって、普段なかなか聴けないレアな演奏になったところがよかったです。

 

岩佐美咲 カラオケ自慢inこけけ 2021年3月14日

 

3/14は鹿児島県でカラオケ大会のゲストとしてイ時間近くの歌唱をしました。もちろん右手と左手のブルースは歌ったようですが感染対策のため県外の方はさんあkで着ず正田はわかりませんが岩佐さん大変満足の鹿児島旅行だったようです。「鹿児島、本当に楽しかったご来場頂いた皆さんありがとうございました!カラオケ自慢inこけけ 久しぶりの1時間の1人のステージで大丈夫かなあ、感覚覚えているかなあ、なんてドキドキしていたのですが皆さんとってもあたたかくて…ついつい喋り過ぎてしまいました。久しぶりのステージがこの場所で良かったと思いました。早くまた全国各地回れるようになって欲しい!そしてまた鹿児島の皆さんに会いに来たい!それまでお互い健康に気を付けて過ごしましょうね。5年ぶりの鹿児島、最高でした〜」(岩佐美咲ブログより)

 

以下の画像は音のヨーロー堂岩佐美咲生配信キャンペーンより引用させていただきました。

 

岩佐美咲 音のヨーロー堂生配信キャンペーンレポ 2021年4月17日

 

4/17は1年2か月ぶりとなる待望のキャンペーン。ネット越しではありますが皆さん待ち望んでおられたことでしょう。ライブが始まりました。最初の曲は「初酒」でした。この曲はキャンペーンで何度も聴いていますが、久しぶり冒頭で聴いて、今までにない感動を覚えました。「ありがとうございます。皆さんこんにちわ。岩佐美咲です。こんにちわの声が画面の向こうから聞こえてきました。毎週やらせていただいていたキャンペーンができなくなって、久しぶりにオンラインで出来ました。コメント見ようかなあ。この感覚懐かしいなあ。1年2ヶ月ぶりそんななのね。丸ショートが良い?髪切ったんですよ。まだ見てない人もいるみたいです。 徳島から観ていますよ?オンラインのいいところは遠方でも観られることですね」

「通りがかりの人にというか配信で岩佐美咲を応援していただいたいと思います。17時までにCD購入いただければ特典がありますのでぜひお問い合わせいただけたら嬉しいです。看板と同じ着物なんですけど、髪型が違うと印象が違いますね。予約したよ?ありがとうございます。問い合わせたら長電話になった?・お店の人と仲良くなっているファンがいます。今日は最後までよろしくお願いします。今回は何を歌おうか考えたんですけど、「やっぱり「右手と左手のブルース」」のカップリング曲を歌いたいと思います。パチンコとコラボしました。聴いて下さい、「ふたりの海物語」」この日の歌唱は絶好調は言わないまでも、素晴らしい出来のは変わりはありませんでした。この曲はファルセットがさえ演歌として雰囲気などカップリング曲の中でも岩佐さんの実力を発揮できる曲なので、いつも素晴らしい歌唱になっていると思います。

 

「ショートカットにしてから初めてヨーロー堂さんに来ました。お店に入るときによろしくお願いしますといっても気づかないだろうと思って、おはようございます。岩佐美咲でございますと新人の気持ちで挨拶しました。こっちの髪型がいいとおっしゃってくれて嬉しい。もう10年目なんですよ。昨年の1年が空白なので10年目という気持ちがなおさら薄いです。アフタートークはありますのでお楽しみに。次は「右手と左手のブルース」じゃなくて美咲めぐり第2章というアルバムに収録されている曲です。今日は雨が降っていると思って選曲しました。森高千里さんの「雨」聴いて下さい」

「楽しい時間はあっという間で次が最後の一曲になってしましました。ちょっとラグがある。え~がないと次進めませんよ。きた~(え~~~)いろんなパターンのえ~がある。今来たばっかり?久しぶりに皆さんのえ~が聞けてうれしいですよ。でも楽しかったです、久しぶりに懐かしい感覚思い出して。早く生でお客さんにお届けできる日を願っています。お互いに元気で笑顔でお会いできるように。岩佐美咲レベルアップしたねと思ってもらえるように歌を磨いて頑張っていきたいと思いますので、皆さんも毎日元気でお過ごしください。最後に私が今一番頑張っている曲「右手と左手のブルース」聴いて下さい」

今までは音程が不安定でその時々によって出来にばらつきがあったような気がしますが。今回の歌唱はブランクがある割には、右手と左手のブルースも今までで最も良い出来ではないかと思いました。歌う機会が少なくいろいろな状況だったにせよ、発売から一年たち歌い方コツもよくわかってきたんじゃないかと思います。さらに歌いこんで磨いていってほしいと思います。岩佐さんもデビューして最初にキャンペーンを行ったここヨーロー堂には沢山の思い出があるでしょう。私もたくさんの思い出があります。キャンペーンは1年2か月ぶり、去年2月のあの蕨以来ですからね。右手と左手のブルースとしては初。ヨーロー堂さんでのキャンペーンとなると私は2019年の恋の終わり三軒茶屋発売以来行っていません。

岩佐さん元気に笑顔でとっても楽しそうで、私も幸せな時間でした。これこれ!って感じでしたよね。思い出しましたか?何度も言っているんですが、どんなイベントよりも歌唱を中心として、みんなが盛り上がって応援したり、つながってゆくのが一番楽しいです。キャンペーンを開くことは事務所やファンだけでなくだけでなく、レコード会社や、お店、音楽にかかわるすべての人にとって価値あることです。そして配信ライブとはいえ何よりも岩佐さんにとって歌う機会があることは貴重です。だから今回のことで音楽の価値を再認識してくれたらうれしいです。音楽には言葉で表せない人に元気を与える力がある。なのでこれからもどんどん歌唱イベントをやってくださることを切に願います。皆様ありがとうございました。

 

岩佐美咲コメント 今日は浅草ヨーロー堂さんでの生配信ミニライブ!ご視聴ありがとうございました。いやーーーー楽しかった。久しぶりのヨーロー堂、久しぶりのキャンペーン。コメントで教えて下さった方がいらっしゃったのですが、キャンペーンは1年2ヶ月ぶりだったみたい!わーお これこれ!って感じでしたよね。やっぱりキャンペーンは楽しいなあと。コメントで盛り上げてくれた皆さんにも感謝です。(岩佐美咲ブログより)

 

セットリスト 

1.初酒  2.ふたりの海物語  3.雨  4.右手と左手のブルース

 

 

岩佐美咲「右手と左手のブルース」カップリング

糸、ふたりの海物語、傑出した2作品

 

 

岩佐美咲「ふたりの海物語」

 

海物語シリーズとは、三洋物産発売のパチンコ・パチスロ機シリーズの一つ。その名の通り、を舞台としている。シリーズを通してシンプルな演出が特徴で、各作品とも人気が高い。マリンちゃんなどのキャラクターや魚群予告など、基本的な演出はシリーズを通して一貫している。ふたりの海物語はパチンコの挿入曲です。パチンコ台の正式名称は、「CRスーパー海物語 IN JAPAN金富士」、歌っているのはワリンちゃん。主人公のマリンちゃんの従妹だと思います。今回この曲以外演歌がないので、このような演歌調とのコラボはよかったと思います。岩佐さんはアニメ、ゲーム、どうぶつ好きですし、岩佐さんのことを知っている人なら、この曲とのコラボは容易につながりがわかります。本人もワリンちゃんと並んで、ジャケット写真に写っているのはうれしかったようです。さて岩佐美咲がこのコラボ曲をどう歌いこなすか聴きどころですね。

ワリンちゃんは青い髪と青いビキニ、コウモリの翼のような髪飾り、左目の下の泣きボクロが特徴。大当たり時には「ホホホホホホ!」と高笑いし、ハズレ時には親指を噛んで悔しがる。ワリンの名前の由来は、公式にはフィリピンに自生する蘭の一種である「ワリン・ワリン」から取られたとされている。一方で、初代ミス・マリンちゃんの大久保麻梨子は、三洋物産のスタッフに「悪いことをするマリンちゃんがいたら面白いですよね。名前はワリンでどうですか?」と冗談で申し出たことが採用されたのかもしれない、と証言している。

 

「ふたりの海物語」は期待以上の出来で、ファルセットのところが「佐渡の鬼太鼓」を思い出させてくれて、最後劇的で盛り上がりが素敵です。コラボ盤のジャケットは「右手と左手のブルース」と並んで「ふたりの海物語」とあります。レコードで言えばいわば両A面的な存在感のある歌で、パチンコのキャラクターでありながら、本物の演歌といってもいいくらい演歌の形と完成度を備えている。本物の演歌といってもいいくらいといったのは実はこの歌、作詞作曲ともSANYOとなっており、演歌の作詞、作曲家が作ったのではないことは明らかだからです。ワリンちゃんがパチンコ台のアニメ上の主人公であるように、この曲もアニメ上の演歌の理想を追求した歌といってもいいでしょう。

フレーズ一つ一つ聴いているとどこかで聴いたようなフレーズのよう聴こえる。ワワワワとかコーラスもそんな感じ。演歌というものはこういうものだといいうことをバーチャル的に想像し分析して、色々な要素を取り入れて理想の形に仕上げた曲といってもいいのではないでしょうか?しかしながら、岩佐美咲さんが歌うと非常によくできたの本物の演歌となる。いわば岩佐美咲という本物の演歌歌手の息を吹き込まれ、リアルな演歌らしい演歌に育った。曲の内容については後で話しますが、どういう話でこのコラボが生まれたかは定かでないにせよ、曲としてはよく岩佐美咲の雰囲気に合った曲を見出してきたなあと選んだ方には感謝いたします。しかしながらこれは岩佐美咲サイドの話で、MVも三洋のクレジットになっているので、多分パチンコ業界サイドの主導で、岩佐美咲が選ばれたのだと思います。

 

歌詞のついてはどうでしょうか?変にこねくりまわすことなく、だれにでもなじみやすい歌詞だと思います。恋愛模様を歌った大人の詞といううのではなく、若い方でパチンコを楽しむような一般的に口ずさみやすい曲だと思います。金の富士山という言葉しっかり入っています。「誰かの声に振り向き 思い出たどる海 馬鹿だと笑って」演歌によくあるようなわかりやすい歌詞ですねえ。それでいて、演歌の王道としての体をなす、無難な詞なのかもしれません。「恋しくて恋しくて 一人涙に濡れたるは夜は  愛しくて 瞳閉じれば ふたり海物語」しかし、先ほども書きましたように、この最後の盛り上がりは見事。演歌として誰にでもわかる、ありがちな詞でありながら、岩佐美咲という才能ある歌い手にして、非凡な演歌とすることができた。歌い方、メロディーによって本物の演歌としてもなかなかの出来栄えに仕上がっていると言っていいでしょう。宣伝という趣旨に沿う形で、難しい内容でなく、多、くの人に受け入れられる演歌になっていると思います。歌は先ほども言いましたように、岩佐さんの高音の魅力が存分に発揮され、幅広い音域をめいいっぱい歌わせてくれます。わさみんファンにとっても彼女の歌の力が十分に発揮されるこの曲は、今回CDに収録されてうれしい限りだと思います。

そしてこのほど「ふたりの海物語」岩佐美咲バージョンのMVが公開されまして、基本的にはオリジナルのイメージそのままに、ワリンちゃんの役に扮した岩佐美咲さんが、どこか地方の由緒ある民家のようなところで演歌を歌うという設定となっております。歌声はそれぞれ良さはありますがさすが演歌で鍛えられたプロ歌手だけあって、岩佐さんの歌は絶品です。詳しくは上記のMVを見ていただければわかりますが、このMVはフルバージョンで、ワリンちゃんも登場。二人並んで登場するシーンもあり、アニメの世界に岩佐さんがいるようなイメージの部分もあります。バーチャルの世界から飛び出した曲が、生身の人間と融合したの歌として蘇ったというとことが素晴らしい。アニメ好きの岩佐さんにとってはアニメの主人公になれた気分で、ワリンちゃんとともにこの世界に登場するのは大変嬉しいことでしょう。MVはいつ撮影されたかわかりませんが、公開が発売以降になったことは、昨今の事情もあるのかもしれません。とにかく歌はもちろんMVの出来栄えも映像加工の技術が素晴らしく、現実と重ねあって最高の出来です。映像を見るだけでもすごく楽しめると思いますので、岩佐美咲の歌とともに皆様ぜひご覧ください。

 

 

 

~岩佐美咲さんの歌う糸~

 

事前告知がなかったので、見逃した方も多かったのではないかと思いますが、昨日2/15にBS日テレ歌謡プレミアムで岩佐美咲さんの「糸」の歌唱が放送されました。この歌唱は再放送ではなく最近収録したものらしいのです。この岩佐美咲さんの「糸」の歌唱があまりにも素晴らしかったので、そのことについて書かせていただきます。岩佐美咲さんの歌う「糸」は一言で言って美しすぎる「糸」です。中島みゆきさんの歌う「糸」は彼女言葉の力が強すぎてともすると圧力さえ感じてしまう歌い方なのですが、岩佐美咲さんの歌う「糸」はそれとはまったく違う「糸」です。こんな美しい「糸」があったでしょうか?

岩佐さんの思い、優しさがダイレクトに表現されていて、彼女の個性と全く違和感のない歌い方です。そこでは岩佐美咲らしさが存分に表現されています。彼女はこの歌を全く自分のこととして歌っています。岩佐さんは大変素直で優しい性格の持ち主です。この「糸」を歌う時も全く脚色することのないあるのままの自分を表現しているようです。だからこそこの片意地張らない歌い方が、聴く者の心に静かな感動を与え。共感を呼ぶ曲として受け止められるのです。2017年の弾き語りの「糸」と比べても彼女の成長ぶりは明らかです。2017年は弾き語りということで歌に集中できない部分もあったと思います。今回右手と左手のブルース特別盤に収録された「糸」とほぼ同じアレンジではありますが、テレビ番組ということもあり、岩佐さんの歌がより際立っています。岩佐美咲の歌を聴かせる、そんな出来栄えに仕上がっています。周りのセットやカメラアングルもすばらしく、大変美しい映像に仕上がっていると思います。

 

この映像を見て、岩佐さんやはり大人になったと感じることができます。2017年の「糸」よりもより繊細で豊かで奥行のあるな表現、この間色々な経験や思いもあったことでしょう。いろいろな問題を解決してクリアになった部分も大きいと思います。以前よりもレンジが広がってスケールの大きな包容力を持った歌い方になっていると思います。中島みゆきさんの「糸」が単に男女の絆の話を超えて人と人とのつながりという普遍的な意味を持った歌に成長しているように、岩佐さんの歌う「糸」もすべての人を包み込むような歌に成長しているのかもしれません。

 

この歌の最後にある’仕合わせと’いう言葉や’ささくれ’という表現は人生そんなにいいことばかりでない、現実的に厳しいものであるという意味を含んだ表現ではないかと以前書きました。岩佐さんは’仕合わせ’ではなく’幸せ’にとして表現しているとも書きました。しかし、今回の岩佐さんの歌っているときの表情を見て、彼女は単に’幸せ’であることを表現していない。もっと深い運命と呼べる「糸」への感謝を込めて歌っている。言葉一つ一つを紡ぎだすように歌う最も丁寧な歌い方にその感謝の心が表れてていると思います。みなさまも岩佐美咲さんの歌う「糸」が、どういう思いで何を表現しているかということに注目してぜひ聴いていただければと思います。以下は特別盤発売時のレポートです。

 

8月中島みゆきさんの「糸」をモチーフにした映画が公開されました。そこではまさに中島みゆきさん自身の歌声が流れるのですが、実は私の思っていた「糸」とはどうやらイメージが違ううようなのです。私はてっきり糸とは赤い糸の事で、男女の恋愛のことだと思い込んでいました。しかし中島みゆきさんの意図するところはもっと広い意味で人人との絆を描いたものだと思うようになりました。少なくとも現在では当初作られたとき以上に大きな広がりを持った意味合いを持つ歌になっていると思います。人それぞれ感じ方がある、どういうイメージをもってもそれを許容するだけに力がある、中島みゆきさんという人間と糸という歌ははそういう偉大な何かなのだと思います。


この歌は作詞作曲が中島みゆきさんの手によるもので、彼女の人間性、内面性がダイレクトに表現されている。そこには中島みゆきという個性が色濃く刻まれている 誰もが中島みゆきさんの歌と分かる、それだけ皆さんにも浸透した名曲です。人間の普遍的な価値を表現している。それほど彼女のの言葉の力は強いです。中島みゆきという個性も今や普遍的な価値を持った歌手になっていると思います。「糸」の歌詞を見て「幸せ」とは「仕合わせ」の事だったのかと気づかれた方も多いと思います。出会えるかもしれないし出会いないかもしれない、男と女は赤い糸で結ばれている甘い幻想を断ち切って、人生そんなに甘いものではないという超現実的な内容であった。中島みゆきさんの言葉には男女の恋愛を超えた人間としての普遍性があることをよく知っている方だったのだろう。

 

岩佐美咲は中島みゆきさんが意図したこととは別に、もっと純粋にこの歌を解釈しているように思います。彼女の「糸」には夢がある。あくまで男女の赤い糸の事を歌った曲に聴こえます。中島さんの深い人生経験や思慮とは違って、男女の絆を歌いたかったに違いない。少なくとも私にはそうとしか思えない。人を疑うことのない信頼関係で結ばれた縁、そういう解釈で歌われたからこそ、ストレートでピュアな歌い方ができるんだと思う。だから岩佐美咲さんの歌う「糸」は中島みゆきさんの歌う「糸」とは違った曲に聴こえるのです。

岩佐さんの歌唱する「糸」は2017/5/7の明治安田生命ホール 春LOVEライブで、弾き語りをされたのが有名で、この音源は「鯖街道 特別記念盤(通常盤)」に収録されました。この時の歌唱はファンの方々の間でも話題になり、当時はAKB48卒業から約1年、アイドルとしての要素が色濃い中で、本物の歌手として、彼女の図抜けた歌謡力が認められるきっかけとなる一つの曲だったともいえます。その後、17/7/22のよみうり大手町ホール「岩佐美咲3rdコンサート」で披露された弾き語りの音源がDVD化されました。岩佐さんが最初にこの曲を披露されたのは2016年のファンクラブイベントだったとのことですが、その後も何回も披露され、歌手、岩佐美咲の成長を認識するうえで貴重な一曲となっていると思います。

岩佐さんの歌唱する「糸」はファンの方達の間では、カヴァーの多いこの曲のどんなどんな歌手のカヴァーも及ばない、別次元の歌唱として噂されています。よく天才的と言われる歌唱は恐ろしく単純なものです。そして人に感動を与える歌唱というのは時として技術を駆使したプロの歌唱ではなく、思いがダイレクトに伝わる素人っぽい歌唱であることが多いとも言えます。岩佐さんには失礼かもしれませんが、2017年の歌唱は、少し素人っぽさを残したギターの弾き語りと、究極まで無駄を削ったシンプルな歌い方で、人々の心にダイレクトに染み渡る歌唱になっているともいえましょう。そしてそのようなシンプルな歌い方は現在の岩佐美咲にとっても全く変わらないものとなっています。

 

今回特別盤に収録されている「糸」を聴いて思ったのは、上記のように中島みゆきさんの歌うそれとは別物に聴こえることです。岩佐さんがイメージしている歌は普遍的な価値というよりは、シンプルに男女の絆を歌った歌という風に理解していると思います。中島みゆきさんも最初はそういう身近な自分の経験を歌ったのかもしれないし、男女の恋愛を超えた内容を意図して歌ったのかもしれない。それがこれだけの普遍的な意味を持った歌となったのを、岩佐さんは自分のものとして等身大の自身の歌として身の回りに引き戻しているようです。

 

そこではあの竹内まりやさんの「元気を出して」の歌い方に相通づるような、とても自然で肩の力を抜いた歌い方。中島みゆきさんの個性とは違った、まったくそれが彼女の個性でありながら個性を超えた、そういう自然と調和したような歌い方。そこでは自分の感情を聴き手に押し付けることなく、素直に語り掛け、すうっと心に入ってくる。それゆえに、ダイレクト感動が伝わってくるような受け容れやすい歌に仕上がっているのです。それは岩佐さんがとても感受性の強い方で、しかも謙虚にありのままを受け止めるからなしえた表現。彼女が意識しているかしていないかにかかわらず、これは人やあらゆることに対して正しい認識をしているとしか思えない。そういう認識の力をして可能になった、そんな理想とするような特別な出来栄えの「糸」になっているのです。

書き3枚の画像はDVD岩佐美咲3rdコンサートより引用させて頂きました

中島みゆきさんの「糸」は言葉の力がとても強く、聴くものをぐいぐい引き込む良さがあるのだけれど、岩佐美咲さんの「糸」はそういう強靭な言葉の力とは違った、すうっと自然に心の中に入ってきて静かな感動を与える別の力があるのです。今回伴奏を伴うオケが加わってもその素晴らしさを失うどころか、持ち味のストレートで繊細な歌い方で、改めて弾き語りバージョンを超えるような感動を与えてくれる歌唱になっていると思います。岩佐美咲の歌を聴いてこの歌の真価がわかったというか、大変好きな歌になりました。普段聴きなれている彼女の歌の事を改めて好きになるという、それだけ充実した歌に仕上がっていると思います。岩佐さんの歌う「糸」はパワーバラードと言われる中島みゆきさん独特の言葉の強さではなく、癒しを与えてくれるしっとりとした雰囲気を持ったバラードと言えるでしょう。

 

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