様々な患者さんに出会います。
今日は、症状がなかなか良くならない患者さんにどう接するかを考えてみたいと思います。
もちろん、症状はそれぞれ多様なので、一括りにはできません。
あくまで一つの考え方として記したいと思います。
症状が長引く患者さんにはある共通点が見られることがあります。
最近気にかかっているのは『決めつけ』です。
「自分はこうだから」とか
「こうでなくてはおかしい」とか
「こうしなくてはならない」
といった方が結構見られます。
こういう方はリハビリ(治療)に期待していない場合が多いように思います。
そこはリハビリの腕の見せ所ではあるのですが、時間がかかる傾向にはあるようです。
僕の印象ですが、そういった人は自分で『治る』イメージができていないように思います。こういうものだと決めてしまい、意識で身体を縛りつけてしまっているとも言えます。
常識の檻の記事で触れましたが、人は想像できることしかできません。それは行動だけではなく、身体の機能にも当てはまります。(潜在意識が及ぼす影響もありますが、それは別の機会に。)
想像力を自分で制限してしまうのはもったいないですね。
僕のようなセラピストの役割の一つは、『治るイメージを作る手助け』だと思います。
本日は最後までお付き合いいただきありがとうございました!