税理士試験の戦績の詳細 ~法人税法編~大原採点サービス(一部) | 元エンジニア税理士のブログ

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税理士試験の戦績の詳細、法人税法です。


少し前置き(言い訳まじり)を


〈法人税1年目(2016年)の地獄〉 

会計事務所3年目でした。

簿財2つ分を超えるような膨大な勉強量

やられながら、新規顧客が3ヶ月おきに増え、

仕事に追われて体力の限界になっていました。

そんな状況で抵抗力が落ちているときに

ウイルス性の胃腸炎でボロボロになって

歩くのもつらいほどの激痛に襲われ

39才にして人生初の点滴を打つハメになりました。

(ちなみにですが私は体が強く、この時以来

6年間病院に行ってないくらいの人ですが

倒れて仕事を休みました)

あまりの不出来で追い詰められ過ぎていたので、

点滴を打ちながらも理論サブノートで

暗記しようとして手に持ちながら

意識を失っていました。


さらに受験直前に初の税務調査に

振り回されて散々な状態で挑みました。


その1年目(2016年)の結果です。

学校・・・自己採点・・ボーダー・・合格確実 

大原・・・・44・・・・・56・・・・・66

TAC・・・・45・・・・・63・・・・・77

LEC・・・・54・・・・・60・・・・・72 


酷すぎたからか、採点サービスのデータが
残ってませんでした。

→合否通知結果は「B」でした。

ボーダーを10点以上も下回るときついですね。

直前の答練の出来ばえから考えると上出来といった

印象でした。


法人税法2年目(2017年) 

そして年明けから大原の経験者コースを受講。

コツコツと基礎から進めはしましたが

これまた言い訳ですが、大原のCランク理論が

出され、完全にやられました。

必死にあがいたものの以下の出来でした。

追記:理論はまさかの青色申告

   そして外国関係かつどこにも載っていない

   ような要件ラッシュ


裏をかかれて嫌になったのか

他校での採点の後があまり残っておらず

1年目と逆に採点サービスはありました。

恐らくですが、TACは予想を当てていたのか

TAC基準ではボロボロ過ぎて嫌になったのだと

思います。


この表しか残っていなかったので

これから読み取ると

学校・・・自己採点・・ボーダー・・合格確実 

大原・・・・46・・・・・54・・・・・61



→合否通知結果は「A」でした。

どう考えても厳しい出来なのですが

今考えると意外ですね。

Cランクが出たので多少配点が有利な方に

動いたのかもしれません。


あと、理論で書いたことが

意外と点になっていたのかもしれません。


法人税法3年目(2018年) 

年明けからは独学にしました。

そして4月の直前期は、昨年に大原のテキストに

載ってなかった範囲が出たこともあり、

そういうところは実際は点数に差が出ないと

言われていますが、性格上、めちゃくちゃ気に

なったのでTACに通うことにしました。


梅田に備後先生という有名な先生がおられ

(新幹線で受けに来ている人もいたようでした)

その先生に託してみることにしました。


毎回補助プリントがすごい量で、

これを全部こなしたら受かるとは思いました。

しかし3ヶ月間で身に付けるのは正直厳しく、

もっと早くから来ておけばよかったと

後悔しました。


私の偏見と後付け理論になりますが

私にとっては2年目からTACにしておけば

良かったのかもしれません。

(のちの国税徴収法でも痛感しましたが、

私は年を取ってることと、元々理屈が好きなので

簡略化して暗記するより、詳細説明があって

理解して納得して覚える方が性に合ってることを

最後に気付きました)


結果です。


学校・・・自己採点・・ボーダー・・合格確実 

大原・・・・62・・・・・63・・・・・74

TAC・・・・62・・・・・68・・・・・82

LEC・・・・65・・・・・61・・・・・78

ネットスクール・・・65・・・62~71・・・・なし


採点サービスです。



そして合否通知結果は「55点(元A)」でした。

このときは前年のCランクでやられたことから、

全範囲を網羅すると、逆にまさかのTACのAランク

から出ました。

(税法はいつも裏をかかれていて、

その経験が最後の合格に活かされました)

おそらくAランクの精度不足が

あったと思われます。


それもあってかTACだけボーダーが

高くなっていてボーダー足りずです。

大原ではボーダー付近、他校ではボーダー超え

でしたが、結果はTACの通りになった感じでした。

(別の簿財、国税徴収法の合格の分布を見ると

わかりますが、山のピークの少し手前に

きたときに合格していますので、このとき

でも68点辺りにいないと厳しいと今なら

思えます。)


税法4年目の選択と覚悟 

ここで燃え尽きてしまいました。

所長が70代半ばにさしかかり、

事務所として後継者不安が大きく

私は悲壮感に包まれました。


あと3科目受験し続ける時間はないと判断して

大学院に行く決意をしました。

さらに期間短縮のために大学院と

受験を平行するために、

ここまで追い込んだ法人税を捨てて

ミニ税法で、理論が9割なので移動しながらなど

場所を選ばす勉強できそうな国税徴収法に

切り替える決断をしました。


そう、試験合格と大学院の論文免除を同時に進め

2年後に終わらせるという覚悟を決めました。


そこから「大学院」と「税理士試験」と

「子供の受験」という法人税法1本より過酷で

発狂しそうな日々を送ることになりましたが、

この3年後に税理士になれていることから、

選択肢としては間違っていなかったと思います。


法人税2年目の時に、手をつけ始めた国税徴収法に

切り替えていれば、または他校での学習に

切り替えていれば、とこの時は思いましたが、

今となってはそうしていたとしても1年ほどの

短縮だったような気はします。


 ↓税理士試験全体の戦績です。


最後の死ぬ気の努力から得たもの、
支えられたものです。