税理士試験 簿記論・財務諸表論の2年目の勉強法 | 元エンジニア税理士のブログ

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前回の記事で簿記論・財務諸表論の

自己採点結果を記載しましたので

今回はそれに至った私の勉強法を紹介します。


同一科目2年目の学習スタイルは

皆さん悩むところですよね。


〈専門学校に行く場合〉

まずは専門学校に行く場合です。

私は簿財の2年目では行きませんでした。

専門学校には初学者用と経験者用の大きく二つに

分かれますよね。

TACだと演習中心のコースもあるようですが、

私は受講してないので、活用方法がわからないので

コメントは控えます。

演習を除くと以下の二つのどちらかになると思います。

①消化不良

→同じ学校で初学者コースからきっちりやり直す

②実力が合格レベルには至らなかった

→同じ学校の上級者向けを取って基礎と共に

応用、演習を進めていく


勉強ペースを自分だけで作れない人で

金銭的な問題がない人は専門学校を選ぶと

ペースは作れます。

逆に授業の時間が取られたり、分かっている部分は

ロスになります。

webにすればそこは少し解決しますが、

ペースメーカーとしては弱くなります。


それと、個人的には簿財はあまり学校変更をする

メリットは少ないかと思ってます

(2015年受験の知識ですが)。


今の学校の教え方がしっくりこなくて、

わかりにくい単元が多い場合は検討しても

いいと思います。

(逆に税法はその広すぎる範囲から、

多少絞らざるを得ないので、その絞り方や

教え方が違うところで学ぶメリットはあると

思ってます。ただ、覚えた条文の数字(1-1など)が

変わって覚え直す手間があります)


〈独学の場合〉

そして独学の場合です。

やはり経済的な理由もありますよね。

私はこちらでした。


基本的に1年目と同じペースで自らで

教材の理解と問題演習を進め

ミニテストや月1のテストを実施します。

(修正ペンとコピーなどを駆使します)


独学の場合は何があろうとも自分でペースを

作れるということが必要になります。


(ここで大切なことですが独学では

講師などに質問が出来ないので

教えてもらわないと分からない可能性が

ある場合は上の〈専門学校に行く場合〉に

変えてください。

自覚がある方は9月から、独学で始められて

つまずいた方は1月からのコースに入るなどを

おすすめします。)


この時に心がけていたのは、

テストなどで「必ず上位30%に入ること」です。

1年前のテストなので、基本的には

もう覚えてないはずです。

どんなにひどくても平均点は取れるくらいには

理解を進めてください。


そしてその状態で5月の直前期からは

直前対策コースを受講して必ず上位30%

理想は10%以内、最悪で平均点レベルを

キープし続けてください。


当然昨年の答練もやる方がいいのですが、

学校によってはたまに昨年と同じ問題が

出ることがあります。

そのときに先に昨年の復習で自分でやってしまって

いると、今年の答練での相対的な実力がわからなくなるので、タイミングは少し難しいです。


7、8月などで答練がなくなる時期に

新しい問題に触れたり、2時間の時間ペースを

鈍らせないための練習用に使うのも

いいと思います。


それと、この時に平均点レベルかそれ以下になった回は必ず復習してものにしておいてください。

その傾向が本番で出たら合格できません


合格可能性を上げるために必要なことです。

苦手な問題が出て失敗しても

上位3割に入れる状態まで持っていくのが理想です。

そこまで出来るとかなりの確率で合格できます。


本試験が平均点くらいや上位50%くらいの結果

だと、採点サービスに出す人が出来ている人の割合が多いなどを考慮したとしても、どう転んでも

合格する可能性はめちゃくちゃ低いと思います。


来年に合格するためには、平均点になってしまう

確率を出来るだけ下げることです。


答練などで上位数%に入れる回がありながら、

平均点になる回もあるというようなムラが

ある人は危険です。

それならどんな問題でも上位30%を維持できる人

の方が合格率は高いような気がしませんか?


それには基礎学力の習得に合わせて、

以前紹介した取捨選択の力も必要になります。

 


失敗したと感じた人は、来年の合格を目指して
また努力を積み上げて来年こそは
合格を勝ち取ってください!