Blessthefall『Hard Feelings』Rise移籍後初作品、バンド6枚目の新譜。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

現在プレイ中の『仁王

 

コーエーの策略にまんまと嵌り、


DLCをプレイ中、残すは第3弾の


元和偃武」のみとなりました。


気付いたら、これまでのPS4ゲーム最長プレイ時間だった


ペルソナ5の3週222時間を既に超えており、


もうじき300時間に達する勢い…


まさか仁王をここまでプレイすることになるとは。


おかげで他のゲームが始められん!


どうも、トトです。

 

 

 

 

今回、ホントは別記事をUPする予定だったんですが


それは次回に回しまして。


音源が手に入ったので、前回のMelody Fall に引き続き、

レビュー記事としました。

ワタシがいちばん最初に聴いた現行ポスコアバンド

待望の新譜がリリースされました。

しかし、色々と不安な要素はあったものの

何にせよ、それは聴いてみないとわからない。

現在のTRIPLE VISIONがあんな感じなので

国内盤がリリースされるなんて最初から思っていないので、

今回はのっけから輸入盤目当てです。

 

そういうバンドが増えつつあるのが悲しい現状ですが。

そして無事、タワレコに入荷していたので

フィジカルで買うことが出来ました。

タワレコぐっしょぶ。







Blessthefall『Hard Feelings』
01. Wishful Sinking
02. Find Yourself
03. Melodramatic
04. Feeling Low
05. Cutthroat
06. I'm Over Being Under(rated)
07. Sleepless in Phoenix
08. Keep Me Close
09. Sakura Blues
10. Welcome Home




前作To Those Left Behind から3年、

長年所属していたFearless Records から

Rise Records へ移籍し、6枚目の作品となる

Hard Feelings をリリース。

リリースに先駆けて公開された曲や、

アルバムのジャケットデザイン、

そしてRise 移籍と、割と"嫌な予感"が占める中で

リリースされた新譜ですが…

何はともあれ、全曲聴かないと判断つきませんね。

早速聴いてみました。




まずは、Music Videoならぬ、
Image Video的なものがUPされている1曲目
"Wishful Sinking"
Jared のスクリームも健在ながら、
クリーンvo.Beau 主体で展開し、
壮大なコーラスワークも光る1曲。
サウンドも申し分ないが、何かデジタル要素が…


続く2曲目の"Find Yourself"
こちらもイントロからデジタル音を使用し、
Jared どこ行った(゜Д゜≡゜Д゜)?
って感じで、全編Beau のクリーンの曲です。


3曲目はMV化されている"Melodramatic"
のっけから疾走するサウンドが心地良い。
サビはシンガロングできそうなコーラスパート、
2コーラス目に入ると、疾走する裏で、
Jared のスクリームが響き、ラスト前は
ブレイクダウンと共にJared の咆哮と。
MV化するに相応しいBTF節が展開されてます。


4曲目の"Feeling Low" は早くもミドルテンポに。
そしてここまでどこかしらで出ている
デジタル音要素も、ボーカルエフェクトに。
ラス前~ラストにかけて、Jared がスクリームすると
変な安心感を覚えますね笑


折り返し地点の5曲目"Cutthroat"
イントロからバキバキのデジタルサウンド。
しかし、デジ音が目立つのもそこくらいで、

ここまででいちばんアグレッシブな曲。
Jared パートも多く、テンションぶち上げ系←
いいね、こういう曲もっとくれ。


6曲目"I'm Over Being Under(rated)"
曲始めは聴かせ曲かと思いきや、
サビで走ってるのが好印象。
2コーラス目も、サウンドは割と攻め感もあり、
ガツンと来るブレイクダウンも良いです。
サウンド的にはエモーショナル寄りですが、
攻めのエモーショナルナンバーですね。


鍵盤のイントロから始まる7曲目
"Sleepless in Phoenix"
エモーショナルな雰囲気はそのままに、
さっきの曲から攻め感を抜いたような、
こちらは聴かせる系エモーショナルナンバー。
サビのコーラスの壮大さはとても良い。
このライブのラストに相応しい感じよ。


続いて8曲目の"Keep Me Close"
静かに始まるかと思いきや、攻めギター、
と思いきやBeau メインのクリーンパート。
と思いきやJared のスクリームからの
ブレイク→スクリームの攻めパートは濡れる←
むしろ後半の怒濤の攻めっぷりから、
最後の最後はBeau が静かに歌って終わる…
という、静と動が同居した感じは良いですね。


ラス前の9曲目は"Sakura Blues"
つい先日あげた同名曲で諦めた、
まさかの"Sakura"ソングです。
Cherry Blossom ではなく、Sakura ってしたことに、
少しは日本意識があると思って良いのかしら?
曲自体はミドルテンポなBeau オンリーで贈る
エモーショナルポスコアナンバー。
せっかく"Sakura" としてくれたので、
先日、新宿御苑に見に行ってきた桜写真を
読者の皆さんにお裾分けしときましょう←








ラスト10曲目の"Welcome Home"
なんだろ… この多幸感あるPOP PUNK感←
PTVといい、SOTYといい、Secrets といい、BTFといい、
ポスコアバンドがPOP PUNK感出すっていう
最近のこの傾向のは一体どういうこと?笑
最後の可愛い女の子の声は…Beau の娘さん?
いや、まさかねぇ…(。-∀-)
でも、インスタ見てるとBeau さん、
かなり子煩悩だし、家族愛めっちゃ伝わってくるからなぁ笑




以上、

Blessthefall『Hard Feelings

でした。

ここ最近、Rise のポスコア、メタルコア系は

過去の栄光はどこへやらレベルで

何かあんまり… って感じのがちょいちょいあって。

そんな状況で、そんなレーベルに移籍した時点で

おっと……なんて思ったりもしましたが。

うーん…とりあえずデジタル要素なんであんな入れたし。

いや、ここ最近の作品も少し入れてたけど

 

そこまで気になるほどじゃなかったですしね。

まさかこんなに増えるとは思わなんだ。

そしてJared さんのスクリーム減もね。

サウンド面はまだBTF感を感じられるし、

悪い作品じゃないと思うんよ。

手放しで絶賛できるほど良くもないけど←

 

まぁ、でもこういうのは


ライブで聴くと悪くない


っていうのも割と常ではあるのでね。


しかし、国内盤は出ない、現所属はRise


ってなると、このアルバムを引っさげての来日は


当然のように絶望的なのがまた、ね…

 

 

ともあれ、やっぱりこう…


なんかスッキリせん!

サウンドはBTFしてるし、クリーン増えたことで

コア感は減少してるけども。

このもやもやを解消させる為に、改めて

評判の良かったHollow Bodies を聴いてみる…



あ、『Hollow Bodies』 圧勝ですね←

 

なんか求めてるものが、このアルバムにあった感じ。

 

そして2年前のSOFのセトリも秀逸でした。

てか、よく聴いたらBeau

昔ほどの高音出なくなってきてるのかな?

まぁ、でももう良い年だろうしなぁ。

ってのを踏まえても、今回の新譜は

THE 無難

な感じがして、リリース前の不安感を

払拭するには至らなかったな、と。

でも、POP PUNK感はまだしも、

中途半端なニューメタルに寄せてこず、

バンドの持つものを継続したのは大変良かったです。


しかし、これが既存のファンに

どう受け取られるのか。

そしてRise 移籍は吉と出るか凶と出るか。

そのへんも気になるところではありますね。