WSS/MIW、ニューメタルリバイバルの真っ只中、両者の新譜や如何に。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

 

先日、新譜であり3枚目のアルバムをリリースしたIf I Were You

 

今までは公式ストリームとLyric Videoだけでしたが

 

5/5に初のMusic Videoが発表されました!\(^o^)/めでたい!

 

今まで謎に包まれてましたが、これで初めて

 

全世界に向けて、メンバーの全容が明らかになりました。

 

バンドの要、Randy もマジでドラム叩きながら


あのハイトーン出してたんだな( ゚д゚)スゲェ…

 

そして多弦ギターの存在感。


アルバムの全容は、よろしければコチラから↓


 【If I Were You『Life After Death』 クオリティの約束された3枚目

 

 

 

さてさて

 

そんな流行りには屈せず、1st~3rdまで


かなりハイクオリティな

 

ポスト・ハードコアサウンドを打ち鳴らし続けるIf I Were You ですが。


IIWY共々、最近新譜を出したこの2組はどうなのかと。


まずはこちらからいきましょうか

 

 

 

 

 

While She Sleeps『You Are We』

01. You Are We
02. Steal the Sun
03. Feel
04. Empire of Silence
05. Wide Awake
06. Silence Speaks (feat. Oli Sykes)
07. Settle Down Society
08. Hurricane
09. Revolt
10. Civil Isolation
11. In Another Now

メタルコアバンドWhile She Sleepsが「なぜレーベルの力を借りずにNewアルバムをリリースするのか」を語る(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)

 

いきなりタイトルトラックから始まる今作。
静かなイントロから、vo.Loz  の咆哮と共に
WSS色の強い激しいメタルコアへ。
しかし、サビでこれまでにないクリーンが入り
おっと…… って思ったけど、クリーンも
硬派クリーンだったので、そこまで気にならず。
2曲目"Steal the Sun" には、

おい何だそのラップ調な早口パート!
お前らのヌメタ意識してんのかよ!(。>д<)アチャー
って部分が少しあっただけですが、続く3曲目"Feel"
サビまでのメロディやテンポが、完全に
ニューメタ意識のそれのように感じました。
でも、まだその要素は少ないところがWSSの救い。
4曲目"Empire of Silence" は、3枚目4枚目あたりの

メロディにも力を入れ始めたリンキンを思い起こさせました。
続く"Wide Awake" も、フツーに見たらそこそこ激しいけど、
WSSと考えたら今までよりやや控えめ感。
相変わらずギターリフは超カッコイイけどもね。
6曲目"Silence Speaks" は既にMVが公開されている

BMTHOli がfeatゲストとして参加した曲。
ややダレたとこから、キラートラックは締まるね。
Oli 効果か、MVも公開約2ヶ月で500万再生目前。

すげぇな。
7曲目もまた静かに始まったことにより、
えぇ… もう頼むよーWSSー( ノД`) とか思いつつ
この曲をクッションにして、次からが怒濤の勢い。
こちらもMV化された"Hurricane" 、それに続く"Revolt"

そしてシングルカットされた"Civil Isolation" と、
これまでのWSSを彷彿とさせるような、
ハードでアッパーな曲が続きます。
今作いちばんの流れはこの終盤だ間違いない。
ラスト"In Another Now" も静かに入るが、
疾走パートがあったのでよし←
まぁ、アルバムのラストってことを考えたら
最後も余韻を残して終わるような曲で、
まぁ、それもアリでしょう、と思いました←

遂にWSSにまでヌメタの波が…って感じでした。

でも、途中でも言ったように、まだそういった部分は少なく、

1曲丸々ニューメタ化してるようなものは

ほぼほぼなかったようにも思います。

ただ、そこらのバンドより遥かにヘヴィだけど、

今までのWSSと比べると最もヘヴィさに欠けるのも確か。

個人的には、Architects みたいに

変わらない硬派サウンドを貫いていくかと思ったけど

Architects より影響されたのはBMTHなんだなって感じ。

Oliver ゲストで呼んじゃったしね(。-∀-)笑

なので、やっぱ終盤の勢いはホントに良かった。

あのへんのWSS感!は聴いてて気分良かったです。

やっぱこうだよ!こう! ってね笑


しかし、ホント相変わらずギタリフがどれもカッコイイ

そこだけはこれまでも、今作も変わらぬ良きところです。

ドラム好きな自分が、ギターがカッコイイ!と言える

数少ないバンドのひとつですよWSSは。

今までのが良かったし、故に今作も期待してた

って部分もあるから、点数つけるなら3.5/5.0って感じですかねー。

でも、これをファンドで資金を募っての自主制作盤なんですよね。

そう考えると、かなりクオリティの高い作品だとは思います。

 

 

 

 

 

 

Motionless In White『Graveyard Shift』
01. Rats
02. Queen For Queen
03. Necessary Evil (feat. Jonathan Davis)
04. Soft
05. Untouchable
06. Not My Type: Dead As Fuck 2
07. The Ladder
08. Voices
09. LOUD (Fuck It)
10. 570
11. Hourglass
12. Eternally Yours

13. Eternally Yours (Ricky Horror Acoustic) *国内盤ボーナストラック
ニュー・ダーク・ヒーローMOTIONLESS IN WHITE メジャー移籍後初のアルバム『Graveyard Shift』完成!(激ロック;インタビュー)


激ロックのインタビューで、かなり久々に
これは良いインタビューだなぁって思いました。
そもそも今や、海外バンドのインタビューなんて
あのサイトに載ることすら珍しいし。
インタビュアーも、MIW好きなのがホントに伝わってくるし
バンドに連なる知識もちゃんと付いてて
近年稀にみる優良インタビュアーですわ。
バンドもきっと良いライブ出来た後なんだろうし、
そこへ来て上げまくり、質問の質も高いとなれば
そりゃChris もあれだけご機嫌にもならぁな笑

と、そんな今回の新譜ですが。
まず、一聴して自分が気に入ったものを挙げましょう。
ウチのブログのリピーターの人ならば、
自分がどんな曲にハマるかは
想像に難しくないでしょうが笑

最初にキタのは、4曲目の"Soft"
のっけから、こーゆー血管ブチ切れ系の
勢いある曲は良いよねぇ。
タイトルとは正反対なハードさがまた○。
例によってサビは勢い落ちるけど、それを踏まえても
それ以外の部分の攻め感が大いに良い。

そして気に入ったというか、気になったのが
6曲目の"Not My Type: Dead As Fukk 2"
サビに…サビにね……

ショッカーがおるwwwww
イー!イー!イー!って言うショッカーおるwww
もうね、それが気になって気になって仕方なかったw

そして続く7曲目の"The Ladder"
Soft 以上に激しい、曲の入りが完全に
爆走メタルコアのそれ
ブレイクダウンもばっちり、Chris のスクリーム、
これまでのMIWのようなダークでシンフォニックな
シンセ要素も光ります。
ちなみに、インタビューでは映画の
ネオン・デーモン』から影響を受けたと語っていますが


 

うーん… 少なくとも自分の好きな感じの映画では
なさそうなので、たぶん見ないでしょう←

あとは、今作から最初に発表された"570"
リズム感が最高ッスね。
曲のテイストがバンドの初期感があるのも
大変よろしい。
今回の新譜に関しては、以前気になる発言をしてたので
改めて1st『Creatures』も聴いたんですが、
今作の中で、1st感がいちばん強いのは
やっぱこの曲かなって思ったのも大きいですかね。
次点で"Eternally Yours" かな。

あとの曲は…サウンド面がメジャー志向っぽい。
メジャーに行ったんだから当たり前だし、
インタビュー読んでも、その通りだとも思う。
昨今のニューメタリバイバルも相まって、
ヘヴィなサウンドながら、ホント大衆にも
受けそうなサウンドになったなぁ、と。
"Loud(Fuck It)" とか、ドが付くニューメタナンバーですしね。
国内外問わず、メジャーに行くと…
っていう部分が良くも悪くもあります。
1stからメジャーから出すような売れ線はまだしも
インディーレーベル時代が長いバンドほど
そういった部分も大きくなるとは思いますが…
今回のMIWの新譜を聴いて、まさにそんなこと思いましたね。
まぁ、メジャーに行くってのはそういうことなんだろうし
国内のメジャーほど、海外のメジャーに嫌悪感はないので
まだMIWらしいサウンド、曲が残ってるのも確かなんですけどね。
元々、シンセの使い方とかCFと似た部分もあったし
そう考えたらCFもMIWもメジャー行くのも残当やろなって。
加えてアルバムリリース前から話題になっていた

1st『Creatures』を思い起こさせるもの

という、Chris の言葉。
これを新譜のことだと思っていたリスナーも
少なくないかもしれません。自分もそうでした。
しかし、よくよく考えてみれば
↑にリンク貼ったAPの記事は、昨年のWarped
始まるときのインタビューで、
セトリや"新曲"について語られていた言葉で
決して"新譜"のことではないんですよね。
って考えたら、このインタビューの後に出た曲は

シングルカットされた"570"

これのことだったんだよね、と。決して

新譜の作風が『Creatures』風になるよ
ってことではなかったんですよね(。-∀-)

サウンドも大衆ウケするようなものが増え、
インタビューで言われていたように、日本以外では
更なるファンベースの拡大、そして近い将来
フェスのヘッドライナーを務めるバンドになるのかもしれない。
それもメジャー初のこの作品が、世間に
どれだけ受け入れられるか、に懸かっているでしょう。
注目ですね。





前回のレビュー記事同様、

今回も文字数多くなってしまいましたね。

どれも1バンド(1枚)、一記事で良かった気もします笑

まぁ、それでも

前回は新旧"POP PUNK"で括ったし

今回は注目の"ポスコア/メタルコア"で括ったし

一応ね、関連性を持たせてはいるんです。

レビューとはいえ、所詮は人の感想です。

文章ガン無視してでも、

こういう作品を聴くキッカケになれば。


5/10リリースのMIWを取り上げたってことで

これで4月リリース分のレビューは終わりですかね。

今月はもう1枚レビュー記事書く予定です。

リリースされたのは知ってたけど、

これもまさか国内盤が出るとは思わなかったので。

店頭で見て初めて知りました←

どマイナーなバンドですが

過去にレビューもしてるバンドですんでね。

まだ聴いてませんが

新譜がどうなってるか、こちらも楽しみです。


では、今回はこのへんで。