FTW/NFG、新旧POP PUNKバンドの新譜解禁。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

クソアメーバがまた仕様変更しましたね。

 

アクセス解析TOPページで、

 

昨日のアクセス数TOP5までの表示が消え

 

検索ワードの項目もなくなりました。

 

使用者にはどんどん改悪を進めていきますなぁ。

 

もう年末ランキングで、「検索ワード」の項目できねーじゃん。

 

クソツールめ。

 

どうも、トトです。

 

 

さてさて、毒づくところから始めましたが

 

今回はレビュー記事ですよっと。

 

今も昔も、良質なバンドが出続けているPOP PUNKシーンから

 

新旧バンドのそろい踏み。

 

まずは、リリースが先立った新鋭バンドからいきましょう。

 

 

 

 

 

For The Win 『Heavy Thoughts』

01. Us Versus Them
02. G Series
03. All or Nothing
04. The Weight of the World
05. Nowhere to Run
06. Dancing Shoes
07. How Can I (Get Back to You)
08. Heavy Thoughts
09. Crash and Burn
10. Until the End of Time

 

"Us Versus Them" という挑戦的なタイトルの曲から始まる今作。
のっけからシンガロングパートから始まり、
今までよりもかなりヘヴィさが増したブレイクダウン
スクリームまで飛び出し、アルバム開始を告げます。


それでも、やはり従来のキャッチーさ溢れる
POP PUNK要素も損なわれておらず、
3曲目の"All or Nothing"
5曲目の"Nowhere to Run"
タイトルトラックの8曲目"Heavy Thoughts"
あたりは、今までのPOP PUNK要素を感じます。
7曲目の"How Can I (Get Back to You)"
そんな今作のPOP PUNKソングの中でも、
かなり陽性度が高いように思いました。
MVにもなっている9曲目"Crash and Burn"
POP PUNKしつつも、少しエモーショナル感も漂います。

しかし、このPOP PUNK感の強い楽曲群でも
ちょいちょい入るブレイクダウンやスクリームは
従来のものよりもヘヴィでハードになってます。

 

そんな、今までよりも格段にハードでヘヴィになった部分もあり
そんじょそこらのEASYCOREじゃ敵わないような
ハードコア色の強いブレイクダウンや、
POP PUNK/EASYCOREならではの激アツな
シンガロングパートも。
2曲目の"G Series" 、4曲目の"The Weight of the World"
MV化されている6曲目の"Dancing Shoes" あたりは
そういった要素の強いヘヴィさに秀でる曲でした。

ラストを飾る"Until the End of Time"
掻き鳴らすアコースティックから始まる
エモーショナルソングでした。
こういうことも出来ちゃうのは良いですね。


POP PUNK好きの中でも、早耳リスナーの間では

セルフリリースとなった初音源であるEP

Break The Ice の頃から注目されていたFTW

その頃から良質なPOP PUNK/EASYCOREサウンドで

1stMore Than You Know

現所属であるArtery Recordings からリリース。

State ChampsA Loss For Words など

ICE GRILL$系の男臭いPOP PUNKサウンドから

ブレイクダウンありきなEASYCORE要素を持ちつつも

今作はシンガロングパートも大幅増加、

POP PUNKの持つキャッチーさもそのままに

ヘヴィさは今までとは格段に跳ね上がってる。

 

国内盤も、そんなIGから出てますしね。

EASYCORE で言うなら、CNCCやIHOWを彷彿とさたが

今作からはもはやADTRレベルにまで届きそうな感じ。

CNCCやIHOWにはなかった、

スケール感の大きさみたいなものを感じます。

そこがADTRに手が届きそうだと感じた所以かも。

MVの点では、以前のようなDIY感のある

これぞPOP PUNK!な、お馬鹿要素

なくなってしまったのは残念だけど、

その分、ストイックにかっこいいMVに仕上げてきましたね。

これもやっぱArtery に所属したからかね。


とはいえ、昨今の飽和してるようなシーンから

またひとつ、そこから抜き出るかのような

クオリティをもったFTW、2枚目のアルバム。

かなりの良番です。

 

 

 

 

 

New Found Glory 『Makes Me Sick』

01. Your Jokes Aren't Funny
02. Party On Apocalypse
03. Call Me Anti-Social
04. Happy Being Miserable
05. The Sound Of Two Voices
06. Blurred Vision
07. Say It Don't Spray It
08. Barbed Wire
09. Short And Sweet
10. The Cheapest Thrill

 

New Found GloryのドラムCyrus Bolookiがドラム目線で語る、Newアルバム『Mekes Me Sick』全曲解説】(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)

 

↑のように、Dr.Cyrus がドラム目線で
新譜の全曲解説をしてくれています。
まずはそちらも必見。

さて、肝心の自分の感想ですが…
1曲目の"Your Jokes Aren't Funny"
やっぱこのNFGのPOP PUNKサウンドから聴こえてくる
vo.Jordan天使の歌声が安心感を与えてくれます(*´ω`*)
先行してMVが発表された"Happy Being Miserable" は、
パイを食い、勢いよくリバースし続けるという、
FTWの新譜にはなかった、これぞPOP PUNK!
お馬鹿MVがとても良いですw
他にも"Call Me Anti-Social""The Cheapest Thrill"
あたりは、NFG式POP PUNKを感じられ、
さすがの安定・安心クオリティです( ´∀`)b
"The Sound Of Two Voices" は完全にジャケット意識の
常夏ソングに仕上がってます。

ただ、その他の曲に関しては
今回はPOP PUNK感よりPOP感のが強い気がします。
サークルを煽るような疾走感や、
モッシュやシンガロングを彷彿とさせるものも少なく
ライブ的には、縦ノリ曲が多い印象。
ほんのり入ってるシンセも、そういった
POPさ故のキャッチーさを後押ししてるようにも思う。
過去作でいう"Intro""All Downhill From Here" みたいな
攻め感あるのを入れろとは言わんけど
あったら嬉しかったし、間違いなく上がる。
前作は、EASYCOREを感じさせる少しヘヴィな"Selfless" とか、

攻め感ある"One More Round" みたいなのもあったのを考えると
今作はとても平和です。平和すぎ←
Chad も結婚したし、幸福感がアルバムにも出たか?笑
"Short And Sweet" なんてミドルテンポ、鐘の音、
雰囲気がウェディングソングのそれだよ!w
それはそれで、おめでたいから良いんだけどさ( ´∀`)
ただ、近いところだとGreen DaySimple Plan
Sum 41 と、昨年リリースしたこの界隈の新譜が
軒並み良かったことを考えると、NFGはちと
劣っちゃうかなーってのが正直なところです。

しかし、POP感が強い故に、今まで以上に
 

聴く人を選ばない万人受けする作品になってはいます。

 

国内盤もKICK ROCK INVATIONからリリースされてます。
 

ともあれ、今年はサマソニで来日!
 

サマソニ自体へは9年ぶりの出演ってことで、
 

間違いなく新譜からもやる曲はあるだろうし、
 

必聴必須です(`・ω・´)





以上、新旧POP PUNKバンドの新譜でした。

自分も好きな"POP PUNK"ってことで

語れる言葉も多く、文字数的にも

1枚ずつ記事を分けても良かったんじゃないか

と、思いましたが笑

しかし、まぁ

現行シーンを全力で走り、ADTRに迫るものを

感じさせるようなものを作ったFor The Win

対して

やはり抜群の安定感で、リスナーを安心させる

今なおPOP PUNKシーンの先頭をいくNew Found Glory

まだまだPOP PUNKシーンは廃れることなく

面白いシーンであり続けられそうですね。