She Must Burn『Grimoire』期待の新人デスメタルコア | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

 

 

こんな知識も見識も浅い人間の

 

レビュー記事はアクセス数が伸びねぇ!

 

どうも、トトです。

 

とはいえ、メディアだろうが個人ブログだろうが

 

レビューなんて、所詮は書いた人の主観です。

 

この人が良いといってるから良い

 

この人がクソだと言ってるからクソ

 

みたいな思考停止してるのもどうかと思いますし。

 

誰がどんなレビューを書こうと

 

その人が実際に聴いて、抱いた感想、感覚が全てですしね。

 

そんな風に思ってるので

 

自分もレビューってより、ただの音源紹介

 

くらいにしか思ってませんが。

 

そうやって今日もレビュー記事を書いています。

 


そんな本日は、全くノーマークだったところ

たかだか1分の視聴から即買いにまで漕ぎ着けた

新バンドのデビュー盤レビューです。





She Must Burn『Grimoire』
01. Ritual
02. The Wicked
03. Gloom Feat. Sean Harmanis
04. Hallowed Grounds
05. Victoria
06. A False Heaven
07. From The Grave
08. Roseblood
09. After Death




先日、3/3にリリースされたてホヤホヤ

Artery Recordings からのデビューアルバムです。

出会いのキッカケは、Artery のインスタから。



このMVをたった1分、視聴し、ハマりました。

近年、あまり見かけなくなった

古き良きスクリーモ全盛期によく聴いた

高音ギャーギャーのシャウト←

近年、界隈のスクリームは

高温よりは低音ヴォーヴォーですしね。

そして、ザックザクに刻むギターリフに

手数足数の多いデスメタル調の高速ドラミング、

極めつけは旋律的なストリングスによる

シアトリカルでシンフォニックな様、

自分の好みをふんだんに詰め込まれた、たった1分

ハマらない理由がなかったですね。

そして女性クリーンも大きな魅力でした。

しかし、以前は正式メンバーとして女性がいたようですが

facebookの公式垢を見る限り、

このデビューアルバムリリース時には既に脱退したのか

メンバーの中に名前が見当たらなかったです。

この曲の女性クリーンも

過去曲の女性クリーンとは別の声のようだし

EPからの体裁を少しでも残そうとした故の

ゲストボーカルなんですかね?

何にせよ、この曲をキッカケにShe Must Burn を知りました。


調べてわかったことが、UKのバンドなんだね!

音楽性的にもだし、何よりArtery ってことで

てっきりUSのバンドだとばかり思ってました。



そんな、デビューアルバムの1曲目は
雰囲気たっぷりのインスト曲…ではなく。
↑の曲でのMVのような大きな屋敷、
もしくは地下に続く扉を開け、
暗がりなのか、マッチか何かで松明に火を灯し
男性のやや荒い呼吸と共に歩を進めていく…
という、いかにもゲームの
バイオハザードを彷彿させるが如くのSEものでした。

そして続く本編であり2曲目へ。
ミドルテンポに始まるも、すぐさま爆走よろしくな
ハイテンポに切り替わり、ギャーギャー
そしてデスコアレジェンドCarnifex

vo.Scott Lewis がfeatしています。
それだけでもバンドの注目度の高さが伺えるでしょう。

今作の中で最初に公開された3曲目は
Make Them Suffer Sean Harmanis がゲストに。
ハイテンポなブラストビートからそのまま走り出す。
いやー、ホントこの手の爆走系は聴いてて気持ち良いね。
そして、シアトリカル系バンドの様式美、
高笑いも飛び出し、あーもうこれ間違いないなと。
爆走ながらも、きっちり落とすブレイクダウンも。
そのパートで叫んでるのがSean ですかね。

基本はどれもブラストビートで始まり、
爆走感最高な構成ながら、6曲目のA False Heaven
どこか儚くも切ない、しかしダークさも漂う
鍵盤の旋律が美しい2分弱のインスト曲。
今作の耳休めタイムですね。

そしてまた爆走する中、
オレがハマった曲はまだかー!
と、聴き進めていくと、最後に来るんですねー。




ここまでのスピードハマりも久々です。

しかし、

こんな知名度のないバンドのデビューアルバムの

国内盤なんて出るワケがないし、

昨今、新譜の輸入盤ですら

店頭に並ばなくなってきているので、

今回も仕方なくデジタル盤を購入しました。

iTunesには、今回のアルバムの前にリリースされた



セルフタイトル1st EPもあります。

当然こちらも買いましたが←、こっちは

ちゃんと女性クリーンが正規メンバーだった頃の音源です。

このEPから、今作のような音楽性なので

今作が気に入った人は、是非こちらも。

iTunesなら、この2枚買っても

国内バンドのフルアルバム1枚より安いです。





あなたのバンドが犯しているかもしれない5つの間違い

 



レーベル契約を目指す全てのバンドへ「あなたのバンドは"本当"にレーベルと一緒にやっていく準備ができていますか?」


と、近年APの方でキレキレな言葉を発する

Artery Recordings の社長Shan Dan Horan

She Must Burn も、記事で書かれてることを満たして

Artery との契約を勝ち取ったのでしょう。


シアトリカルほいほい、疾走(爆走)ホイホイには

すぐ食いつくのが自分なので←

そして、アルバムタイトルも『Grimoire』と

魔術書悪魔書を意味するものであったり、

それに付随する楽曲…

気に入る要素は十分。

ジャンルとしては、デスコアとされてますが

自分のイメージするデスコアって、

もっと重低音、ボーカルもグロウル/ガテラル

って感じなので。

個人的にはデスメタルの要素が強いメタルコア

って感じがします。


新進気鋭のバンドが多く所属するArtery Recordings から

デビューを飾ったShe Must Burn

これからの活躍にも期待、要注目です。