Westfield Massacre - 1枚目とは思えぬハイクオリティなセルフタイトル作。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。




以前、あることがキッカケだったのと

最近、フォロワーさんにも言われて

自分の好きなバンドTOP 10

を考えたんですが…

まったくもって決まらねぇorz

ベスト3くらいならすぐ挙げられるんですよ…

10組ってなると、かなり難しいです。

これもアルバムランキングと同じく、

再生回数で決めてやろうか…

どうも、トトです。



昨年の今頃は

CD購入枚数10枚以上、レンタルも20枚以上でしたが

今年はまだ、それの半分以下です。

そして今回も昨年リリースのアルバムレビューです。

昨年リリースのレビューも今回を含めて、あと2回ですかね。

そして気になる今回は!

Pay money To my Pain好きにオススメするバンド13選

で、挙げたバンドの中でも

LUSTの次くらいに反響のあったこのバンド!




Westfield Massacre
   『Westfield Massacre』
01. March Into Extinction
02. Darkness Divides
03. Respect Resistance
04. Underneath The Skin (ft. Randy Blythe)
05. Alchemy
06. Time To Rise
07. Build Your Thrones
08. Honorable Discharge
09. The Purple Heart
10. Loretta
11. Release The Cure
12. Consummation Of Disgrace




を、取り上げます。

昨年、このデビューアルバムにして

セルフタイトル作をリリースした彼ら。

そして本国のKNOTFEST にも出演するという

快挙を成し遂げました。

バンドとしては新人ながらも、メンバーは



vo.Tommy (ex.Divine Heresy / ex.Snot)


gt.Ira (ex.Lizzy Borden / ex.Metal Church)


ba.Erik (ex.OTEP)


dr.Dio (ex.Disraught / ex.In Torment)

と、錚々たるキャリアの面子!




唯一、若手のgt.Stephen のみ無名ではありますが

バンドのクオリティには何ら差し支えないレベルです。

以前、いさみめがへるつさんが

バンドにインタビューを行っていましたが

その時の回答者もStephen でした。

Westfield Massacre Interview
(いさみめがへるつ)


良いインタビューなので、

レビューの前に是非ぜひ読んで欲しいと思います。

そういえば今回、メンバーの個別の写真を

ネットで探していたところ、

今回使用した、Stephen 以外の4人の写真も

先日の公演でいさみさんが撮った写真でした。

FBの公式バンド垢に上げられていましたが

仕事で撮影したとはいえ、

バンドの公式に使われるのもすごいですね。
 
日中には、その時のロスのレポも更新していました。
 
(いさみめがへるつ)
 
なんてタイムリーな!
 
こちらも良いレポなので、重ねて読んでもらえたらと。

それでは、肝心のアルバムを聴いてみましょう。







01. March Into Extinction
行進曲のように淡々と打ち付けるドラムのリズムで始まるtrack-01
しかし、これこそそのあとに続く曲のイントロに過ぎません。
徐々に早く、激しさを増すサウンドに
期待度の高まり方が半端じゃないです。

02. Darkness Divides
そしてMV曲のここからが本番。
怒濤のように押し寄せるヘヴィでアグレッシブなサウンドと
vo.Tommy の迫力あるシャウト。
しかし、サビはミドルテンポになりクリーンボーカルに入るも
Tommy の良さは全く損なわれておらず
KsEvo.Howard を彷彿とさせる。
それこそが、このバンドの最大の魅力であり
強みでもあるでしょう。
ラスト付近にはシンフォニックでシアトリカルな
打ち込み要素が垣間見え、そのへんの要素が好きな
自分の耳を、心を駆り立てます。

03. Respect Resistance
MV化されているtrack-02
その勢いのままバスドラの連打が心地よい
ヘヴィで疾走するイントロの勢いのまま
ボーカルもシャウトに加わります。
ここもTommy のクリーンが映える
グッドメロディなサビが何とも言えません。
バンド楽器の中でもやはりドラムが好きな自分には
この手数足数の多い曲はかなりツボです。

04. Underneath The Skin (ft. Randy Blythe)
MVはないものの、注目のtrack-04
何が注目かというと、Lamb of God のボーカル
あの"Randy Blythe"がfeatゲストとして迎えられている点。
しかし、そのRandy にも決して負けないボーカルクオリティを発揮するのが
このバンドのボーカル、Tommy なんですねー。
今やメタル界を代表するボーカルと
肩を並べて歌うライブを、いつか見てみたいですね。

05. Alchemy
わずか37秒の"繋ぎ"的な曲を挟み…
というか、この曲が既に次の曲のイントロですね。

06. Time To Rise
ミドルテンポなイントロから一気に疾走するtrack-06
そして同時にTommy のシャウトから
サビはエモーショナルながらも男臭いクリーンに。
もはや、これぞWestfield Massacre!というね。
このバンドの代表曲になっていくんでしょう。
再生回数上ではDarkness Dividesに劣るものの
アップされた時期を考えたら、
この曲がNo.1と言っても過言ではないでしょう。
じきにこの曲が、事実上
このバンドのNo.1再生回数を奪取するでしょう。

07. Build Your Thrones
この作品に収録された最後のMV曲のtrack-07
初っぱなからお目見えするHey!!!
シンガロングパートが激アツ!
疾走するサウンドをバックに歌い上げる
Tommy のクリーンがまた良い。
サークルしたい衝動に駆られますなぁ( ´∀`)
メタル臭すぎるギターソロも、メタル好きには
大いに刺さることでしょう。
ラストも最初と同じシンガロングで締めるのも○

08. Honorable Discharge
ここまで攻めまくりだったものの、
ここでミドルテンポでクリーン主体の曲に。
ここまでTommy の声を聴いてきたら、
そりゃ"歌唱"に振りきったTommy も気になるってもんです。
それがまた大いに的を射た曲なワケで。
泣きのギターソロまで入ってくるもんだからねぇ。
やっぱこういうバンド、ここまでのボーカリストだからこそ
こういったスロー~ミドルテンポで聴かせる曲も映えるし
存分に良さを味わえるってもんです。
いや、天晴れ。

09. The Purple Heart
ここで再び2分弱の繋ぎ曲
不穏で怪しさ満点、そこにストリングスが拍車をかける。
しかし、ギターが入ってくると一気に壮大さを増す…
どういう理屈だこりゃあ…←
そんなインストが、フェードするでもなく
ビタッと終わると

10. Loretta
ドラムと共にギターとベースも疾走する。
うひゃー走りてぇーε=ε=(ノ≧∇≦)ノ←
サビはもちろんTommy が存分に聴かせてくれます。
曲終盤には疾走気味なブレイクダウンがまた良い。
テンポ早くてブレイク"ダウン"って言っていいのかどうだか←

11. Release The Cure
あー、あーーー、イントロからですね。
こういうドラム、クッソ好きです。
って、こんなの聴かなきゃわかりませんよね。
ってことで聴けィ!
投げやりレビューここに極まれりw
好きな曲ほど言葉にできないのはいつもです←
いやー、最初から最後まで
ドラムはもちろん、楽器隊のサウンドが
個人的にもンのすごくツボです。

12. Consummation Of Disgrace
あっという間に迎えたラストの曲。
イントロからブラストビートで幕を明け
Tommy のシャウトも迫力満点。
終始ハイテンポに、アグレッシブに攻めた曲を
ラストはtrack-01と同じようなリズムのドラムと共に
鍵盤の音色を以てして静かに終わらせます。





という、Westfield Massacre

デビュー作にして、セルフタイトルアルバムでした。

12曲収録とはいうものの、

頭の1曲目、間の5曲目、そして終盤の9曲目と

"繋ぎ"と思われる曲があることによって

アルバム全体を三部構成にしたかのような曲順が

とても功を奏していると思います。

曲順はもちろん、聴いてるこっちもメリハリつくし

それ故にフルアルバムを聴いてるというか

ミニアルバムやEPを3枚ぶっ続けで聴いてる

みたいな感覚に陥ります。

もちろんそれは良い意味で。

ミドルテンポに聴かせる曲の後に

そういった短い繋ぎ曲を入れ、

そして攻めまくるっていうところの切り替えが

このアルバムでいちばんの切り替えポイントだと思います。

1曲1曲がそこまで長くないってのもあるし、

フルアルバムって感じないほど、サクッと聴けます。

それでも1曲のクオリティが低いとかはなく

むしろ、どの曲もクオリティは水準以上です。



そして、レビューも推しまくってた

vo.Tommy の存在。

やっぱりね、バンドは全員揃ってバンドだけど

中でもボーカリストの存在ってすごく大事で。

フロントマンと呼ばれる、バンドの顔になる存在

だからこそ、その価値が問われますが

Westfield Massacre に於いて、その心配は無用。

ここまでハイクオリティなボーカルもなかなかいません。

シャウトはもちろん、クリーンも十分すぎるクオリティ。

こういったヘヴィで、ハードなバンドは

クリーンボーカルひとつで、良くもなり悪くもなるが

このバンドは"良く"なる方のクリーンです。

決してビ○チ…



女性が黄色い声援を浴びせる見た目でもなく、

そういった女性を虜にする甘いハイトーンでもないが

だからこそ、それが良い!

そんなもんは○○Rerに、顔ファンに、

音楽に興味ない自称音楽好き()な馬鹿共にくれてやるわ。

シャウトはもちろん迫力あるが、

クリーンでも決して弱くないパワフルな声。

パワフルだけども、エモーショナルさも兼ね備えている。

ホント、素晴らしいボーカリストだと思います。

 
Slipknot は、このバンドをどこから見つけてきたんだろうかね?
 
しかし、KNOTFEST に出たことは間違いなく
 
プラスに働いたことでしょう。
 
と、同時にこんな1stアルバムなんて出されたら
 
この先のアルバムも楽しみでなりません。
 
大衆に知れ渡る前に
 
是非、このハイクオリティな1stから注目してみてはどうでしょう?
 
以上、Westfield Massacre でした。