Versus Me『Changes』バンドの始まりを告げるデビュー盤。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

 

AL4Wの記事以降、

 

非常に生産的な記事が続いてますね!←

 

嫌な出来事なんて起きず、そんな記事を書くことなく

 

こういうのが続いて欲しいもんだわ←

 

どうも、トトです。

 



昨年リリースのレビュー記事も、

ようやくラストを迎えました。

今回取り上げるのは、US産,Wisconsin 州出身。

名前は知ってるけど、音源もってなかった…

それもそのハズ、

今回のアルバムが1stだったからです。

APの記事で見たか、何かのコンピで見たか

もしくはただの自分の勘違いか←

何はともあれ、記念すべきデビュー盤を聴いてみました。






Versus Me『Change』
01. High Roads & Stepping Stones
02. Cobra Feet
03. (A)tension feat. Craig Mabbitt
04. Just so You Know
05. Partyblood
06. Since the Day
07. An American Tale feat. Josh Napert
08. See You Never
09. Partyblood (remix)
10. (A)tension (acoustic)
11. Just so You Know (acoustic)
12. An American Tale (acoustic)





1. High Roads & Stepping Stones
イントロから妙にギターのフレーズが頭に残ります。
スクリームもグロウル…とまでは言い切れないものの
シャウト気味に吐き捨てるようなスクリームと
より低音で厳ついグロウル気味なものとの
使い分けが上手い印象です。
そして、ラップとまではいかないまでも
スクリームでの早口パートはAttilaFronz のよう。
イントロと、曲中にもほんのり
シンフォニックなエレクトロパートがあるのが良い。
クリーンもほぼサビのみで、スクリームがメインの
良きエレクトロコア。

2. Cobra Feet
一部のギターフレーズといい、
スクリームメインで攻めるところといい、
ほのかなシンフォニックさがあるのも
track-01と似ています。
でも、サビのメロディはこっちのが好きです。

3. (A)tension feat. Craig Mabbitt
一転、鍵盤の旋律とクリーンから始まるtrack-03
そしてEscape The Fate Craig Mabbitt がfeatした曲。
エレクトロ要素はここまででいちばん多い故に
その部分のキャッチーさと、
スクリームの厳つさのギャップが良かです。
終盤はゲストのCraig とのツインクリーンが良質。

4. Just so You Know
冒頭のクリーンパートが割とツボでした。
てか、サビか。
こういうメロディラインは好きです。
打ち込みストリングスによるシアトリカルさも良い感じ。
ストリングスとか鍵盤とか、
打ち込み部分にIf I Were You を感じる。
この曲はブレイクダウンもポイントですかね。


5. Partyblood
今作でいちばん気に入ったのはこれですかね。
これまたクリーンから入るものの、
そこから一気に攻め立て、
His Statue Falls ヨロシクなエレクトロパートも良い。
今作の中では疾走もしてる方で、
これもサビのメロディが良いっすなぁ。
こーゆーの聴くと、クリーンありきだよなぁ
って思う。
しかし、track-04よりも攻めたブレイクダウンもあり。
何より、タイトルもParty"blood" とか良いですよね。
Blood, Dead, Devil... etc これらのタイトルが付く曲

大好きです←


6. Since the Day
今度は一気にリズミカルに。
ここまでは正当なエレクトロコアしてたけど
このリズミカルさは、Set It Off
一部のマイケミ的なキャッチーさを感じる。
ラストサビ前にはエモーショナルで、
壮大なシンガロングパートもあるってところがまた
上記2バンドを彷彿とさせます。


7. An American Tale feat. Josh Napert
こちらもエモーショナルなエレクトロコアを響かせます。
こういうのをエモコアって言うのだろうか?
その言葉きらいですけど←
エレクトロパートと重なるブレイクダウンが良いですね。

そしてfeatゲストがいる曲ってのは

割とどのバンドも良い曲揃い。

他のバンドのメンバー(主にvo)とfeatするってこと事態、

ちょっと注目しますしね。


8. See You Never
これぞシアトリカル!な、どツボなイントロから入り
本編中には、これまたシアトリカル曲の
もはや様式美である、高笑いも。
しかし、本編はエモーショナルさが勝ちますかね。
SIOの1stや、INKのEverybook~みたいな
コンセプト作でもない限り、1曲
もしくは1枚に大量のシアトリカル要素をぶっ込むバンドはなかなかいません。

 


実際の本編と呼べるのはここまでで、残りは
Partybloodエレクトロ特化のRemixと、
(A)tensionJust So You KnowAn American Tale
3曲はacoustic verという
ボーナストラックのような感じ。
しかし、こういうコア系バンドでもアコギ版があるってのは大きな魅力だし
それを歌えるクリーンボーカルありきのような気もする。


 

 

 

以上、Versus Me のデビュー盤でした。


本編レビューでも良いと何回か言ったけど

こういったヘヴィだったり、コア要素のあるバンドで

クリーンボーカルって存在感あるし、

むしろ存在感あるからこそ取り入れてるような気もする。

それが武器になるから。

でも、それ故に合うバンド合わないバンドもあるワケで。

このバンドみたいに、1stからふんだんに取り入れてたり

アコギ版出せるとかね。

日本でいうと、coldrainも最初からクリーンあるバンドだし。

で、どちらもやっぱクリーンパートや

クリーン主体の曲も"良い"んですよね。


途中からクリーンパート取り入れて

それがウィークポイントにしかなってないバンドもいますしね。

どのバンドとは言いませんが、どのバンドとは←


MVがあるヤツは全てシングルカット済。

 

しかもほとんどがアルバムリリース前にMVが作られてます。

 

それほど推せる曲が多かったことが

 

今回のアルバムが良く思えたことにも

 

一役買っているような気がします。

 

 

昨年リリースのものから、エレクトロコアが続きましたが

 

近年"飽き"が来ていたこのジャンル、

 

でも、そのエレクトロ要素の使い方や頻度、

 

それによってはまだまだ聴けるものもあったのは収穫でした。

 

前々回のEveryone Dies in Utah 

 

前回のWestfield Massacre 共々、

 

Versus Me も今の内から是非。