Crown The Empire『Retrograde』スケール感がUPした名盤&待望の来日 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。



今年は色んなネタ(良くないネタばっかだが)があって

なかなかレビュー記事が書けてませんが

アルバム自体は相変わらず毎月買ってます。

今月もラッシュはラッシュだが

Green Day がいきなりのアルバムリリースを発表し

Yellowcard
Sum 41
Set It Off
Green Day
new!!

と、10月もラッシュ確定に。

オマケに上3つは既にバンドル予約中なので

4枚なんて毎月より少ない枚数なのに

4枚で毎月のアルバム支出を超える勢い…

どうして金を使う人間に十分な金が回ってこないのか?

金よこせ!
ゴルァ(#ノ ゚Д゚)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵ガッシャーン

どうもトトです。


ってことで、今月購入した中から

久々にレビューといきましょう。

アルバム1枚をまるっとレビューするのは久々です。




Crown The Empire『Retrograde』
01. Sk-68
02. Are You Coming With Me?
03. Zero
04. Aftermath
05. Hologram
06. The Fear Is Real
07. Lucky Us
08. Weight Of The World
09. Signs Of Life
10. Oxygen
11. Kaleidoscope
12. For Days *
13. Mercury *
*国内盤ボーナストラック


USの人気ポスト・ハードコアバンド

Crown The Empire の3枚目となるアルバム。

Issues 関連では結局国内盤を出さなかった
(Issues 関連のグダグダは【コチラ】の文末へ)

クソワーナー様()も今回はちゃんと仕事をしたようで

リリース予定日に、きっちり国内盤をリリースしました。




1stはEPも収録するという豪華な内容で、

TWILIGHT RECORDSから国内盤をリリースし、




2ndはDeluxe Edition含め、国内盤は出なかった。

3rdでようやく国内盤が戻ってきた。

今や本国ではかなりの人気を博しているバンドの最新作

どんなクオリティになったのか、聴いてみた。




01. Sk-68
 → 02. Are You Coming With Me?

インスト曲の"Sk-68"から幕を開ける今作。
そしてアップテンポで勢いのある
"Are You Coming With Me?"に繋ぐ。
アルバムの開始には十分な曲だ。
大会場では、その会場全体を呑み込むほどの
強烈なシンガロングパートが秀逸。

03. Zero
スクリームとアグレッシブな楽器隊から始まるイントロ。
KNOTFESTでの出演が決まっているADTR主催の
Self Help Festでのライブ動画】が初見だったZero
クリーンをいかすサビに、
Zeィィイroォゥ!!! とシンガロングしたくなる。
これは9月の来日時も是非やってほしいね。

04. Aftermath
良い意味で粗雑にすら聴こえる
メロパートのベースが良い。
ミドルテンポの聴かせ曲。
サビで微かに聴こえるバックのコーラスも
1stのシアトリカルさを感じさせるエモーショナルナンバー

05. Hologram
淡々と打ち付けるドラムのリズムが心地良い
クリーン主体の曲。
今作からクリーンもツインになり、
そういった面での幅の広がりも見せる。

06. The Fear Is Real
後半戦の始まりを告げる今作2つ目のインスト曲。
タイトルを現すように、サイレンにも似た打ち込み音に
終盤はある種の恐怖感を煽る。

07. Lucky Us
静かだが激情的な激しさを感じる。
スローテンポながらも攻撃的なスクリームと
低音を基調とした曲から更に映える
悪魔的なベース音がそう感じさせるのかも。

08. Weight Of The World
打って替わってリズミカルなtrack-08
ここでもツインクリーンの良さをいかした
ボーカルワークが○
時折顔を覗かせるストリングスによるシアトリカル感が良い。

09. Signs Of Life
静かに鳴るギターとクリーンで始まるミドルバラード。
スクリームを封印し、クリーンで押す。
シンガロングパートもあり、打ち込みパートも秀逸
1stのシアトリカルポスコアの時からそうだったけど
CTEの打ち込みって好きだなぁ。
曲中でのバランスが絶妙な気がする

10. Oxygen
ほぼアカペラなクリーンから始まる
激しさの一切を封印したバラード曲。
楽器隊も良い仕事をしてる。
こちらもバラードならではのシンガロングパートがあり
ライブでも映えること間違いなし。
近年のFOB的オルタナっぽさあり。

11. Kaleidoscope
本作のラストを飾る、
アップテンポに攻めるKaleidoscope
今回のアルバムのジャケットを意識したような
Kaleidoscope(万華鏡)というタイトルもさることながら
小出しに公開されていった今作の曲の中で
この曲がいちばん最初にハマった。
故にMVないけどリンク貼っちゃった( ´∀`)テヘ
鬼リピート確定
てか、このレビュー記事上げるまでに
既にこの曲だけ圧倒的リピート率を誇ってます笑
今作では個人的にコレとZeroの2強

12. For Days
国内盤ボートラその1
オケ感のある静かなイントロから鍵盤の旋律へ繋がる。
クリーンが映えるバラード曲。
さながらピアノで弾き語りしてるような雰囲気すらある。
そういうのもデカイ会場で実際にピアノ弾き語りしたら
顔ファンは即落ちやろな←

13. Mercury
国内盤ボートラその2
こっちもアップテンポではないものの
スクリームがほぼないのが残念なほどに
For Days とは打って変わってヘヴィなサウンドが光る。
ボートラ2曲ともスローで聴かせる
バラードだったらどうしようかと思ったよ。





日本では絶対に実現しない豪華メンツでのツアーが

既に発表されている。



フライヤーにはご覧の通り、

宇宙飛行士?的なものが描かれているが

いくつかの曲は"宇宙"感もあったように感じたのは

あながち間違いじゃなかったのかな、と。

初期からシアトリカルによるスケール感はあったが

今作はそれに頼らずとも、

大きな会場でのライブを意識したような、

スケールの大きさを飛躍的にアップさせたような

そんなことも頭を過った。

それも宇宙を感じさせたことと関係してるのかも。

しかし、そういった過程は

Of Mice & Men を彷彿とさせるな。


Retrograde』ってタイトルから

1st路線に戻るのかなーって少しだけ期待しつつ

そこまでシアトリカル要素は入ってなかったのは残念。

しかし、BMTHほど前作までと最新作で

目に見えてわかるほど大きな変化はないものの

近年に見るニューメタリバイバルから

ニューメタ的な部分も少し感じたし、

それまでとは違う、脱ポスコアで

更に上のステージに来た、という雰囲気が感じられる。


クリーンもツインになったことから

確かに初期に比べたら激しさはかなり落ちてるけど

そうしても"良い"と思わせるものを作ってくれて何より。

さすが本国ではかなり人気を博してきているバンドなだけはある。





そんなバンドが満を持して来月、来日を果たす。

個人的には1stの頃から来日を待ち望んでいたバンドだ。

行かない理由がない

Rise Records Tour 初開催はIssuesが来た。

Issuesに続く第2回はCrown The Empire

Issues 同様、ここから日本でもCTE人気に火がつくことを祈る。

その為にも、9月の来日公演

足を運んで間違いなし!

新譜『Retrograde』共々、是非に。