[解散] Major League - 次代を担うクオリティを持ったPOP PUNK | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 


秋の涼しさも出てきて

そんなこんなでもう9月。

今年の月イチ恒例記事の片割れも

残り数回となると感慨深いですね…

とはいえ、更新ペースは落としても

来年以降も書き続けますけどね。

解散するバンドがいなくならない限り( ノД`)


さて、そんな9コ目のバンドは

このシリーズ初となるICE GRILL$所属だったバンド。

POP PUNKを中心に海外の秀逸なバンドと契約を続けてきたレーベ所属でも

数年前から解散するバンドが後を絶ちません。

そんなIG所属バンド第1弾は

 

 

 

 

 

 

Major League
次代を担うクオリティを持ったPOP PUNK

 

 


今年2月に解散を発表】し、

国内外のPOP PUNKキッズに衝撃を与えました。

解散の理由は明らかにされなかったものの

僕たちは親友であることが第一で、
バンドメイトであることは二番目なんだ


と語り、少なくとも

よくあるメンバーの関係性の悪化

ではなさそうなのは何より。

しかし、やはりシーンからも期待されていたであろう

バンドの解散は本当に残念。

音源は少ないながらも

その秀逸な作品を見ていこうと思う。






Mixtape (2011)
 - Some Kids Just Can't Hang
 - Take Me
 - From States Away
 - From States Away [LIVE]
 - Seasons
 
デビューEP『The Truth Is...』と
2nd EP『Variables』を合わせ、
新曲まで追加したという豪華仕様で
完全日本限定盤を2011年にリリース。
日本の所属レーベルであるICE GRILL$からリリースされた
MLの国内デビュー作。
6月のラストツアーの際に



と、オーナーのミズキさんが語るように
国内デビュー盤、そして曲順を決めさせてくれたという
レーベル自身にとっても思い入れの強い作品のよう。
ってことで、MVはないけど
リンク先のひとつに"Take Me"も入れたのはその為。

US POP PUNKの次代を担うバンドとして注目されたML。
故に良質なPOP PUNK SONGが軒を連ねる。
最終日には行けなかったが、ツアー初日には
この盤の1曲目"I Don't Like You, Whatever"で始まり
2曲目の"Subject to Chage"でシメてくれたのが嬉しかった。





Hard Feelings (2012)
 - Homewrecker
 - Hometown Heroes (not official/audio only)
 
そしてバンドが満を持して放つ1st full album
Hard Feelings』を2012年にリリース。
国内盤には2曲のボーナストラック付き。
その内のひとつ"Hometown Heros"は日本でも人気の高い
シンガロング必須のPOP PUNK SONGだ。

ツアー初日でオルメディのSHOさんが絶賛していたアルバムではあるが
それには自分も概ね同意。
MVこそ少ないものの、至極のPOP PUNK曲が揃い踏み。
1分弱のPUNK SONG、タイトル曲の"Hard Feelings"
Hometown~に負けず劣らず、フロア中がシンガロングに包まれる
"Walk Away"
疾走し、ジャケットを彷彿とさせるタイトルの"Arrows Crossed"
Hundgunsvo.Talor がfeatした"Baltimore"など
他にも秀逸な曲が並ぶ。
後世に残すに十分値するPOP PUNK盤だと思います。




There's Nothing Wrong With Me (2014)
 - Kaleidoscopes (audio only)
 -
Kaleidoscopes (LIVE)
 - Just As I Am
 
残念ながら2nd albumにして最後の作品となってしまった。
2014年にリリースしながらも、来日情報が全くなく
今回は来ないのかなーなんて思ってたら、まさかの解散発表…
でもIGの尽力&人望か、ちゃんとラストツアーしてくれたのは
本当に感謝しかない。

vo.Nick が抜けてしまい、これまで
ギターとボーカルを兼任していた
Brian がそのままメインボーカルとなった。
これまでのPOP PUNKから打って変わって
今作はエモーショナルさと
オルタナティブ感が強く出た作品に。

やはりバンドがそれまでにやってきたジャンルから
変化した作品を出すと、最初はなかなか
受け入れ難くもあるが、聴いていく内に味を占めた。
個人的に最も気に入ったのは"Kaleidoscopes"で、
故にそれをラストツアーの際に聴けたのは
ホントに嬉しかったんよ。聴き納めだからね(´;ω;)
"Wallflower"、"Graves"、"Pillow Talk"と、
Kaleidoscope までの4曲は割とアップテンポな
エモーショナルロックな曲が並び、
ある種インディー感も漂う"Just As I Am"
アコギで奏でる"Montreal"も良い。
と、いうように
エモーショナルさも存分に発揮されていたが
ライブ映えするようなアップテンポなロックサウンドもあり。
1枚のアルバムとしては十分なクオリティだった。





こうして改めて各作品を聴いては見たが

やはり良い。

しかし、やはりメインボーカルの脱退

少なからず影響があったのでは?とも思ってしまう。

抜けた後のアルバムの作風が

これまでと変わってしまったのもあるしね。

しかし、それはそれで良いアルバムだったし

新体制になってもWarped に出たりもしてたのになぁ(´・ω・`)


しかし、キャリアや知名度が同等のバンドでも

ラストツアーで日本を回ってくれるってのは

本当に稀なことで。

ML以外のバンドでも、IG所属だったバンドが

解散や休止を発表後、最後のツアーで

日本も回ってくれるのは

間違いなくIGの尽力と人望、そして

それまで支えてきた良識的なリスナーのおかげだろう。

バンドによっては

最後の公演で涙まで流してくれたりもしてる。

バンドに日本のことをそこまで思わせた功績は

とても大きなものだと思う。



こうして解散してしまうMajor League ではあるが

Vo/Gt.Brian によると

既に新しいバンドが動き出しているとか。

自分が行ったラストツアー初日でもそのことに触れ

今度は新しいバンドでまた来るよ!

的なことも言っていたし、

先行して曲を聴かせてもらっていたIGのミズキさんも

かなりの好感触を示していた。

次のバンドがどういった音楽性になるかはまだ不明だが

新たなバンドの発進に期待を寄せつつ

Major League には

短い間だったけど、感謝と労いの言葉をかけよう。



過去レポ・ライブ動画
2013 LIVE REPO 30th. No Blur CIRCUIT 2013
2013 LIVE REPO 31th. ICE GRILL$ TOUR 2013
2016 LIVE REPO 18th. Major League FINAL JAPAN TOUR


 
Major League (Japan Tour 2011)
 


Major League FULL SET (Jerry's Pizza 04.21.2013)
 


Major League [Full Set, Vans Warped Tour 2015, Pomona, CA]