秋の涼しさも出てきて
そんなこんなでもう9月。
今年の月イチ恒例記事の片割れも
残り数回となると感慨深いですね…
とはいえ、更新ペースは落としても
来年以降も書き続けますけどね。
解散するバンドがいなくならない限り( ノД`)
さて、そんな9コ目のバンドは
このシリーズ初となるICE GRILL$所属だったバンド。
POP PUNKを中心に海外の秀逸なバンドと契約を続けてきたレーベ所属でも
数年前から解散するバンドが後を絶ちません。
そんなIG所属バンド第1弾は
Major League
次代を担うクオリティを持ったPOP PUNK
【今年2月に解散を発表】し、
国内外のPOP PUNKキッズに衝撃を与えました。
解散の理由は明らかにされなかったものの
僕たちは親友であることが第一で、
バンドメイトであることは二番目なんだ
と語り、少なくとも
よくあるメンバーの関係性の悪化
ではなさそうなのは何より。
しかし、やはりシーンからも期待されていたであろう
バンドの解散は本当に残念。
音源は少ないながらも
その秀逸な作品を見ていこうと思う。
『Mixtape』 (2011)
- Some Kids Just Can't Hang
- Take Me
- From States Away
- From States Away [LIVE]
- Seasons
デビューEP『The Truth Is...』と
2nd EP『Variables』を合わせ、
新曲まで追加したという豪華仕様で
完全日本限定盤を2011年にリリース。
日本の所属レーベルであるICE GRILL$からリリースされた
MLの国内デビュー作。
6月のラストツアーの際に
と、オーナーのミズキさんが語るように
国内デビュー盤、そして曲順を決めさせてくれたという
レーベル自身にとっても思い入れの強い作品のよう。
ってことで、MVはないけど
リンク先のひとつに"Take Me"も入れたのはその為。
US POP PUNKの次代を担うバンドとして注目されたML。
故に良質なPOP PUNK SONGが軒を連ねる。
最終日には行けなかったが、ツアー初日には
この盤の1曲目"I Don't Like You, Whatever"で始まり
2曲目の"Subject to Chage"でシメてくれたのが嬉しかった。
『Hard Feelings』 (2012)
- Homewrecker
- Hometown Heroes (not official/audio only)
そしてバンドが満を持して放つ1st full album
『Hard Feelings』を2012年にリリース。
国内盤には2曲のボーナストラック付き。
その内のひとつ"Hometown Heros"は日本でも人気の高い
シンガロング必須のPOP PUNK SONGだ。
ツアー初日でオルメディのSHOさんが絶賛していたアルバムではあるが
それには自分も概ね同意。
MVこそ少ないものの、至極のPOP PUNK曲が揃い踏み。
1分弱のPUNK SONG、タイトル曲の"Hard Feelings"
Hometown~に負けず劣らず、フロア中がシンガロングに包まれる
"Walk Away"
疾走し、ジャケットを彷彿とさせるタイトルの"Arrows Crossed"
Hundguns のvo.Talor がfeatした"Baltimore"など
他にも秀逸な曲が並ぶ。
後世に残すに十分値するPOP PUNK盤だと思います。
『There's Nothing Wrong With Me』 (2014)
- Kaleidoscopes (audio only)
- Kaleidoscopes (LIVE)
- Just As I Am
残念ながら2nd albumにして最後の作品となってしまった。
2014年にリリースしながらも、来日情報が全くなく
今回は来ないのかなーなんて思ってたら、まさかの解散発表…
でもIGの尽力&人望か、ちゃんとラストツアーしてくれたのは
本当に感謝しかない。
vo.Nick が抜けてしまい、これまで
ギターとボーカルを兼任していた
Brian がそのままメインボーカルとなった。
これまでのPOP PUNKから打って変わって
今作はエモーショナルさと
オルタナティブ感が強く出た作品に。
やはりバンドがそれまでにやってきたジャンルから
変化した作品を出すと、最初はなかなか
受け入れ難くもあるが、聴いていく内に味を占めた。
個人的に最も気に入ったのは"Kaleidoscopes"で、
故にそれをラストツアーの際に聴けたのは
ホントに嬉しかったんよ。聴き納めだからね(´;ω;)
"Wallflower"、"Graves"、"Pillow Talk"と、
Kaleidoscope までの4曲は割とアップテンポな
エモーショナルロックな曲が並び、
ある種インディー感も漂う"Just As I Am"
アコギで奏でる"Montreal"も良い。
と、いうように
エモーショナルさも存分に発揮されていたが
ライブ映えするようなアップテンポなロックサウンドもあり。
1枚のアルバムとしては十分なクオリティだった。
こうして改めて各作品を聴いては見たが
やはり良い。
しかし、やはりメインボーカルの脱退は
少なからず影響があったのでは?とも思ってしまう。
抜けた後のアルバムの作風が
これまでと変わってしまったのもあるしね。
しかし、それはそれで良いアルバムだったし
新体制になってもWarped に出たりもしてたのになぁ(´・ω・`)
しかし、キャリアや知名度が同等のバンドでも
ラストツアーで日本を回ってくれるってのは
本当に稀なことで。
ML以外のバンドでも、IG所属だったバンドが
解散や休止を発表後、最後のツアーで
日本も回ってくれるのは
間違いなくIGの尽力と人望、そして
それまで支えてきた良識的なリスナーのおかげだろう。
バンドによっては
最後の公演で涙まで流してくれたりもしてる。
バンドに日本のことをそこまで思わせた功績は
とても大きなものだと思う。
こうして解散してしまうMajor League ではあるが
Vo/Gt.Brian によると
既に新しいバンドが動き出しているとか。
自分が行ったラストツアー初日でもそのことに触れ
今度は新しいバンドでまた来るよ!
的なことも言っていたし、
先行して曲を聴かせてもらっていたIGのミズキさんも
かなりの好感触を示していた。
次のバンドがどういった音楽性になるかはまだ不明だが
新たなバンドの発進に期待を寄せつつ
Major League には
短い間だったけど、感謝と労いの言葉をかけよう。
過去レポ・ライブ動画
【2013 LIVE REPO 30th. No Blur CIRCUIT 2013】
【2013 LIVE REPO 31th. ICE GRILL$ TOUR 2013】
【2016 LIVE REPO 18th. Major League FINAL JAPAN TOUR】
Major League (Japan Tour 2011)
Major League FULL SET (Jerry's Pizza 04.21.2013)
Major League [Full Set, Vans Warped Tour 2015, Pomona, CA]