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GG Times

旧名:ソシペンス・ドラマ 「浪速の9人」、tk39fishのブログ

いつも言い出してから、ちょっと反省したりするのですけども、
今回もブログに上げた後に「うーむ、やはり無茶だったかなあ…」と思いつつ、
なんと、Twitterでのお知らせは、現時点で170に迫るRTをしていただき、
おかげさまで、何人かの協力者に名乗り出ていただくことができました。
みなさま、本当にチェゴでございます!ありがとうございます。

現時点で確認させていただいているのは、
ゆっぺんぎん(・8・) ‏@yuppeS2ny さん
((((こ りん))))) ‏@u_ssica さん
angel-heart ‏@angel_heart_829 さん
なおちょん(*´・J・) ‏@sopi_max さん
Y・A・O(sosipapa) ‏@ohyasan1965 さん(以上、Twitterより)
Michi Momo さん
たむ さん
や~さん さん(以上、ブログコメより)
の8名の皆さんです。ありがとうございます。

おそらく、お手伝いをお願いするのは、
①当日、会場周辺でのテープ貼り作業
②開場後、Bブロック現地での配布と主旨説明
③実施時に先頭に立ってサプライズ実施

の3つくらいになりそうです。

①について、説明しておきますと、使用するネオンカラーのPMカット紙は、
岐阜の多治見の紙屋さんから送られるものを、
21日当日の朝に、僕が島根から大阪に出向き受け取ります(この時点でかなり無茶w)。
ただこの紙、サイズはB4ほどのサイズで、1枚ではちょっと大きさが足りません。
そこで2枚をテープで繋げようと思っています。
枚数にして、ピンクが81セット(162枚分)、イエローが57セット(114枚分)。
さすがにこれを1人でやるのは時間がありません。
(スヨンの千羽鶴を一人でまとめた苦い思い出が甦りますwww)
なので、そのままお昼前後に会場付近に持ち込んで、
テープでくっつけてB3サイズにするのを手伝って欲しいのです。

集合時間については、14:30からソシペンの撮影があるようなので
13:00に撮影場所と同じ看板(下写真)のところに来ていただければ幸いです。
目印に、いつもの応援シャツ(青のtk39fish)と、魚キャップかぶっときます(恥)。
ここで作業を手分けしてしてしまいたいですが、当日はあまり天気が良くないようなので、
雨が降っていれば、道路を挟んだ南側の高架下の駐車場で実施するかもしれません。

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②については、主旨説明の紙も合わせて用意しますので、
列で担当分けをして、配りながら皆さんに協力をお願いして欲しいです。
これが一番大変だと思います(-_-;)
僕は15:00の開場と同時に入場して早めにBブロックに向かいます。

③については、もうやるしかないです(笑)
タイミングについては、最初、アンコール後の「STAY GIRLS」と言ってましたが
(個人的には、この歌のアンサー的な意味もあっていいかなと思いました)
「会場が暗いから見えないと思うよ」というアドバイスもいただいたり、
「STAY GIRLS」の時はやっぱペンラのピンクオーシャンで応えるべきだと
思い直しましたので、以下に変更することにします。

「GIRLS&PEACE」のスタートと同時に掲げる。

これでいきましょう。
アリーナの皆さんはボールキャッチで、ボードどころじゃないでしょうから(笑)
できれば曲が終わってステージをはけるまで続けたいですね。

掲げるイメージはこんな感じです(これも趣旨説明レターに入れます)。

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泣いても笑っても、これが本ツアーの最後のサプライズ。
成功するかどうか、当日になってみないと解りませんが、
僕もあなたもBブロックになったのも、なにかの運命だと思って、協力を!!
日本の2ndツアーで、ささやかながら、この試みが成功すれば
きっとソシと、J-SONEの想い出の1ページに加えてもらえるはずです。
そしてまた、次の機会の、もっと盛大で素敵なサプライズへつながると信じて。

スヨン千羽鶴でお世話になった韓国ペンカフェ「火樹銀花」のcoilさんが
前記事にコメントをくれました。

「또와 これすごいです!!! 2文字の compactしながらも非常に情感ある表現です.
この2文字に韓国人が実際に受ける感じを説明しにくいですが...
純粋な感じもあって...比喩しようとすると恥ずかしい少年が
少女に対する心に一杯な恋心を節制して, 下手だが, 勇気を出して言っている感じ?
百字, 千字の名文よりこの2文字にすべてのものがすべて入っています.
(中略)イベント成功するように祈ります.」
(原文ママ)

・・・もう後にはひけません。さすがに(笑)

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또와
「ット ワ」と発音するのでしょうか。
親愛なる人に「また来てね」と軽く手を振る、
そんなシチュエーションの言葉です。
今回の2ndツアーで、
彼女たちに、より近づけた僕たち日本のSONEらしく
親しみを込めて見送ってあげたいと思います。

まだまだ協力者を募っています!


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遅ればせながら、日本で25回目のバースデイを迎えたシカ様。みんなと一緒で楽しく過ごせましたか? やっぱり鼻息ローソク消しは、あなたの発案ですか? クリスマスに続けて、大事な大事な一日を、家族と離れた日本で迎えることに、申し訳ない気持ちと同時に、やっぱりどこか嬉しい気持ちもあります(笑) 明日20日は、少し遅くなるけれど、日本のSONEたちからお祝いしてもらってくださいね!
いよいよ今週末に迫ってきました、大阪ファイナル。
待ちに待っていた座席はなんと。な、なんと。
FC優先枠とは思えない、スタンドBの後方・・・(-_-;)

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うがーーーーーーーーーーーー!

ま、まあ、そりゃあ確かに、今回のツアーでは、サブステ真横の席もいただき、
尚且つ、これ以上はない!というほどの良い思いをさせていただきましたよ。ええ。
けれども、さすがにちょっとメゲます。
いや、確かに貴重なソシのファイナルライブです。
山陰から中国山脈を伝ってエッチラオッチラ、大阪湾のほとりに向かいますとも。
けれども・・・けれども。いや、そんなわがままを言ってはイカン!
と大人の対応をはかろうとするのですが・・・

うがーーーーーーーーーーーー!

と、ここまでは昨夜の話。

一夜明けて、冷静に考えました。僕も大人です。
どうせスタンドなら、なんか簡単なサプライズできないかいな?」と。
もちろん、連合さんの用意している「ありがとう」サプライズもあります。
それにも喜んで参加する所存です。
けれども、スタンドの後方では、あれを掲げたところで、マサイ族でもない限り
読めやしないわけで・・・足長部族にそこまでの視力があるかどうかは怪しいです。
(ま、見えたところでアリーナと同じこと書いてあるだけですけども)
なので、スタンド組はスタンド組でなんかあってもいいんじゃないかと・・・。
スタンドだからこそ楽しめることが。

で、思い出したのは先だっての海外での「A YO GG」。

$GG Timesテヨンさんのインスタグラムよりお借りしました。

でも、あそこまでのものはちょっと無理です。さすがに。
僕やちょろしでさんが居座る周辺の方だけでも協力してもらって、
カラーペーパー掲げて簡単な文字を作るくらいなら出来るかも…そう思って
考えてみました。

ええ、とりあえず考えてみただけです(汗)

創り上げる文字は、ハングルで「또 와」の2文字。
ごく親しい人に向けた「また来てね」といった意味があるようです。
これを連合サプライズ(Not Alone)よりも後のタイミング、
イメージではアンコールの「STAY GIRLS」の時に掲げられないかなと。
「ありがとう」と「함께 언제나 언제까지나.」の後なら
メッセージ的には違和感もないはずだし…。

ええ、まあ勝手に考えてみただけですけど。

ちなみにやろうとすると、140人ほどの協力が必要になります。
ピンクとイエローの紙を用意して、該当の席の皆さんに配布するイメージです。
それが、記事タイトルにあげた席の皆さんというわけです。

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しかし、もう時間がありません。拡散したとしても、厳しいものがあるでしょう。
最終的には、当日、会場で、開演前にお願いしまくるしかありません。

ま、まあ本当にやるのであれば、ですけども。

もちろん、カラーペーパーはこちらで用意する覚悟はあります。
問題は当日、限られた時間でどれだけ周囲の皆さんに協力をお願いできるか、
になりそうです。10人くらい揃ったら、なんとか出来そうかな?(汗)

大阪ファイナル。GG Timesとしては、ささやかながら、
あのソシペンス「浪速の9人」のワンシーンを再現するかのようなこのサプライズ、
ダメもとでチャレンジしてみたいと思うのですが。

だめ?

「ちょうど該当の席だし、協力してもいいよ!」
「該当の席じゃないけど、近くだから協力してもいいよ!」

なんて奇特な人がおられましたら、どうぞコメントかツイでリプください。

それなりに集まりそうなら、やっちゃうかもしれません。


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・・・とムリ目なタイトルでミアネヨ。

愛する9人のセカンドツアーも残すところあと2回となってしまいました。
個人的には21日のファイナルのみの参加なので、本当にもう終わり。
寂寥感にかられているソシペンも多いようですが
なぜだか不思議と寂しさをあまり感じないのは、なぜかしら。

テヨンのインスタグラムのせい? それもある。
BEEP BEEPのMVのせい? それもある。
新曲リリースのせい? それもある。

ひっくるめて、なんだか終わり感がないのです。どうして?
明らかにファーストツアーの時のような寂しさを感じません。
僕が大人になったからなのか? 思春期に少年から大人にかわったのか?
ホントの幸せ教えてよ。壊れかけのクォン・ユリ。
実はもしかしたら、こんなイベントが待ちかえているのも理由のひとつかも。

というわけで、われらがJAPANSONEの動画マイスターの一人、
「九人十色の真実見抜く、見た目はダンディ、頭脳はピョンテ。
その名はMajiMajiman!」
氏がついに動きました。
ソシ缶動画で全世界のSONEを楽しませるだけでは飽き足らず、
ついに現実世界のダンスまでプロデュースしてしまうとのこと。

GG Times

彼が仕掛けるイベントは、その名も
『SONE TOWN』 in ShinOhkubo ~54 GIRLS&PEACE~!
JDSD、Twinkle♡、NPSD、PBSD、GO$$IP、Seoul☆Mat9・・・
今をトキメくソシの代表的コピユニ6組、総勢54名のGIRLSが一堂に会して
開催される、史上初?のコピユニダンスライブショー!
ソシの日本デビューからの足跡を、コピユニのパフォーマンスで再現してしまうという
これまでにない試みでございます。
可憐な女子ペンの憧れも、思春期な男子ペンのムラムラも、
ピョンテ傾向過多のサムチョンペンのムハムハも全部まとめてドンとこい!

客席数や参加費用など、詳細は鋭意調整中!とのことですが、
日時は決まっておりますので、ご自身のダイアリーに書き込んだ上で、
ぜひともチングにバンバン拡散してくださいますよう、お願い申し上げます。


開催予定日は、2013年6月29日(土)
14:00~17:00の第1部は、コピユニによるライブ。
18:00~21:00の第2部は、マンネのセンイルを兼ねたアフターパーティー。
の予定になっております。
会場は、K-POP&韓流の聖地・東京は新大久保の「K-Stage O!」。
(新宿区大久保1-8-4 K-SQUARE 3階)

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詳しくはこちらのMajiMajimanさんサイト、「SONE TOWN」をご覧ください。
→ http://majimaji.jimdo.com/

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名古屋でひつまぶしを食べているテヨンさん、お元気ですか?
派手にコケたと噂のシカ様は、ご機嫌いかがですか?

さて、読者の方々からこんなメッセージをいただきました。
「どういう話だったかさっぱり忘れている」(Y.H/高知県在住)
「シチュエーションすら思い出せない」(C.S/高知市在住)
「これまでのあらすじをまとめてくれんさい!」(ちょろ/四国在住)

確かに、前回までのタイムラグが開きすぎてしまい、どんな話だったのかを思い出すこともままならない方もいらっしゃるようです。そこで、ソシペンス第二弾「The Boys」について、ざっくりとこれまでのお話しをまとめてみました。

■「浪速の9人」の数週間後の物語

大阪での公演をクライマックスに、ソシの9人が巻き込まれた事件から数週間後。冬が過ぎ、春の気配が漂いはじめた韓国・ソウルで、この物語は幕を開けます。ソシたちは、次回作、韓国での第3集アルバムのカムバックを前に、ダンス練習やソロ活動、学生生活などの日常へと戻っています。

■キム・テウの失踪

一般人とめでたくゴールインし話題をさらったばかりのシンガー、キム・テウの元に、旧知の友人から連絡が届きます。新居でのパーティーを計画していたその夜、テウは、友人ホドンが、軍の研究機関で極秘の研究に関わっていたこと、そしてその研究をテロリストに横流ししていたことを打ち明けられます。その研究とは、あの軍用スーツと、それと並行して開発された新型の武器に関するものでした。軍に追われる身となっていたホドンは、テウに助けを求めてきたのですが、時すでに遅く、2人そろって謎の集団に囚われの身となってしまいます。

■ユリから始まるサスペンス

テウのパーティーに呼ばれていたユリは、彼の自宅を捜して江南を彷徨っているうちに、ひょんなことからテウの誘拐現場に導かれてしまいます。そこで見つけた携帯電話は、ホドンがテウに託した機密データが入ったものでした。同じようにパーティーに招かれていたBEGのナルシャと合流した直後に、2人は武装した一団に囲まれます。それは、あろうことか、数週間前に日本で逢ったばかりの韓国軍の軍人、ウォン少佐の部隊でした。事情が呑み込めないまま、ユリは彼らに連行され、ナルシャはテウの自宅へと強制送還されてしまいます。

■記者ジョンヒョンが掴んだ情報

その頃、大阪での事件に深く関わっていたジョンヒョンは、ジャーナリスト仲間のソンホンから、ある情報を入手していました。大阪の事件の黒幕でもあったテロ支援組織「アクバル」のボス、キファーフが既に釈放され、謎の積み荷と共に不可解な行動をしているという情報でした。それは、ホドンが研究仲間であるギョンサンらと開発した、軍用スーツに対抗する特殊な兵器であると察したジョンヒョンは、ミンスとウォン少佐にコンタクトするのでした。

■スーツとの再会

日本での事件で負傷した貴恵を見舞うため、ソウルを経つ寸前だったマネージャー・ミンスは、ウォン少佐からの知らせを受けて急きょ踵を返すと、ジョンヒョンからの依頼を受けて、ソシたちを連れてとある場所に向かうこととなります。同じころ全州に里帰りをしていたテヨンのもとにも、軍からの迎えがやってきていました。ミンスたちが辿りついたのは工場地帯の巨大な倉庫でした。既に到着していたジョンヒョンと、ウォン少佐に再開したミンスと8人が目にしたのは、忘れもしない、あの軍用スーツでした。しかもスーツは、彼女たちが近づくと、まるで眠りから覚めるかのように起動したのです。そして、ウォン少佐は彼女たちに言います。「この事件を解決するために、もう一度日本に行って欲しい」と。


と、ここまでが第7話までのお話し。これで第8話から読んでもきっと大丈夫。
チグムン大丈夫、アプロド大丈夫、ヨンウォニ大丈夫でしょう。
それではお楽しみください!

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見慣れたソウルの夜景が、あり得ないスピードで窓の外をよぎっていくのを、自分でも驚くほどの冷静さでぼんやりと眺めながら、テヨンはあの日を思い出していた。

歓声沸く大阪城ホールをひとり後にし、ヒョナに貸りたコートを翻して駆けだした瞬間。渋滞するハイウェイの只中で、絶望感を打ち消した『Into The New World』の調べ。白馬の王子のごとく現れて、自分を関西国際空港まで運んでくれた大きく暖かな背中。そして、スンナムの握る拳銃から放たれた閃光。気が遠くなるほどの胸の痛み。湧き出した感情。悔しさ。哀しみ。目の前で傷ついたミンスの最愛の人。冷たい光を跳ね返すフロアに、ゆっくりと広がる赤。畏れと、怒り。あの感情は、その瞬間まで、テヨンの人生で感じたことのないものだった。あれが本当の怒りなのか、と思った。あんなにも誰かに憤りを感じたことは無かった。あれほどまでに自分が誰かを憎めるとは思ってもいなかった。あのまま、荒んだ気持ちのままでいたら、自分はどうなっていたのかと思う。心を震わせるような歌なんて、もう二度と歌えなかったはずだ。再び大阪城ホールに戻っていなければ。愛する人を抱きかかえながらミンスが言った言葉が甦る。「・・・まだ、あそこにはお前の帰りを待ってる連中がいる」。あのステージに立ったことで、こうして今の自分が居ると思う。出来れば綺麗さっぱり忘れてしまいたい出来事だったが、一方で“かけがえのないもの”に気付かされた出来事でもある。希望に満ちた未来のことを想うたびに、あの日の絶望と隣り合わせだった日々が甦ってくるのだった。
「・・・間もなく到着です」
自分を迎えに来た名前も知らない軍服姿の男がそう告げ、テヨンは束の間の回想から現実に引き戻された。いつの間にか、彼女を載せた軍用ジープは見た事もない工場地帯を進んでいた。
「ここは?」
そう尋ねたが、男はそれに応えてはくれなかった。
ほどなく大きな建物の前に停まったジープから、言われるままに降りると、テヨンは男の後に従ってゆっくりと歩きだした。静まり返った夜の中、羽織った春物のコートの隙間から冷たい夜気がそっとすべりこんでくる。二人を待っていたかのように、前方の扉が開き、同じような格好をした無表情な男が迎え入れる。微かに漂うオイルのような臭いに混じって、覚えのある香りを嗅ぎつけて、テヨンはそこに仲間たちがいることを悟った。

「メモリーカードの情報によれば、彼らは例のプロジェクトに"BOYS"というコードネームをつけていたようだ」
スチール机を軋ませながら、大柄な男が言う。ウォン少佐である。
「ボーイズ?」
すぐ横のスチール椅子に腰かけていたミンスが聞きかえした。
「Barrage Of Yellow-jacket Systemの略だ…。まあ、"スズメバチの集中砲火システム"といった意味らしい」
「・・・痛そ~」
ソニが思わずつぶやく。すぐ横で真顔のソヒョンも無言でうなずいている。
「"盾"であるところのスーツに対しての"矛"だからな。さぞかし痛いシステムだろうよ」
ジョンヒョンが言う。それを受けてウォンが言った。
「・・・まあ、あまりセンスがいいネーミングとは言えんが、便宜上、逃亡した連中を"The Boys"と呼ぶことにした」
「"ボクちゃん"たち、か。なんか可愛らしいけど」
スヨンが面白くなさそうに言う。
「実際、彼らは怖気づいて息をひそめてる子供同然だ」
そう言いながらウォンが、机から腰を浮かせて続ける。
「だが、それだけに何をしでかすか分らん」
「窮鼠猫を噛む、って言うしな」
ジョンヒョンの言葉に誰もが息を呑む。
隣にいたユリに小突かれて、ジェシカがそっちを向くと、眉間に皴を寄せたユリが声に出さずに訊いてきた。
(・・・どういう意味?)
(あたしにわかるわけないでしょ!)
ジェシカも声に出さず言い返す。そのやりとりを怪訝な顔で眺めながらウォンが言う。
「そのために、まずは彼らの所在を突き止めることから始めないといけない」
「日本にいることは確かなんですか?」
ユナが問った。ウォンが頷いてみせる。
「全員ではないが、成田から入国した記録があった。おそらく他の連中もだろう」
「何人いるんですか?」
再びユナ。
「・・・おそらくだが、データを解析する限りでは10人」
「大所帯だね」
とヒョヨン。
「ああ。それだけにまとまって行動している可能性は少ない。目につくからな」
「ってことは全員バラバラにいるわけ?」
ユリの言葉にウォンが再び頷く。
「既にキファーフの配下が彼らを追っているはずだからな。彼らも必死なはずだ」
「テロリストに追われ、味方の軍隊にも助けを求められないわけだしな・・・」
ミンスが付け加えた。
「だから軍隊じゃなくって、あたしたちってことか・・・」
察してスヨンが言う。
「見つかるんですか?」
続けざまのスヨンの言葉にウォンが答える。
「見つけるさ。・・・・ただし時間はかかるだろう」
困惑した顔でジェシカが声をあげる。
「かかるだろうって…あたしたちそんなノンビリしてられないし!」
「だよね。カムバックの予定も迫ってるし」
ソニが口をとがらせながら同意する。他のメンバーも同じ意見だと言いたげに、その視線をウォンに集中させた。その視線に耐えかねたわけでもなかろうが、ウォンが何かを口にしようとしたその時、長い間閉じたままだったプレハブ小屋の扉が、小さく軋みながら開いた。部屋の中の全員が、過剰なまでに反応し、音のした方向を振り返る。そして、そこに姿を現した二人の人物にウォン以外の全員が目を見張った。


同じ時刻、深夜の横浜港。雨に濡れたレンガの壁が幻想的にライトアップされている。もう少し暖かくなれば、夜明けまで愛を語るカップルたちの姿もあるだろうが、まだ冬の寒さを残すこの時期に人の姿を認めるのは難しい。しかし、今夜はそうではなかった。光の届かない一角に、固まっている一群の影があった。光が当たらないせいではない、全員が上下とも黒いジャンパーとパンツに身を包み、頭には黒のニット帽をかぶっているせいだ。体格はさまざまだが、その身は等しく、いまにも破裂しそうななにかを内包しているように見えた。
「・・・以上がこれまでに掴んでいる情報だ」
先ほどまで聞きなれない言葉で延々と喋っていた男は、十名ほどの輪の中でもひときわ目立つ長身だ。ニット帽の下の髪の毛は分らないが、顔の特徴から中東系だと解る。
「成田空港から先の足取りは掴めてないんですか?」
グループの中の一人から声があがる。
「・・・残念ながら情報はない・・・ただ、幾らでも手に入れる方法はあるだろ?」
そう切り替えされて、質問した男は沈黙した。
「そのためにお前たちを選んだんだ。わかってるな?」
言われて全員が無言の肯定を示す。先ほどからグループの中に漂っていた見えないなにかが、ピンと張力を増したようだった。
長身の男はジャンパーのポケットから、紙の束を掴み出し、一枚ずつ男たちに手渡した。
「この数週間に、ソウルから成田入りした韓国人のリストだ。まずはこれを当たれ」
無数の名前が並ぶ紙を、男たちは雨に濡れないようにすぐさま自分のポケットに無造作に突っ込んだ。それを見届けて、再び長身の男がポケットから、今度は手のひら大のカードを取り出す。
「パク・ギョンサン。例のブツの開発者の一人だ」
若い男の顔写真がプリントされているそれは、ご丁寧にもラミネートされて、降りかかる雨粒を弾いている。
「逃亡した連中で、唯一面が割れているのがコイツだ。コイツを捕えられたら、他の連中の居所を知る手間が省ける可能性が高い」
男たちはその写真もポケットに突っ込む。
「欲しいのは、連中がそれぞれ持ち込んでるはずの"弾丸(タマ)"の開発資料だ。もしかすると実際に試作したものも持っている可能性がある。・・・どんな手段を使ってでも手に入れろ」
長身の男は強い口調でそう言い、最後に一言だけ付け加えた。
「猶予は1週間だ。1週間後の同じ時間、ここに戻ってこい」
言われた男たちは、その言葉を反芻するかのように微かに頷くと、静かに思い思いの方角へと歩き去っていく。最後の一人がレンガ倉庫の向こうに消えていくのを見届けると、長身の男は背後を振り返り、その暗闇にずっとたたずんでいた人影に声をかけた。
「・・・我々も行きましょうか、ボス」
言われた人影がゆっくりと立ち上がると、皮のジャンパーのあちこちに溜まっていた雨水がザッと流れ落ちた。
「・・・アービド。俺たちはどこへ?」
長身の男、アービドが訊かれて応えた。
「東京のコリアンタウンです。・・・新大久保」
訊いた男はその名を耳にしたのかどうかも解らないスピードで、アービドの先を歩きだしていた。彼がキファーフであることは、言うまでもなかった。


時が止まったかのような光景だった。戸口に立つふたつの人影が、自分たちの仲間、キム・テヨンであることは誰もがすぐに認識できていた。ソヒョンなどは思わずその名前を口にしかけた。しかし、それすらも詰まらせるほど意外な人物が、彼女の前に立っていたのだ。数秒の後、ようやくその呼び名を口にしたのはソニだった。
「・・・おじさま!?」
「会長!?」
ほぼ同時にそう言ったのはミンスである。その他のメンバーはただ茫然と立ち尽くしているだけだ。穏やかに微笑んでいるSMエンターテインメントの創始者の後ろから、ちょこんと顔を出したテヨンに、ティファニーが最初に顔をほころばせた。
「話は先生から全部聴いたよ」
テヨンが言いながら、メンバーのもとへと歩み寄った。わらわらと、それを取り囲んで軽いハグを交わしながらも、メンバーの視線はイ・スマンに注がれたままだ。あの事件以降、事務所で顔をあわせても、一切事件のことは口にしていなかった彼が、今、ここに姿を現したことに、ソシのメンバーだけでなく、ミンスも驚きを隠せないでいた。
「会長」
声を失ってしまったメンバーたちの代わりに、ウォンが声をかけた。
「お待ちしていました。ここからは、あなたから説明してもらいましょうか」
言われてスマンは軽く頷いて、先ほどまでの穏やかな笑顔を収めて2,3歩前に歩み出る。無言のまま、自分を見つめる9人とミンスの顔をひとつひとつ確かめるように見渡して、最初にこう言った。
「・・・お前たちには、本当にすまないと思っているよ」
それは、あの事件の真相を知って以来、彼が毎日のように心の中で彼女たちに投げかけていた言葉だった。あえてそれを声に出さないことが、彼なりの優しさでもあったのだ。
「会社をここまで大きくしたのは、お前たちに怖い思いをさたりするためじゃないのにな・・・」
言いながら、メンバーたちの頭をそっと撫でていくスマン。
「・・・皮肉なことに、私の会社が国の経済も左右するほど大きくなったせいで、お前たちにあんな思いをさせる結果になった」
最後にミンスの前に立つと、彼の目を見つめて言った。
「貴恵さんが助かったと聞いて、心の底からほっとしたよ・・・すまなかった」
そして深々と頭を下げるスマン。その姿に声もなく立ち尽くすミンス。頭をあげるとメンバーたちのほうを振り返り、大きく息を吐いてみせたスマン。
「今回起こったことは、すべてウォン少佐から聞いた」
言いながら、部屋の奥のウォンに視線をチラと向ける。
「残念ながら、彼の言う通り、またお前たちの手を借りねば、この問題は解決しそうにない」
目を閉じて、しばしの間言葉を捜すかのように沈黙する。
「・・・だが、今回はお前たちだけに辛い思いをさせたくない」
言いながら閉じていた目を開け、メンバーたちを見据える。その目は、重大な決意と彼女たちの慈しみの光をたたえていた。
「ウォン少佐には、随分と難色を示されたんだが・・・」
その言葉をウォンは無表情に受け止めている。
「これはSMエンターテインメント全体で受け止めるべき事態だ」
会長のその言葉に込められた真意を測りかねてか、まだメンバーたちの表情は固いままだ。
「理事たちとも話をして決めた」
「・・・・何を、決めたんですか?」
ようやくミンスがその口を開いた。その彼を見やって、少しだけ微笑むと、スマンは背を向けて言った。
「日本に逃げた開発者たちを、全従業員で探す」
「えっ?」
スマンの言葉にメンバーたちが声を揃えて反応した。
「先生、それって…」
ティファニーの声をさえぎってスマンが言う。
「ああ。お前たちだけに重荷は背負わせない。SMエンターテインメントのスタッフ全員で一緒に背負うんだ」
「・・・全員って」
スヨンが言うと、スマンは思い出したようにつぶやいた。
「SUJUの連中も快く賛成してくれたよ。・・・・SUPER SHOWのアジアツアー延期にな」
「え?」
再びメンバーが声を揃える。振り返ったスマンの顔には、穏やかな笑みが戻っていた。
「SMエンターテインメントは、この春、日本でSM TOWNを開催することにした」
その言葉が意味することを、メンバーたちは瞬時に察して、そして立ち尽くした。