(つづき)
折り返してゴールに向かうというのは気分的にも楽になる。
身体の方はそれなりに疲れているけど。
国道139号線を西湖方面へと進む。
上り坂はゆっくりながらも走る。
このあたりになると、72kmの選手たちもゆっくりと走っている。
逆に112kmの選手たちの方が速い。
ここまで自分たち以上の距離を走っているのに。
ホント、凄い。
人数は少なくなってきているが、これから本栖湖に向かう選手ともすれ違う。
ごくうさんと会った。
調子が万全ではないことを知っていただけに、ここで会えたのは嬉しい。
しかもまだ諦めていない。
行けるところまでいくと言う。
こっちも元気をもらって先へと進む。
再び、野鳥の森公園(うどんエイド)に戻ってくる。
ここではリンさんと会った。
ちょうど入れ違いだったようだ。
自分はトイレに行きたかったので、すぐさま仮設トイレにならんだ。
この復路でもしっかりと、うどんを食べる。
食べながら2年前はここでリタイアしたことを思い出す。
収容バスを横目に出発。
出発するときにレインウェアを脱いだ。
すぐに西湖が見えてきた。
80km地点を通過。
1:34:09 10:13:48 (9'25/km)
ラップタイムは気にしなくなっていた。
ただ事務的にボタンを押すという感じ。
このあたりで、
「完走できそうだ」
と思ったのを覚えている。
左手に西湖を見ながらLSD(Long Slow Distance)ペースで走る。
雨もすっかりあがって時折、明るい陽射しすら見える。
「好時魔多し」
急にガクんと身体が動かなくなった。
「しゃりばてか?」
そう思って、おにぎりを食べるも変わらず。
寒さで身体の動きが鈍くなったと気付く。
急いでレインウェアを着るも、寒気はおさまらず。
湖からの冷たい風にあたっていたのが良くなかったようだ。
けれどもそれは他の人も一緒。
ここからは、歩きをまぜながら進むことになる。
エイドでは、温かい紅茶を飲む。
そして西浜小中学校に到着。
あと残り15km。
ゴール制限時間まで3時間以上。
フツーに考えれば全然問題ない。
歩いても大丈夫だ。
けれども、なんか急に自信がなくなってきた。
「歩いていくのもできるかどうか」
じっとしているとネガティブになりそうになったので出発する。
いよいよ河口湖までもどってきた。
何も考えないように走った。
前に見える人の背中だけを見るような感じ。
90km地点を通過。
1:29:07 11:42:55 (8'54/km)
河口湖遊園のエイドでは、パイプ椅子に腰かけた。
座ると同時に身体が震えだす。
スタッフの人から声をかけられたが、慌てて遮った。
となりに座っていた112kmの選手はその場でリタイアをした。
普段ならなんてことのない10kmが長かった。
最後の関門(95.1km)、河口湖ステラシアターに到着。
ここからは長い上り坂。
上りは大腿四頭筋に負担がかからないので痛くはない。
走れないまでも楽に歩けた。
むしろゴールまで残り2kmの下りの方がキツかった。
みんなは最後とばかりに走っていくが、自分は歩くことしかできない。
富士北麓公園に戻ってきた。
「お帰りなさい」
この言葉は身にしみて嬉しかった。
すでにゴールした人も応援してくれている。
その人の胸元には完走メダルがある。
「今年は自分ももらえる」
そう思うと嬉しくて仕方がない。
2年前はその姿があまりにも眩しくて直視できなかった。
完走メダルを見るたびに悔しい思いがこみあがってきた。
それに耐えきれずに、早々に一人帰宅した。
「リベンジだぁ」
内心そう言いながら、ゴール。
1:48:55 13:31:50 (10'53/km)
ゴールした直後、思い出したように寒気が襲ってきた。
初完走のウルトラマラソンはきつかった・・・。
来年はおそらく出ないと思う(^^;
UTMFを走っている自分の姿しか思い浮かばない。
最後に今回の大会参加をとても楽しいものにしてくれた、さぶろうさん、リンさん、そして同宿のみなさま、ホントにありがとうございました。
大会関係、ボランティアの方々、沿道で応援してくださったみなさま、ありがとうございました。
そしてトレイルへ♪
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