雛鶴峠で水500mℓのペットボトルを受け取った。
呼吸を整える程度の小休止ですぐに出発。
この日のトレイルの状態は思っていたよりも良かった。
ふかふかのところもあり、走っていて心地よい。
ただ景色の方は・・・。
しばらくすると数少ないひらけた場所に出た。
「あ~、イイ天気だ」
のんびりとしたいところだったが、写真を撮っただけで先に進む。
「棚ノ入山」までは登り基調。
「なんか登ってばかりだな・・・」
ホントにそう思った。
前半は抑え気味で走ってきたつもりだったけど、足の方は結構疲れている。
それでもまだ、「足が終わった」というほどでもなかったので淡々と登る。
急登では坂を見上げずに足元を見るようにした。
坂を見上げると、「笑い」しかでてこない。
このあたりになると前後の選手の間隔も長くなっている。
なので、あまり抜いたり抜かれたりすることも少なくなった。
マイペースでのトレラン。
しんどいけど楽しい。
知らない間に、「棚ノ入山」を通過。
長い下りが続くようになったので、通り過ぎたのだと気付く。
そこから第2関門まではほぼ下り坂。
「第2関門の制限時間(7時間)には間に合うな」
そう思った。
途中で水がなくなったが、「もうすぐエイド」と自分に言い聞かせて走った。
だいぶ疲れてきているので転ばないよう集中する。
結構、長く感じつつも、スタートから5時間50分ほどで第2関門に到着。
水をがぶのみ。
きゅうりが美味しかった。
トイレで所用をすませて出発。
ここから第3関門まではロードの登り坂。 その距離およそ5km。
「タイムを考えるなら、この区間が頑張りどころ」
レーススタート時に高低図を見てそう思った。
だけど、この時には、
「とりあえず完走できそうだから、歩いてもいいんじゃない?」
という「悪魔の囁き」が聞こえてきた。
実際、頑張って走ってはみたものの100mほどで限界。
結局、歩いた・・・。
途中で頭が「ぼーっ」としてきた。
喉の渇きも感じなくなった。
「んっ、ちょっとまずいかも」
幸運なことに、トンネルが現れてしばしそこで小休止。
トンネルの中は涼しい風が吹いている。
首筋に水をかけて、ふたたび歩きだす。
ほどなくして第3関門に到着。
タイムは、6時間55分。
「あとはゴールまで下りだ!」
そう思ってトレイルに入ったけれども、すぐにそれが間違いだったと気付く。
ここにきて、再びアップダウン。
「終盤のこれはキツい・・・」
「もう、登りは終わりだろう」
と思ったところに、「御前山手前」に向かう登りが現れたりする。
なんとか粘って登山口まで下りてきた。
気持ちはもう「ゴール間近」
ところが、舗装道に出たところに立っていたスタッフは再び山の方へと誘導する。
「マジですか・・・」
さすがに気持ちが切れた。
そこからは歩き・・・。
最後のトレイルを抜けると桂川河川敷に出た。
「最後は走ってゴールしよう」
そう思って走ってゴール。
タイムは8時間30分。
ゴールしてしばらく地面に座り込む。
疲れたけれども、完走したという充実感があった。
久しぶりの感覚だ。
これがあるからやめられない。
「でも来年はもういいかな・・・」
最後に、大会を運営してくださった多くの関係者のみなさま、ホントにありがとうございました。
多くのポイントにいてくださったおかげで迷わずに走ることができました。
エイドでの、きゅうりも格別でした。
次は信越五岳!
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