(つづき)
ハーフの部の人がいなくなったせいか、だいぶ人もバラけてきた。
ここから5kmほどは、アップダウンの繰り返し。
急勾配はないが、確実に体力を奪っていく区間。
疲れた身体にはこたえる。
基本的に前方を走る人を捉えては、追いつき、追い越すという展開になっていた。
後ろにぴったり着くころには、声をかけずとも道を譲ってくれた。
去年は既に足がなくなっていて、平地であっても走れなくなっていたところだ。
今年は細かく、「走る」ことを意識した。
走りながら、「このトレイルコースはいい!」と思った。
疲れてはいるけれども、楽しんでいる自分がいた。
細かいピークでは補給をしたりして休んでいる人もいたが僕はスルー。
そして、「弧釣山(25.6km地点)」に到着。
タイムは、5:43'23
「まだまだ大丈夫」
ここから第二関門までは下りだ。
もう第二関門の制限時間までには歩いてでも大丈夫。
途中からは林道を走る。
この林道あたりでは、結構抜かれたかな。
「ここで足を使うと、次の登りがきつい」
と思い、ここでもマイペース。
舗装道路になり、「道の駅」が近づいてきた。
拍手で迎えてくれる沿道の応援がすごく嬉しい。
そして第二関門(道志体験農園)31.65km地点に到着。
タイムは、6:25'54
関門制限時間は、7時間30分なので1時間以上の貯金ができていた。
でも去年と同じコースで同じ関門制限時間だったらやっぱりギリギリだったと思う。
給水をして第二関門のゲートをくぐる。
ここから先は去年、足を踏み入れることができなかったところだ。
最後のボスキャラである、「鳥の胸山(33.5km地点)」に向かう。
先ほど一気に下って来たので、ここからは激登りだ。
予想はしていたがやっぱりきつい。
キタタンでの「姫次」までの登りと同じ気分。
気がつけば先ほど林道で抜かれた人たちに追いついていた。
休むことなく一気に、「鳥の胸山」を登った。
さすがにもうこの時点では余裕もない。
太もも前面の筋肉も「ピクっ」ついてきた。
「明日は筋肉痛だな」
と半分喜びながら下りはじめる。
もうここからは下りしかないと思っていたのに、細かい登りがいくつかあった。
「きつい」
それでも、「こいつで最後かぁ」と思いながら踏破。
そして、「あとは下るだけですよ」とのスタッフの掛け声。
もう、足を残す必要もなく走るだけ。
はたからみると速くもないのだが、自分では走っている気持ち。
下りトレイルから林道へ、そして舗装された道路へと変わっていく。
「のこり3km」の表示。
「よし」と思った。
まだ走れている。
最後の下り坂では、既にゴールして駐車場にもどる人たちからも拍手と応援をもらう。
これは嬉しかった。
下りおわって道路を左折し、ゴールへ。
テープを切ってゴール!
タイムは8時間14分台 (制限時間10時間) 41.3km
タイムよりも、完走できたことがすごく嬉しかった。
しばらく忘れていた嬉しさと達成感を実感。
しばらく休んで、うどんを食べる。
そして2年がかりの「完走証」を受け取って駐車場へ。
そのあいだも、次々とゴールへ向かうランナーが山から下りてくる。
「ラスト、頑張れ!」
そう言わずにはいられなかった。
最後に、応援してくださった方々ならびに大会関係の皆さま、本当にありがとうございました。
そして道志の山々に感謝です。


