信越五岳トレイルランニングレース完走記 ~その4~ | Challengeな毎日

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感謝の気持ちを忘れずに、マラソン、トレイルランに励んでいます。
めざすは、UTMB!

飯綱山の登山口まで林道を走る。


前にも後ろにもランナーは見えない。


「あと10kmもないんだ」


そう思うとまだ走れるから不思議だ。


登山口では、スタッフに声をかけてもらい元気が出る。


気持ちは、「北丹沢の姫次へ向う心境」


あのとき完走できた自信がここで活きてくる。


休むことなくひたすら足を動かす。 


天気が悪くなってきたのか、ガスがかかって先の見通しが悪くなってきた。


やはり真っ暗は不安になる。 振り返ると下の方には動くライトが見える。


「大丈夫、間違っていない」


山をしばらく登っていると、ポイント通過をチェックするスタッフたちに出会った。


「ピークまであとどのくらいですか?」


「聞かない方がいいんじゃないかな?」


「?」


「急勾配で2.5kmぐらいだよ」


まだまだ先は長そうだ。 なのでここで一息つく。 パワージェルをひとつ食べた。


そこからは岩場も多く、両手を使うことも多くなってきた。


きっと昼間であってもきついコースだ。


途中、2人ほどランナーに道を譲ってもらい先へと登った。 かなり苦しそうだった。


こっちも、まだまだ足は残っているかと思っていたが、かなりきつくなってきた。


「苦しいのはみんな同じ」


レース前の石川さんの言葉をふと思い出した。


「それにしてもコースの最後に、こいつをもってくるとは!」


そして1時間以上かかって登りきった!


ここで再び一息つく。 風が強くなってきたのでウインドブレーカーを着た。


「もうあとは下るだけだよ」


そうスタッフの人に励まされたが、そう簡単ではなかった・・・。


ガレている岩場を下りるのはきつい。


前を進む人も、たびたび足を滑らして、しりもちをついている。


もう足が限界に近づいている証拠だ。


道を譲ってはもらったが、僕も大して変わらない状況だ。


しばらくすると下から誰かが近づいてくる。 石川さんだ。


「集中力を切らさないで」


と言って飯縄山を登っていった。 天気があやしくなってきたので登ってきたのだろう。


この長~く感じた岩だらけのくだりもやっと終わった。


あと残すは最後の数キロ。


歩くのがもったいない。 最後は走っていこうと決心する。


けれども身体の方は正直で、途中で足がもつれてしまい大転倒。


幸いたいしたこともなさそうだったので再び先に進む。


だんだんとゴールに近づいてきた。 なにやら音が聞こえてくる。


「あと500m」の距離表示。


ゴール地点が見えてきた。 あとはこの坂を下りていくだけだ。


不思議とこの時、感動もこみ上げてくるものもなかった。


坂を下りて左に曲がると、ゴールゲートがすぐ近くにあった。


両手を突き上げて、ゴール!


GOAL  2:31'43  16:36'21


ゴールではゼッケン番号を読み上げられマイクで名前を聞かれた。


そして放心状態・・・。


あとからじわじわと達成感と喜びがわいてきた。


「やったぞ」


何度も心の中でつぶやいた。


Challengeな毎日


ゴール後は、トン汁をもらい少し休んだ。 


宿泊地へのバスの時間がせまっていたこともあり、あわてて荷物を受け取りバスに乗った。


宿で落ち着くと、ひとりで祝杯をあげた。


毎度のことながらトレランのあとのビールは格別だ。




この大会に参加できて本当によかった。


ホスピタリティがあふれる大会。 大会関係者にホント、感謝です。


応援していただいた方、そしてなによりこの大会へ参加させてくれた家族に感謝です。


来年のことはまだ分からないけれど、この信越には絶対またくると思う。






(長文にお付き合いいただきありがとうございました)