今日は何の日?【トリビアン】で雑学王 -31ページ目

今日という日【3月5日】

■「窓ぎわのトットちゃん」発刊

1981年3月5日。

窓ぎわのトットちゃん」は、講談社から出版された自伝エッセイ小説。
東京都目黒区自由が丘にかつて存在し、著者の「黒柳 徹子」が通学したトモエ学園が舞台。ユニークな小学生生活やそれを許容した自由な校風の小学校を描き、日本国内で750万部を越える戦後最大のベストセラーとなった。一般書籍の部数記録としては現在も破られていない。

内容は完全なノンフィクションであり、トモエ学園に於けるユニークな教育方法(リトミック、電車を利用した教室など)や、校長である「小林 宗作」の人柄、「黒柳 徹子」自身の小学生時代が描かれている。黒柳の級友も全員実名で登場し、初恋の人として、同級生であった物理学者の「山内 泰二」も登場する。
作中では黒柳自身は「トットちゃん」と三人称で語られている。「トットちゃん」とは、当時の本人が舌足らずで名前の「徹子(てつこ)」を「トット」と発音していたことにちなむ。また「窓ぎわ」とは、出版当時、リストラ予備軍のサラリーマンのことを「窓際族」と呼び出した時期であったためと、著者自身、トモエ学園に移る前に登校していた区立小学校で、チンドン屋さんを呼び込むために授業中窓のところに立っていたことなどから付けられたもの。

世界35ヶ国で翻訳され、ポーランドの文学賞「ヤヌシュ・コルチャック賞」を受賞。この本の印税により、「社会福祉法人トット基金」を設立。黒柳の意向でドラマ・映画などの映像化はされていない。

今日という日【3月4日】

■「白鳥の湖」初演

1877年3月4日。

白鳥の湖」は、「ピョートル・チャイコフスキー」によって作曲されたバレエ音楽、およびそれを用いたクラシックバレエ作品。「眠れる森の美女」、「くるみ割り人形」とともに3大バレエと言われる。

1877年3月4日、「白鳥の湖」がモスクワ・ボリショイ劇場バレエ団により初演。

白鳥の湖」は、ドイツの作家「ヨハン・カール・アウグスト・ムゼーウス」による童話「奪われたヴェール」を元に構想が練られ、1875年、ボリショイ劇場の依頼により作曲。1876年に完成した。バレエが作られたのはロシアだが、物語の舞台は「くるみ割り人形」と同じくドイツ。
チャイコフスキーにとって初めてのバレエ音楽であるが、初演当時は踊り手、振付師、指揮者に恵まれず、評価を得られなかった。それでもしばらくは再演されていたが、衣装・舞台装置の破損などからいつしかお蔵入りとなり、その後作曲者の書斎に埋もれていた。しかし、プティパとその弟子イワノフによって改造がなされ、チャイコフスキーの没後2年目の1895年に蘇演された。

今日という日【3月3日】

■香港上海銀行設立

1865年3月3日。

香港上海銀行」は、スコットランド人「トーマス・サザーランド」によって、アヘン戦争後にイギリス(大英帝国)の植民地の香港で創設された。一ヵ月後にはイギリスの共同租界が置かれていた清の上海で営業を開始した。
当時は香港に本社を置き、主に在華外国企業(サッスーン洋行、ジャーディン・マセソン商会、デント商会などのアヘン貿易商社)のインドなどの他の大英帝国の植民地との間における(アヘン貿易の利益のイギリス本国への送金を含む)貿易金融を扱ったほか、通貨の発行も行っていた。

設立翌年の1866年には日本支店を横浜に設立し、その後大阪や神戸、長崎にも次々に支店を開設。急成長を続ける日本政府の貿易金融政策の顧問業務や、大阪造幣局における金銀通貨の造幣への協力を行うなど、国際社会へ門戸を開き始めたばかりの日本において幅広い業務を行った。また、横浜正金銀行(後の東京銀行→東京三菱銀行→三菱東京UFJ銀行)の設立にも協力している。
第二次世界大戦前まで営業していた旧長崎支店は重厚な石造りの建築で有名であり、長崎に現存する洋館としては最大規模で、現在では「旧香港上海銀行長崎支店記念館」として公開されている。

20世紀初頭には極東地区最大の銀行となり、その後の辛亥革命後の清朝滅亡や、その後の中華民国と日本との間に勃発した日中戦争、第二次世界大戦時の日本による香港や上海、シンガポールの占領や、国共内戦後の中華人民共和国建国による上海からの撤退などの波乱の時代を経て事業を拡大した。
また、商業銀行であるが、1997年の香港のイギリスから中華人民共和国への返還、移譲に伴う1993年の香港金融管理局成立以前は、香港において中央銀行が行うべき役割も果たしてきた。なお、現在もスタンダード・チャータード銀行、中国銀行 (香港)とともに、香港ドルの発券銀行の1つとして機能している。