イギリスの推理物TVドラマが好きでホームズとかポワロとか良く見てました。特にポワロはすごく好きで何回も見ているのですが、ついに先日亡くなってしまいました(今はミスマープルをやっているようです。)。
 往年あれだけ太っていたので心臓にも負担がかかっていたでしょうし膝も痛めていたことでしょう・・・。もうちょっと体を養生するというか美味しいものばかり食べるのを控え、歯もちゃんとケアしていれば、もう少し長生きして世の中のために尽くせただろうに・・・、と考えてしまいます。しかしそれを本人も望んだかどうかはわかりません(ミスマープルは長生きしそうですが。)。

 ここに自由意志の問題があります。

 一方では、肉体的、社会的、精神的欲求、快楽を満たすことに情熱を注ぐ自己中心の生き方があり、もう一方には理想に燃え、自分の利益を考えず人のため尽くすことに邁進する無私の生き方があります。人はこの両端の間を、育った環境や受けた教育、時代の流行や周りの人の評価や影響に左右されながら、自らの意思で立ち位置を決めていきます。
 常に霊性に目覚めた人は無私の生き方を選択するでしょう。摂理も明らかに無私の生き方を求めています。しかし肉体をまとった私たちは煩悩が多く、つい低きに流れていってしまいます。摂理を知らない人は勿論、知っている人でさえ、これだけ頑張ったんだからすこしぐらいならいいや、と甘くなってしまうのです。そんな時守護霊は口出ししません。摂理はあくまで、私たちが自らの意思で無私の生き方を選択することで、霊性が進化するよう出来ているからです。

 繰返しになりますが、摂理は明らかに無私の生き方を求めています。勿論いきなりは無理です。しかし、だからといって開き直るのではなく、努力して目指すことが大事です。

 まずこの地上での働きのためには体が資本ですから、私たちのかけがえのないパートナーである身体の養生を怠らないようにしておきましょう。食べ過ぎずむしろ少しハングリーな方が頭も冴えるのではないでしょうか?そして地上を離れる最後の時まで現役でいられるよう、意識を高く保ちましょう。
                                  takao