さいたま市の耐震診断士名簿に載っている1級建築士事務所が調査した耐震診断所のセカンドオピニオンを依頼されました。
評点は0.17
そんなに低いとは思えないなと思いながら診断書を見てみると重大な欠陥がありました
2階建ての建物の隣に平屋を増築していますが、ここは構造上別々の建物として建てられているにも関わらず、1体として計算しています。
繰り返しますが、見た目は一つですが、構造的に接合されていないので別々の建物です。
1級建築士さんは、この程度の木造の知識を知らないのでしょうか
素人でもわかることです
その結果診断書がどうなったかというと、耐力壁のバランスが平屋側に大きく振られてしまい、点数が悪くなっていました。
このお客様は助成金を活用しての工事をお考えです。
その場合、元々の評点が低ければ補強箇所を増やさなければならず、助成金をもらう以上に高額工事となってしまう可能性もあります
診断士に悪意があったわけではないと思いますが、プロフェッショナルとしてどうなのでしょう
耐震の仕事を長くやってきて、悲しい気分になります