省エネ補助金は有効なのか | 還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

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2025年ども省エネ関係の補助金制度が始まっています

 

国土交通省・経済産業省・環境省の3省合同による3年間計画での事業で、2025年度が最終になります

 

この事業の予算総額は4480億円にもなります

とんでもない予算規模です

小中学校の給食を無償化するための金額とほぼ同じです

 

こう言っては異論が出るかと思いますが

この事業を行っても省エネや地球環境保護に役立つとは思えません

サッシ・ガラスメーカー、住宅機器メーカーの売上に貢献し、リフォーム業者は商機到来と躍起になるだけです

また、補助金はリフォーム工事を行える経済的に余裕のある世帯の収入となるだけです

 

夏の暑さ対策でしたら、ガラスに赤外線遮断フィルムを貼っても同じです。

昔からある、ヨシズやスダレも有効です

寒さ対策でしたら、DIYでプラダンを使って2重サッシにすればいい。

知恵を絞れば、省エネに貢献する策はたくさんあるはずです

 

納税者の立場からみると、愚策としか言いようがない制度

しかも、現場の人間は補助金申請という煩雑な作業をやらなければなりません

 

2025年度で最後にして

税の使い方を考えて欲しいと願います