能登の震災以降、住宅の耐震について関心が高くなっています。
ここではできるだけお金をかけずに補強工事をする方法についてお話しします。
耐震補強はまず耐震診断から始まります。次に補強計画を作り、補強工事の実施となります。
皆さん補強工事の部分での相見積もりを取ったりはします。
しかし1番大切なのは正確な耐震診断です。
現状の建物の強さを正確に把握できてない状態で補強計画が作れるわけありません。
不適切な補強計画による補強工事は無駄がたくさん生まれてしまいます。
無料の耐震診断、あるいは50,000円程度の割安感のある金額では、正確な耐震診断はできません。
ボランティアでやってる方は別ですよ。個人で診断をしている方でも50,000円では赤字です。
これは私自身年間に40件50件、耐震診断を行っている経験からお話をしています。
つまり無料で耐震診断をして、補強工事で利益を上げると言うビジネスモデルが成り立っているわけです。
当然、診断の点数を低めに設定し、無駄な工事まで提案をして工事代金を高くしようとしている業者もいます。
そこまで悪質でないにしても、無料で耐震診断をしていては、時間をかけた丁寧で正確な診断をすることはできないのです。
丁寧な診断をしない場合、ひとまず危険ですと言う方向に点数を振り向けていくのは自然な流れです。
なぜなら、簡単に安全ですとは言えないからですね。
ですから、耐震補強工事を安くするためにはきちんとした耐震診断が必要で、それに基づいた補強計画を作ること、これが1番の方法になります。
たいていの方が耐震診断に15万 20万のお金を払うのはもったいないとお考えです。
なぜなら、無料でやってくれる業者もいるからですね。
でもよく考えてください。
無料で診断をして300万円の見積書が出るのと
200,000円で診断をして100万円の補強工事の見積もりが出るのではどちらが安いでしょうか?
答えはもう出てますね。よく考えてみてください。
耐震補強工事を安くする方法
https://youtu.be/4Ut784Ni1mw