初詣の喧騒に思うこと | 還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

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毎年初詣にはさいたま市にある大宮の氷川神社に行くことにしています。

歩いても30分ほどです。背中の怪我をしてからよほど調子の良い年ではないと歩かなくなりました。

 

夜中の12時位に行くとたくさんの人ですし、正月三ヶ日の昼間それはそれはすごい人で賑わっています。

それが嫌なので、元日の早朝4時とか5時とかに初詣に行くことに決めています。

この時間ですと、人も少なく、とても静かな雰囲気の中で、新しい年の誓いを立てることができます。

 

早朝の静かな雰囲気でも、やっぱり若者のグループは元気がいいですね。楽しそうにしゃべったり笑ったりしています。

せめて、拝殿の前。お賽銭箱のある建物の付近だけでは、静かにしてほしいと思います。

 

近頃の若者はどうしようもないなぁなんて考えてしまうのは、自分が歳をとったせいなのかな。文句ばかり言う年寄りを老害と呼ぶのかななどと反省をしてみたりします。

 

でも考えてみたら、神仏の前に行ったら、厳かな気持ちで心静かに祈ると言うのが当たり前ではないでしょうか。

若者たちの周りには静かに手を合わせる人たちが大勢います。

気持ちを考えたら騒ぐ場所を考えるのが当たり前だと思います。

他社の気持ちを思いやるとか礼儀作法とかを教わることなく育ってしまったとも言えますね。

 

自由な世の中です。自己主張もできる世の中です。一方で、他人に対して何か干渉したりするとそれは良くないと言われてしまう世の中です。

でも伝えるべきものが伝える、教えるべきものは教える、人として当たり前のことを失わないようにするのが、歳を重ねたものの務めではないのかなと思います。

 

失われた30年とか言います。それは決して経済的なことだけはないと思います。本当に大切なものだけは失ってはいけないですね。