今日のお客様宅でのこと
システムキッチンのチラシをたくさん集めて、これは50%引きだとか、こちらは70%引きだとか比べています。
30万円の価値しかないキッチンに100万円の定価設定しているだけで、そもそも価値のない商品を値引き率でお買い得というのはおかしな話です。
そのキッチンにいくらの価値があるかは、残念ながらほとんどのユーザーはわかりません。
メーカーと業者が結託して、目先の値引き率で消費者をごまかしていると言ったら言い過ぎかもしれないけど、そこそこ当たっているはずです。
チラシに載っている商品だけが安いというパターンもありました。
大量発注しているプランだから安いというんですね。ところが良く見ると間口2100のプランで、主流の2550ミリですと通常価格なんてオチでした。あるいは、同じ間口でも組み合わせを変えると高くなるとか、抜け道はたくさんあります。
結局、業者は何をしたいのかというと集客です。ドラッグストアの特売品みたいなものですね。見込み客を見つけさえすればあとは営業力で利益の出る商品を売るわけですし、チラシにある商品しか売れない社員は用無しとなるような会社も普通にあります。
全部の業者が悪質なわけではないのです。本当に良心的な会社もたくさんあるのですが、残念ながらその見分けは難しいので、私がお話しできるのは値引きに踊らされたら後悔しますよってことです。