見えないものを見て! | at null

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備忘録。

最近、アイドルさんの発言を見ていて、
「見えてるものがすべてだと思わないで欲しい」
とか
「がんばってるように見えても、見えてないところではがんばってない子もいる」
とか
「こんなにがんばってるのに…」
とか
そういうのを見る。

普通に考えてさ、

見えないものを見るって何?
それって推してなきゃ無理じゃない?

推してれば、「見ようとしている」から見えるものもあると思う。でも推してない人にそんなこと言っても気付いてもらえませんよねと思います。



確かに、見ようとしなくても見えないものが見えてくるときはあるのかもしれない。

たまに見る「影で努力してる」ってやつは誰か(第三者でもいい)がリークするからそうなるわけで、やっぱり見えるものでしかない。
またあるいは、パフォーマンスの成長に代表されるような過去との差分でしかない。
前者はリークされればわかるけど、後者はずっと見ている人にとってはわかりにくい。なぜなら毎回見ていればその差分は小さいから。

でもそれも見つけて広めてくれる媒体ありきの話。ハロの2chはある意味ではその機能を果たしている。またあるいはTwitterで検索すればそんなのたくさん出てくるのであろう。
一方、地下はどうだろう?セトリすら自然と湧いて出てくるものではないし、wikiなんてないし…。広めてくれる人なんて全然いない。
たまに熱心なオタクがいろいろ書いていて、そうやってわかるところはあるのかもしれない。



話を戻して、最初の発言例を見てみたい。
2例目とか最低ですよね。そうやって思った子の何を見てるんだっていうかさ。矛盾してる。
自分のグループの子ならまだしも、他のグループの子のことを見て言ってるなら最低。だから敵を作るんだろうな…()
と叩いてるわけですが、他の2つだって、自分はがんばってるけど他はそうじゃないみたいな雰囲気はあるわけで。
そんなこと言ったらアイドル同士だってお互いにがんばり見えてないんでしょ?っていう。




で、見えないんだから、やっぱり結果でしか評価されない。
結果以外で評価されるのはたぶん学生の特権で(それでも結果を出した学生は評価される)、そうじゃなければやっぱり結果勝負なんだと思う。

そういえば受験に関してはやはり結果主義だったのかも。第一志望に落ちて浪人しないことを決めたときの先生方の反応はすごいものがあった。ある意味あそこから結果にこだわる世界が始まっていたのかも。
大学の単位なんてテストとかレポートでしか評価されないんだから結果主義だしね。
うちの研究室の先生は学生を成果だけでは評価しないって言ってるけど、成果を出して学会出てる学生は明らかに評価が高いし、成果が出ない学生については進捗報告とかで途中経過が見えるから評価されるわけで。進捗ってのは結果ですよね。
成果も進捗も結果なんだから、やっぱり結果主義。

要するに、結果以外で評価されるのは高校生までなのかも。
やっぱり結果でしか見れないし、見られないなぁと。
それが「わかりやすい」というのもあるのだろう。最近は特に「わかりやすさ」というのが求められている気がする。「わかりやすい」ものがウケるし、「わかりにくい」ものは見てもらえない。


推していると、その人のがんばりをなんとなく察してなんで理解されないんだ!とか思ったりしがちな気もするので、そうやって客観的に見て、推しを宣伝できたらおもしろいなとも思うのでした。