アイドルはロボットって昭和時代の話ね | at null

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備忘録。

タイトルはハロプロ研修生の曲より。

どうもこんばんは。
何かまとまった文が書きたくなったのでブログ書いてます。

書きたい理由はもちろん、総選挙での結婚発表の件です。

まあこの件については完全に外野ですので、その子がどうこうっていうよりアイドルってなんなんだろうなっていう全般的な話になります。



まずは結婚発表についてですが、とんでもないタイミングで発表したなぁって思いました。
総選挙ってオタクがたくさんCD買って投票して、それで発表される順位なわけですからやっぱりここで見れるドラマっていうのは「ファンへの感謝」なわけで。でもここで見せられたドラマは「恩を仇で返す」ようなものだったわけです。
もちろん、背景として文春砲が飛んでくる直前っていうところまで追い詰められていたというのはあります。あるからこそ、僕はこの件で当該のアイドルちゃんを叩くわけではありません。むしろ文春砲が来る前に先手を打って結婚発表までしたのは相当な覚悟なんだろうなと思います。すごいです。
ですが、やっぱりこれを見ている外野からすれば、まじかよの言葉しか出ません。クロちゃんがその辺は代弁してくれています。また、恋愛禁止を守り通している、あるいは隠し通しているメンバーからしたら、はぁ?って感じですよね(後者のメンバーはいるかもねという話)。

この結婚発表が最終的によかったのか悪かったのか、まあそれは人によるんでしょうけど、ただここで出てくるのが、

そんなに絶望してるなら2次元アイドル推せばいいじゃん。うちの推しはこんなことしない。

っていう意見なんですよ。

違う!そうじゃない!

と私は言いたくてブログを書いています。

私が思う3次元のアイドルのいいところって「人間臭さ」だと思うんです。
それはもちろん、握手会があってその人と直接お話ができて…みたいなところもそうなんですけど、その子のアイドルとしてのストーリーが誰か(作者)によって作られたものではなくて、その子を中心としたいろんな人によって描かれるところにあると思うんです。
たぶん2次元でもアイドルの成長物語みたいなのあって、そういうところで感動していくんだと思うんですが、でもそれって何人かによって作られたものでしかないなぁと。ゲームの中だとすると単なるプログラムだからやっぱりそれもある程度作られたものだなって思っちゃうんです。
でも3次元のアイドルはその人の意思があって、オタクがいて、スタッフがいて、レッスンをする先生がいて、リア友がいて、ご学友がいて、家族がいて、彼氏もいるかもしれないし、セフレもいるかもしれない。でもいろんな人たちと関わっていろんな人たちからいろんなことを言われて、それに引っ張られたり、あるいははねのけたり、そんな感じでどんどんその子が変わっていくわけです。
そうやって変わっていった結果、歌唱スキルやダンススキルがよくなったり、あるいは変わらなかったり。考え方が丸くなったり、いつまで経ってもガキみたいだったり笑
マイナスな方向のものもあって、それで推しを変えたとしてもそれがそれで3次元アイドルの醍醐味なのかなと思うんです。そこが面白いかなって。
数人で考える物語だとある程度予想できたりするわけですけど、こうやって何人もの人で紡いでいく物語ってそれはとっても面白いんだよと思うんです。ある意味での集合知というか、創発現象というか。。。(このへんは専門用語ですねw)
で、そういう面白い物語があるからこそ、ロボットみたいなアイドル応援するより楽しいじゃんと。ということで、「アイドルはロボットって昭和時代の話ね」となるわけです。まあそれが好きな人は2次元アイドル面白いんだと思いますけど、少なくとも現在形で3次元アイドルを応援している人ってそこがあるんじゃないかなぁと思いました。

で、今回の結婚発表もアイドルちゃんとそれを取り巻く周りが紡いでいる物語の1つにすぎないわけです。

聞くところによると、そのアイドルちゃんはなかなかに突拍子のないことを言うようなキャラだそうです。それにしてもぶっ飛びすぎだとは思いますけど、ある意味ではぶっ飛びまくった結果なのかなぁと。

まあ、そのオタクだったらこんなこと書けないで泣いているんでしょうけどね。でも推しには幸せになって欲しいです。

自分の推しはこれからどんな物語を紡いでいくのだろうか。。。
この辺でおしまいにします。