トミカ29-2 日野 ハシゴ 消防車 | 朝比奈武弘のトミカ写真館

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動画で紹介したトミカが所持してるのか判断できなくなってきたので管理用に掲載。掲載画像は全て二次利用不可。このブログはタカラトミーや各特注元とは一切関係ありません。基本的にiPhoneで撮影した画像を掲載しております。


今日のトミカは1975年12月から2003年2月の間、トミカ通常品で販売されていた「29-2 日野 ハシゴ 消防車」です。このトミカは「29-1 日野 消防自動車」の後継モデルとして販売されたトミカで、1970年代に全国の消防本部に配備された日野TCをベースにした梯子車をモデルにしています。トミカでは多数バリエーションが展開されており、派生モデルであるトミカダンディやトミカリミテッドヴィンテージネオでも販売されています。


こちらのトミカは日本製ですが、末期にはトミカ通常品でも支那製のモデルも存在しています。アクションはサスペンションとスーパースピード、3段ハシゴ伸縮上下旋回が可能となっています。梯子や側面の吸管(ホース)は「29-1」のものを流用しており、キャビン部のガラスパーツは緑色のクリアパーツとなっています。


梯子はモリタと日本機械工業両社で艤装(製造)されており、外箱にも記載されているように地上高35m級の梯子となっています。実車の日野TCは前2軸後1軸の3軸車がベースとなっており、梯子車以外にも屈折梯子車や屈折放水塔車が製造されています。トミカでは3段の梯子ですが、実車では5段(5連)式の梯子となっています。


ヘッドライト及びグリル部、フロントバンパーはシャーシ一体型の金属製で再現されており、日野ウイングマークやウインカーランプはモールドで再現されています。赤色灯やスピーカーはモールドで再現されており、フロントのナンバープレートには「HINO」とモールドで入っています。トミカ通常品では約28年間販売されており、トミカカタログ2000〜2001ではシリーズで最も販売台数が多いトミカとなっています。トミカ通常品末期では本モデルとモリタスーパージャイロラダー日産ディーゼル梯子車の3台が同時に販売されていた時期もありました。



トミカではイケダ特注で屈折梯子車のバリエーションが存在していますが、トミカ通常品でも屈折梯子車の販売予定があったのか1976年のトミカカタログの新製品予告にも掲載されており、パッケージイラストを手掛けた松本光正氏の画集「ミニカーパッケージの世界」でも「作品番号246 日野クレーン消防車」として掲載されています。


こちらのトミカは動画6分54秒から詳しく紹介しています。


トミカ紹介台数 0489台目