大阪府警察互助会特注トミカ トヨタ クラウン パトロールカー(大阪1) | 朝比奈武弘のトミカ写真館

朝比奈武弘のトミカ写真館

動画で紹介したトミカが所持してるのか判断できなくなってきたので管理用に掲載。掲載画像は全て二次利用不可。このブログはタカラトミーや各特注元とは一切関係ありません。基本的にiPhoneで撮影した画像を掲載しております。


今日のトミカは一般財団法人大阪府警察互助会が平成29年度(2016年)9月に特注し、販売した「トヨタ クラウン パトロールカー」を紹介します。こちらのモデルは、「110-6 トヨタ クラウン パトロールカー」の所謂縮みトミカではなく、通常サイズの「32-8 トヨタ クラウン」をベースにしたパトカーのトミカです。グリル中央にはモールドで再現されたクラウンのエンブレムの上からタンポ印刷で旭日章が再現されています。旭日章を挟むように赤い丸がタンポ印刷でグリル部に入っています。これは実際のパトカーに装備されているハロゲン式前面赤色灯を再現しているようです。バンパー部にはフォグランプがタンポ印刷で再現されています。


実際にトヨタ13代目(200系)クラウンをベースにしたパトカーが、2010年度から2015年度の間に全国に国費で配備されました。トミカのアクションはサスペンションと左右ドア開閉が可能。トミカの製造はタカラトミーアーツで、製造国はベトナムとなっています。ヘッドライトはシルバーに塗装されたプラパーツですが、テールランプは赤色のクリアパーツとなっており、サイドとトランクには実車同様に大阪府警とタンポ印刷で入っています。トランク部のトヨタエンブレムとCROWNエンブレム、ガーニッシュ部もタンポ印刷での再現となっています。


屋根にはV型赤色灯を装備しています。昇降式赤色灯ではないことから警ら用ではなく、交通取り締まり用のパトカーを再現していると思われます。屋根にある対空表記は「大阪1」で、タンポ印刷で入っています。この大阪1という対空表記は大阪府警察互助会特注トミカ第1弾という意味のようです。こちらのトミカには大阪府警察のマスコットキャラクターの「フーくん・ケイちゃん」のシールが付属し、ボンネットとリアガラス部にロゴマークを貼る仕様のようです。


こちらのトミカが登場するまで「200系クラウンの金型に赤色灯を装備することは不可能なのではないか?」という憶測がネット上にあったようですが、この特注トミカが出たことでその憶測が事実ではない事が証明されました(ただし昇降機付き赤色灯ではない)。そして現状唯一の縮みトミカではない「32-8」の金型を使用した200系クラウンパトカーのトミカとなっています。


大阪府警察互助会では現在までに3種類の特注トミカを販売していますが、いずれも入手は困難となっています。その理由はこのトミカが販売されている箇所が、大阪府警察本部内にある売店と互助会会員向けのチラシ上(カタログ?)での販売で、基本的には大阪府警互助会会員(大阪府警の警察官等職員)しか買えません。そして特注モデルは販売終了後に再生産することなく新作モデルを販売しているので、過去に販売したモデルは買えません。ちなみに価格は非公開という事ですが、利益度外視の広報目的のトミカなのでおそらく700円代じゃないかと思われます。


こちらのトミカは動画40秒から詳しく紹介しています。


トミカ紹介台数 0030台目