哀しい笑顔(再)
俺はBlogを始めてから今から書くことを、皆さんにこれほど伝える自信が無いのは初めである。
でも書く。
出来ればゆっくり読んで頂きたい。
俺はスポーツクラブに前に記事でも書いたが通っている。
そこに掃除担当の少し腰が曲がったおばあさんがいる。
彼女の顔を出せば皆納得出来ると思う。
彼女の顔には、「苦労しましたが一生懸命生きています。」と書いてある。
俺は彼女が好きだ。
彼女の仕事ぶりは表裏なく誠意がある。
メンバー一人一人に「おはようございいます。」などと頭を下げ声をかける。
無視される事も多い。
彼女が一生懸命モップがけをする。
当然メンバーさんが座っているベンチはモップがけが出来ないが、見ているとベンチが空くと、さっきモップがけ出来なかったとこをちゃんと掃除している。
メンバーはスタッフ、コーチとは談笑するが、彼女に声をかける人はいない。
壁にスタッフ紹介の写真付きボードがある。
店長始めフロント、コーチなどが、「好きなスポーツ」「メンバーへの一言」を書いている。
皆「アクアビクスでダイエット!」「気軽に声かけて下さいね!」などと笑顔で書いている。
ボードの最後におばあさんの笑顔でない少し怯えた様な表情の写真があり、好きなスポーツ「野球観戦」皆への一言「おそうじがんばります。」と書かれていた。
俺はこれを見た時なぜか不覚にも落涙しようになった。
伝えようの無い哀しみを感じた。
それから彼女に声をかける様になった。
4人の子供さんを女手一つで育て上げた事。
現在一人市営住宅に住んでいる事などを、寂しそうな笑顔で話してくれた。
ある時、メンバーの店舗への匿名投書のボードに「掃除が出来ていない!もっと掃除を徹底させて欲しい!」と言うコメが貼られ店側の謝罪の回答が書かれていた。
腹が立った!
心で抜刀した!
以前掃除のスタッフは2名いたが、今は彼女一人だ。
掃除が行き届かないのは、スタッフが不足してるからで彼女は精一杯やっている。
しかし店側謝罪文はスタッフ不足にふれていない。
俺はその投書を目にした彼女の気持ちを思った。
涙が出た。
スポーツタオルでぬぐった。
俺は翌日苦楽園の千鳥まんじゅうで、彼女へのおまんじゅうを買って渡した。
彼女は「私にですか、、、?」と驚いていたが、笑顔で何度も頭を下げ受け取ってくれた。
なんかこの事を思い出したり今もそうだが、おばあちゃん子だった俺は鼻がツーンとした感覚になる。
おばあちゃん、俺は見てるぜ!
あなたの誠意を!
おばあちゃん、俺は知ってるぜ!
あなたの一生懸命の人生を!
おばあちゃん、俺はあなたが好きです!
おばあちゃん、住所教えてくれ!
暑中見舞い送るぜ!
おばあちゃん、俺はあなたの人生に敬礼するぜ!!!
今は亡き母である
祖母「てる」に捧ぐ

でも書く。
出来ればゆっくり読んで頂きたい。
俺はスポーツクラブに前に記事でも書いたが通っている。
そこに掃除担当の少し腰が曲がったおばあさんがいる。
彼女の顔を出せば皆納得出来ると思う。
彼女の顔には、「苦労しましたが一生懸命生きています。」と書いてある。
俺は彼女が好きだ。
彼女の仕事ぶりは表裏なく誠意がある。
メンバー一人一人に「おはようございいます。」などと頭を下げ声をかける。
無視される事も多い。
彼女が一生懸命モップがけをする。
当然メンバーさんが座っているベンチはモップがけが出来ないが、見ているとベンチが空くと、さっきモップがけ出来なかったとこをちゃんと掃除している。
メンバーはスタッフ、コーチとは談笑するが、彼女に声をかける人はいない。
壁にスタッフ紹介の写真付きボードがある。
店長始めフロント、コーチなどが、「好きなスポーツ」「メンバーへの一言」を書いている。
皆「アクアビクスでダイエット!」「気軽に声かけて下さいね!」などと笑顔で書いている。
ボードの最後におばあさんの笑顔でない少し怯えた様な表情の写真があり、好きなスポーツ「野球観戦」皆への一言「おそうじがんばります。」と書かれていた。
俺はこれを見た時なぜか不覚にも落涙しようになった。
伝えようの無い哀しみを感じた。
それから彼女に声をかける様になった。
4人の子供さんを女手一つで育て上げた事。
現在一人市営住宅に住んでいる事などを、寂しそうな笑顔で話してくれた。
ある時、メンバーの店舗への匿名投書のボードに「掃除が出来ていない!もっと掃除を徹底させて欲しい!」と言うコメが貼られ店側の謝罪の回答が書かれていた。
腹が立った!
心で抜刀した!
以前掃除のスタッフは2名いたが、今は彼女一人だ。
掃除が行き届かないのは、スタッフが不足してるからで彼女は精一杯やっている。
しかし店側謝罪文はスタッフ不足にふれていない。
俺はその投書を目にした彼女の気持ちを思った。
涙が出た。
スポーツタオルでぬぐった。
俺は翌日苦楽園の千鳥まんじゅうで、彼女へのおまんじゅうを買って渡した。
彼女は「私にですか、、、?」と驚いていたが、笑顔で何度も頭を下げ受け取ってくれた。
なんかこの事を思い出したり今もそうだが、おばあちゃん子だった俺は鼻がツーンとした感覚になる。
おばあちゃん、俺は見てるぜ!
あなたの誠意を!
おばあちゃん、俺は知ってるぜ!
あなたの一生懸命の人生を!
おばあちゃん、俺はあなたが好きです!
おばあちゃん、住所教えてくれ!
暑中見舞い送るぜ!
おばあちゃん、俺はあなたの人生に敬礼するぜ!!!
今は亡き母である
祖母「てる」に捧ぐ

少女の海(超短編小説)
少女は米原駅で新幹線を降りJR北陸本線の特急しらさぎに乗り換えた。
彼女は誰とも話したくないのに、一人旅の少女には色々な男が声をかけてくる。
彼女の容姿を褒める者、ファションの事を話す男、行き先を聞く男、、、、、、。
だが少女にはすべての言葉が無意味だった。
今まで少女は人に言われるままに素直に生きてきた。
しかしその生きるという事は嫌な事だった。
だから少女は死のうと思って北陸の淋しい海を目指している。
段々目指す駅が近づいてくる。
遺書を書こうと思ったと同時に新聞を広げている男が目に入った。
正確には男が持っている新聞の広告が目に入った。
本の広告だった。
本の題名は「生きる力」だった。
彼女は無性にその本が読みたくなり途中下車し本屋を探した。
やっと探し当てた小さな本屋には「生きる力」は見あたらなかった。
少女は諦めてまた列車に乗った。
そして今度こそ誰に話しかけられても彼女は答えようとしなかった。
彼女は誰とも話したくないのに、一人旅の少女には色々な男が声をかけてくる。
彼女の容姿を褒める者、ファションの事を話す男、行き先を聞く男、、、、、、。
だが少女にはすべての言葉が無意味だった。
今まで少女は人に言われるままに素直に生きてきた。
しかしその生きるという事は嫌な事だった。
だから少女は死のうと思って北陸の淋しい海を目指している。
段々目指す駅が近づいてくる。
遺書を書こうと思ったと同時に新聞を広げている男が目に入った。
正確には男が持っている新聞の広告が目に入った。
本の広告だった。
本の題名は「生きる力」だった。
彼女は無性にその本が読みたくなり途中下車し本屋を探した。
やっと探し当てた小さな本屋には「生きる力」は見あたらなかった。
少女は諦めてまた列車に乗った。
そして今度こそ誰に話しかけられても彼女は答えようとしなかった。
耳のない猿(超短編小説)
群れから追い出され,ただ一匹暮らしている離れ猿がいた。
これは一匹の大きな牡の猿で、群れを率いる牡にも十分匹敵する腕力を備えているが、どうしたのか左の耳が噛みきられている。
群れに入ることを許されぬ彼は,林間の隅にうずくまって見え隠れする群れを遠方から見つめている。
その顔には孤独者の影がある。
いつごろ、どんないきさつから彼が群れを追われたのかは謎であるが、やがて黙々と一人寂しく立ち去ってゆく耳のないこの猿の後ろ姿は、哀愁をまとっていた。
RYU
これは一匹の大きな牡の猿で、群れを率いる牡にも十分匹敵する腕力を備えているが、どうしたのか左の耳が噛みきられている。
群れに入ることを許されぬ彼は,林間の隅にうずくまって見え隠れする群れを遠方から見つめている。
その顔には孤独者の影がある。
いつごろ、どんないきさつから彼が群れを追われたのかは謎であるが、やがて黙々と一人寂しく立ち去ってゆく耳のないこの猿の後ろ姿は、哀愁をまとっていた。
RYU