は横浜時代です。
エルタス横浜店に足繁く通っていた頃にオーディオ友人になった彼の家で聞かせていただいたのが最初です。
スピーカーはJBL命。音もありますが、涙ながらに早死された親父さんの雰囲気に似ていたそうです。
JBL命と例が、JBL375ドライバーはバブルバックという、背面が御椀型で中に吸音材がない、うえに供給していたモデルに酷似していたものも含めて8本も所有。
バラツキのない2本のバブルバックをマクソニック301ホーンに。
上は077
下はたしか150-4Cをユートピア製ボックスに入れていたものでした。
ホーンシステムから吉田美和さんのボーカルが前に、演奏が後方に展開されたステージ感、音場を感じられたJBL系は彼のシステムが今でも最右翼です。
今なら邦楽なら、福山雅治さんのが音場しっかりで彼は必ず前です。
ポイントは選別375とタイムアライメントを揃えたユニット配置。
マルチアンプで3台の27Lで鳴らされていました。
ステレオサウンド誌より早く音場を体験したことになります。
富山勤務を命じられて、富山のクリアサウンド今井&シーエスフィールドでプレナー型や位相とタイムアライメントを合わせて、指向性も背面まで広げるため、ミッド以上のユニットを裸で設置した無指向性のバンダースティーンで音場再生の醍醐味を知るのも因果でしょうか。
国産スピーカーなどでは音場なんて概念すらなかった時代です。
低域まで十分に制動して、万華鏡のように細かな音模様を出していたこれらの設計者はマドリガルを辞めたあとはCello、そうして今もあるVIOLAに移られましたね。
ハイエンドアンプとは何かを世界に知らしめたアンプはメンテナンスさせ良ければ今でも通じること。
パワーアンプ選びの参考になれば幸いです。