カインド・オブ・ブルーなどコロンビアの売れっ子ジャズプレイヤーだったマイルス・デイビスのNHK FM 5日連続分析は電気化マイルスでした。
彼の腰病の主治医もたしかやられた小川さんが解説。しかし、ロック分野でもジャズ分野でもジャズ・ロック時代のマイルスにはヒット曲、ヒットアルバムがないですよねえ。
マイルス・バンドの弟子、ウエイン・ショーター、ジョーナビヌルはウェザー・リポートを作ってヒット。
ハービー・ハンコックはファンク、ヒップホップなどのロックを取り入れて成功しましたのに・・・
違いはロックのメロディーのPOPさを入れたか入れないか・・・・ではないでしょうか?
自分はジャズのオーソリティーでも、超熱心なファンでもありません。
もっぱらROCK中心に聴いていた高校生のときに、ロックフェスに出場との電化マイルスのマン・イン・ウイズ・ザ・ホーンが当時のFM雑誌で紹介されて聴いてからです。
写真はネットより引用
最晩期から遡り、チャーリー・パーカーやバド・パウエルを知って、バップジャズ、モード、電化とマイルスをアフターで追いかけたに過ぎません。
音楽的にはソロのときにアドリブで、それ以外はテーマ中心のロックに対して、電化マイルスはアドリブ中心。
難しい音楽だ!というのが当時も今も変わりません。
当時はジャズファンに驚きの耳で聴かれたというマイルスのビッチェズ・ブリューもスタジオ盤とライブ盤の演奏はまるで違って、別曲といっていいほどで(笑)。
聴いてすぐに頭に残るフレーズの美しいとか、かっこいいとか、泣かせるテーマが中心ではないから晩年のマイルスはロックジャズなのに、それほど売れなかったのかと思います。
クラシックもELPことエマーソン・レイク・アンド・パーマーなどのプログレッシブ・ロックがクラシックを積極的に取り入れていたのを耳にして、20代から徐々にのめり込んで行きました。
その意味で、自分の音楽的な中心は70年代~特に80年代を中心として90年代のROCKは今でも変わりません。