長野オーディオフェア アキュフェーズのA級とAB級の違い | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

オーディオフェアに行くメリットは、最新機種の音質確認が一番ですが、何より設計開発された方も来ていることがほとんどなので、技術的なことから、音質的に目指したポイントをダイレクトに聴けることがありますね。

 

アキュフェーズは、ホテルのシングルルームといった、比較的狭い=普通の日本家屋のルーム空間。

 

それに絨毯でかなりデッドな環境なので、寛ぐリスニング残響からすると足りないですが、違いははっきり聞き分けやすい直接音メインな単独ルームでした。

 

スピーカーはピエガ社の同軸2ウェイリボンツイーターが特徴のスレンダーな Coax 611でした。

 

ピアニストの辻井伸行さんが、トーレンス社のプレスティッジやこれより少し前のピエガを気に入ってお使いですね。

 

今回の目玉は、アキュフェーズのプリメインアンプシリーズの中から、同価格帯のかねてから発売の同社50周年記念のA級のE-800と新しいAB級のE-5000の比較試聴でした。

 

 

 

試聴ソフトはステレオサウンド社のSACDシングルレイヤーの 膨大なレパートリーの中から石川さゆりの代表曲6曲を厳選し、3曲を豪華ビッグバンド、3曲を大編成ストリングスオーケストラによる新アレンジ・新録音で一発録音のように収録した作品の中から「ウイスキーがお好きでしょ」。

バックはジャズビックオーケストラのゴージャスさ。

 

 

 

前回の小ホールにグルっと各社の長野オーディオフェアの同社パワーアンプのA級とAB級比較より、ホテルシングルルーム空間の関係でよりはっきりとした違いが感じられました。

 

伴奏をゴージャスに全体を豪放磊落に聞きたいなら、AB級のE-5000。

石川さゆりさんの声を内省的にしんみり聞きたいなら、A級のE-800。

 

聴いた試聴リスナーにどちらが好きか挙手もバラけていました。開発者の方も同じ意図だそうです。

 

試聴時間が終わったあとに、マーティン・グルービンガーのドラムンチャントから7曲目。

よろしくないと解像度不足やルーム環境から混濁してしまう能力チェックのとしてかねてより使っているソフトです。

 

これならE-5000でしょうとこれで試聴。

 

1分を過ぎたあたりの、一斉に打楽器が叩かれまくる部分をほぼ合格というレベルでクリアしていく様は、ピエガとアキュフェーズの最高級プリメインアンプならではの実力と聴きました。

ピエガのエンクロージャーの補強も並大抵ではないのも生きていますね。

 

 

 

アキュフェーズファンはたくさんおられると思います。

それぞれの愛好家の皆様はA級ライン、AB級ラインのどちらになさるのか?

営業の方が「是非2台とも!」と半分冗談も無理もない差異で、迷うと思います(笑)。