アコリバ音響クリニック スピーカーセッティング | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

先日NH labに次いで、アコースティックリバイブの石黒社長と社員の松本伊代さんなどのバックコーラスをされていた女性社員さんの納品も兼ねた初訪問です。

石黒社長との付き合いも長く、石黒邸には二度行って聴かせていただいたことはあれど、今回は逆にうちに。

幅広いオーディオアクセサリー、自身の音楽レーベル、プロ音響の世界でも大活躍で、この日の翌日は横浜アリーナでのライブのPAのお手伝いだそうです。

餅屋は餅屋。たくさんのオーディオファイル~プロ現場に赴いている石黒社長の経験値から改善いただける部分はどちらか楽しみにしておりました。

今回のクリニックは例えて申し上げれば、年末に窓という窓の内外のガラス磨きと、メガネのレンズ表面クリーニングで部屋から外の景色の見通しが見違えるように良くなったとするとわかりやすい感じ方です。

いきなりサーロジックのようにパネルなどが持ち込まれることはなく、測定もサーロジックと伊豆オーディオクラブの方のようには一切なく、まずはセッティングチェックからです。

NH labの茶谷さんのソナス・ファベールのアマティ トラディションのセッティング変更はソファーから前かがみになったときの女性ボーカルの口サイズが変わることへの対応でした。

今回はさらにシンバル定位がしゃしゃり出る、音場をさらに広げたい、音像定位をさらにシャープにしたいという問題意識からのものでした。

スーパーツイーター位置は元々下げ気味でしたが、さらに5cmは下げられました。


ここで広げた、内ぶり、外ぶりを細かく語っても、何かルール化、様式化、計算、測定でわかるものではありません。
過去これだけのセッティング変更があったという証拠?は床のスピーカー足の位置のマーキングを見れば繰り返しです。


ある時までは自分で追い込んだつもりでしたが、自分の体臭はわからなくなる。
例えば、読まれかねないピッチャーの動きの癖もコーチや監督の客観的な審美眼から指摘修正されるようなものですね。
 
あれだけベテランでボーカルは確立と思える森山良子さんのインタビューで、今でも定期的にボイストレーナーに付いてボーカルトレーニングだそうです。

生でも聴いたことがあるジャズシンガーのロバータ・ガンバリーニさんは日本にまでボーカルレッスンに来られたとか。

まだ音場は広げられる余地があったのかというのが今回のセッティングクリニックの感想です。


このように大きくセッティングが変わるというのは、初期の自分のほか、これまでクライナさん、NH lab、そうしてアコリバと音響のプロの皆様のときだけです。

多少お金かかっても、経験値は個人では限界もあります。

時にプロのチェックはお金はかかります。しかし、プロ運動選手にトレーニング指導から体メンテナンストレーナーを自費で付けるようなものと同義と思っています。

むしろオーディオほか音響では、機器中心でここが軽視されてきたとすら今は思います。プロの皆様、ありがとうございます。