核武装について大事なことがあるとすれば、
いくら核武装したとはいえ核ミサイルを他国から放たれた状況があったとしたら、
つまりそれは核ミサイルで先制攻撃をされた場合でありますが、
日本は核武装していたとしても核ミサイルによるカウンターアタックしか選択できないということです。
核ミサイルを持っていても他国の先制発射を防げるわけではなく、
第二次、三次攻撃を防ぐための対象国の核ミサイル攻撃能力を打破するために核を打ち返すことになる。
そもそもが、核の傘を信じないのに核の傘を持つという不可思議な状況ができている気がします。
アメリカの核の傘を信じないなら、いくら日本が核の傘を持つ、
核武装しようとも先制攻撃される不安は拭えないわけです。
そこで重要なのは直接か間接か、そういった核の傘の質の違いなのでしょう。
防衛上の不安やアメリカへの不信などがあるのでしょうか。
しかし核武装が直接、他国の核攻撃の抑止になるのではなく、間接的なものになってしまう。
ミサイルの照準を日本にあわせたままの国なんて他にもいますし、(中国とか)
相手を監視し続け相手が撃ったらこちらも撃つというのが核ミサイルの攻防です。
そうなると核ミサイル発射能力を事前に破壊する敵地攻撃能力も必要になるうえに、
MDみたいなミサイル撃墜システムもできたら備えておきたくなる。
簡単にいうと、核ミサイル運用システム+敵地攻撃能力+ミサイル撃墜能力を備え、
発射前、飛来中、着弾後等に対処できる三段構えを構築することが必要なのです。
よく考えると核ミサイル運用以外だと日本にはそこそこの準備ができつつある。
まー、北朝鮮が核ミサイルを撃ってこないと信じられるのなら、
転じてアメリカの核の傘の有効性も信じられるのではないかな、と思ったりもしないわけでもないですが。
なにが言いたいかというと、核武装までするなら半端はよくない。
三段構えとあとはシェルターも一応はつくっておいたほうがいい。
だって先制攻撃されたあとで、「ここに核ミサイルが落ちませんように」
なんていう神頼みするしかない状況は皆嫌でしょう。
でも欧米だってフランス、イギリス、アメリカくらいしか核武装してないはずですし、
それに核の傘もいまのところ信用性が崩壊したわけでもありません。
本当に核戦争を戦い抜く覚悟がないなら、中途半端にやってもどうかなあ、と考えてます。
核武装するならすればいいですけど、それなら徹底的にやらないといけません。