こんにちは。いつもご覧いただいている方々、ありがとうございますm(__)m。
本日は、薬剤師ではない方に対して何か発信しよう思っておりまして、何にしようか考えていたんですが・・・。これといった名案は思いつかなかったので、我々薬剤師の仕事についてちょいと紹介してみたいと思います。ただワタクシは現在、病院ではなく保険薬局の薬剤師ですので、以下は保険薬局の薬剤師の仕事だと思ってください。
一般の方の中で薬剤師って普段、薬局で何をしているかをちゃんとご存知の方はどのぐらいいるでしょうか?
たぶん大半の方は、「薬を袋に詰めて渡してくれる人」ぐらいのイメージではないでしょうか?
まあそのイメージはあながち間違ってはいないんですが、我々薬剤師は実はけっこう薬局の中でいろんなことをしています。
もちろん、処方箋に書いてある通りに薬をつくる(「調剤」といいます)ことが中心ですが、それ以外にもこんな仕事をしています。
----------------------------------
その1 薬歴
患者さん一人一人に対して「薬歴」というもの(正式名称はもっと長いんですが)をつけています。病院のカルテの薬局版みたいなものですね。
服薬指導時に患者さんから得られた情報などを薬歴に書き込むわけです。そうすることで、別の病院からもらって飲んでいる薬の情報があれば、飲み合わせのチェックもできるし、体に合わない薬の情報があれば、そういったものが今回でていないかをチェックすることができます。
その情報源として、「お薬手帳」は非常に重要な役割を果たすわけです。ぜひ薬局に来られるみなさんは持参にご協力くださいm(__)m。
→ 過去の記事 「お薬手帳問題」
その2 処方されている薬剤のチェックや患者さんの背景を考える。
処方箋に書かれている薬剤は、年齢や体重を考慮した薬剤の量や用法などになっているかどうか?、処方箋にかかれている薬剤同士の飲み合わせはどうなのか?
あとは、処方箋には患者さんの病名は書いていないので、薬剤からこの患者さんはいったいどういった病気の患者さんなのか?といった背景などを全力で考えながら調剤しています。
ただ数を数えながら調剤しているわけではないんですよ?
その3 疑義照会
そういった流れの中で、何かおかしい点、疑問点があれば、処方した先生のところへ連絡をして確認を取ります(これを疑義照会といいます)。
これは薬剤師法が定めた法定行為です。したがって、薬剤師は首をかしげたまま患者さんへお薬を渡してはいけないと法律が規定しているわけです。
確かにこれをすることで調剤業務全体がストップしてしまって、患者さんの待ち時間が大幅に伸びてしまうこともあります。しかし、安全のために行っていることなので、ぜひ患者さんの皆様にはご理解いただきたいと思いますm(__)m。
その4 服薬指導
最終的に出来上がった薬剤をその1にあった薬歴を参照したり、患者さんとお話をしながら、飲み方や効き方、吸入薬などは必要に応じて使用法などを丁寧に説明します。
この時もただ説明しているわけではなくて、表情などを見て理解度を確かめたりいろんなことを考えています。
あとは、指導とは関係ない「雑談」の中にも情報があったりしますし、そういったブレイクがあることで堅苦しくなく話しやすい環境でお互いの信頼関係もよくなると個人的には考えています。
調子に乗ってくると、雑談の方が多くなっちゃったりするんですが、ツボを押さえていればそれもそれでいいと思っています。
----------------------------------
まとめると「薬剤を安全に服用するために調剤業務中は頭をフル回転している」のです。地味で目立たないけど、決して調剤という「作業」だけに徹してるわけではないんです。
いかがでしょう。少しは僕らの仕事が分かっていただけたでしょうか?
へえ~やるじゃんって思う方もいれば、まあ大したことしてないよね~って思う人もいるでしょう。
良いも悪いも「保険薬局の薬剤師」はこんな感じです。

