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小さな薬局の学習帳

小さな薬局で細々と働いている薬剤師による、薬学を中心とした日々の疑問等を割と無味乾燥に綴るブログ。東洋医学ネタもちょいちょい盛り込みます。
【注意】
・ 個人的な学習帳なので、すべてが正しいわけではありません。必ずご自身で真偽を確かめてください。

こんばんは。

本日からシリーズ「行ってみたいな こんなとこ」がスタートします。

僕が独断と偏見で行ってみたいところをただただダラダラ書き連ねるという凄まじく自己満足度の高い内容となっております。

更新自体は、不定期で薬ネタが追いつかなくなったときとかに出てきます。

今後もいろんなシリーズものを考えていきたいと思いますが、何かリクエストがあれば何なりとm(__)m。


さて記念すべき第1回は、僕が世界で一番いってみたいところをご紹介します。


それは・・・・


星降る村 ニュージーランド テカポ  


天体マニアではありませんが、星空ものが結構好きなワタクシでして、生まれも北の田舎でしたから昔はよく眺めていました。


「星降る」ってぐらいだからどんだけすごいんだ?!と思うでしょう?


こちらをクリック

大小マゼラン星雲とテカポの善き羊飼いの教会


どうですか?降ってきそうでしょ? 何か人生観が変わるぐらいの絶景・・・・一生に一回でいいから眺めてみたい。


この星空の素晴らしさを守るべく、星空自体を世界遺産にしてしまおうと試みている方が日本人と聞いて、より行ってみたい!


やっぱり自然っていいですね!


こんばんは。


本日の食後のデザートは・・・


「ヤマザキ フロマージュスフレ」


まずデカい!、チーズ感ハンパない!、スフレだからフワフワ!


大満足です!


1個282kcalなり。




こんばんは。


今日は七夕ですね! そんな日のデザートは・・・


「カントリーマアム NYチーズケーキ」


Twitterのフォロワーさんからの紹介なんだけど、なかなか見つからなくて・・・(-_-;)

これずっと探していたんだよねえ。


いい甘さだし、やっと見つけたこともあってハンパなくうまい!!(*'▽')


1枚51kcalなり。






先月、ある薬剤で健忘の副作用がでた患者さんがいました。その旨を医師の先生に相談したところ、その薬剤の低用量の規格に減量になって処方されていました。


ここで、「量を減らせば健忘ってなくなるのか?」と、ふと疑問になりました。


 そこで今日は、ベンゾジアゼピン系(以下「BZ系」)による健忘について調べたことをまとめてみたいと思います。


1 そもそもなんでBZ系で健忘っておこるのか?

 素朴ですが、ちゃんと答えられる方多いのでしょうか?僕は感覚的にしか理解していませんでした。


この疑問を解決するには、BZの受容体の所在を見てみる必要があります。


BZの受容体には、BZ1(ω1)とBZ2(ω2)の2種類の受容体があります。


BZ1(ω1) : 脳全体に所在

BZ2(ω2) : 脊椎、海馬、小脳に多く所在


脊椎は筋弛緩、海馬は情動調節、記憶回路、小脳は運動機能に影響。


ここで海馬の記憶回路に注目。ここを抑制してしまうことで健忘というのは発生するようです。



2 まとめ

 僕が調べたところによると、BZによる健忘の特徴は・・・・

 ① 前向性健忘

 ② 用量依存性

 ③ 個人差が大きい

 ④ やめると元に戻る(薬効があるうちは継続する)


3 前向性健忘

主に起きる期間によって以下の3種類に分けることができます。

(1) 寝るちょっと前のことを忘れる

(2) 寝てから起こされた時にしていることを忘れる。

(3) 起きてからちょっとの間のことを忘れる。

大概は(1)~(2)の話ですが、高用量になってくると(3)の話も出てきます。


こういった前向性健忘を起こしやすいBZの特徴は・・・・

 ① 受容体の占拠率が大きい

 → 臨床的に高用量、高力価

 ② 半減期が短い

 → これに関しては相関性がうすい気も。まあ一般論として候補には入れといていいのかな。


 まあほとんどのBZは活性代謝物をもつ肝代謝の薬物です。ですから服用する側の代謝能やどのぐらいBBBを通過するかにもよると思います(私見)。つまり個人差も大きいと思われます。

 あとは高齢者はクリアランスが低下するので、蓄積に注意です。


 ちなみに・・・

ちょっと気になって前向きがあるんだから後ろ向きもあるのかなと思って調べてみたら、後ろ向きはありませんでしたが、逆行性健忘というのはありました。


参考 臨床精神薬理ハンドブック 医学書院

    カプラン精神科薬物ハンドブック 第4版  など

 こんばんは。今週最後の更新となります。いつも閲覧していただいてありがとうございますm(__)m。


 今日は中医学を学ぶにあたって概念的な話をしてみたいと思います。こんなまだ初学者の僕がわかったような口をたたくのは、本当に不快にお思いになるかもしれませんが、僕はそういう風に考えたらよくわかったよという事例なので、戯言だと思ってお付き合いくださいm(__)m。


 中医学は使う理論が全く異なるので、薬学部で学習する西洋医学の概念は一度捨てる必要があります。


 その1 生体は「小さい宇宙」である。(学問的にはおそらくウソです)

 ※ あくまでもイメージしやすくするための考え方です。

  うわあ・・・もう無理!って感じですが、まあまあ物理的な話とかはありませんから安心してください。

 いわゆる普通に僕らが言う宇宙は、均衡がとれていて平衡状態にあり、それでいてよどみなく流れていることが、「正常な状態」と昔の人は定義しました。そしてそれは宇宙の一部である生体にもその法則が成立するはずだと考えたわけです。

 つまり、「健康な状態」とは、「バランスが取れている」こと、「よどみなく流れている」こととしたのです。逆にいえば「バランスが崩れること」や「淀んでつまってしまったり、滞ってしまう」ことを「病気である」と考えたわけです。何となくイメージわきますか?


 その2 全ての事物を「陰」と「陽」の二項対立とし、それらのバランスを考える。

 前項で、「バランス」が大事だということを書きましたが、じゃあ何のバランスが大事なの?と当然思いますよね?

 バランスを考えるためには比較対象がないといけません。そこで昔の人はすべての事物を「陰」と「陽」の相反する二項に分類してそれらのバランスが整っている状態を「健康」と考えたのです。

 このような「陰」と「陽」のバランスを考える理論を「陰陽論」といいます。

 たとえば八綱弁証で使う「表と裏」、「熱と寒」、「実と虚」などは、表、熱、実が「陽」、それ以外が「陰」といった感じに分類されます。


 ここでちょっとブレイク・・・

 じゃあ「腹部」と「背中」を陰陽に分類したときにどちらが陽だと思いますか??




答えは・・・

 「背中」が陽になります!「腹部」だと思ったでしょ??これは古代の人の考え方なのでサルの四足歩行の時代を考えれば太陽が当たるのは・・・・背中側ですよね?ですから「背中」が「陽」になります。


その3 全ての事物を「木」「火」「土」「金」「水」の5要素に分け、それぞれ相互作用しあって均衡を保っている。

 これはその2とは別の考え方ですが、この5要素のバランスを保つという点では同じです。その2と違うのは、それぞれが相互に関係し、促進したり抑制しあっていることです(動的平衡といいます)。

 このような理論を「五行論」といいます。


 これらの考え方は西洋医学にはまったくありません。こんな考え方を基盤にできている方剤を西洋医学の理論に当てはめて使ったって効きやしないことは誰でも分かりますよね(まあ、保険適用などの問題もあるので全面的に否定はできませんが)。



 たとえば「カゼには葛根湯」ってよく言いますが、「カゼ」は西洋医学における「病名」です。「葛根湯」は中医学の理論に基づいてできた「方剤」です。そうするとこの1文はすごく違和感を感じませんか?いわゆる「病名処方」の典型です。


 カゼの症状にもいろいろあります。のどが痛い人もいれば、咳が出る人、胃腸からくる人、様々なタイプがあります。それらすべてを「カゼ」と称して葛根湯をだしたら効く人と効かない人がいるのは分かる気がしますよね。


 要するに、ちゃんと中医学を勉強しないと、漢方は使いこなせないんだということです。僕も発展途上で勉強中です。


 どうでしょうか・・・・中医学の世界を少しイメージすることができたよという方がおられたら幸いです。


 何度も断っておきますが、僕がイメージしやすくするための考え方なので学問的に正しいかどうかは別です。


 今度は機会を見つけて、中医学の基礎理論となる、陰陽五行論、気血水論などを紹介してきたいと思います。