こんにちは。
今日は本草の続き。辛涼解表薬のメモ。
・ 辛涼解表薬
外感風熱を発散するもの。発汗作用は辛温解表薬よりは弱い。
・ 薄荷
【性味】辛・涼
【帰経】肺・肝
【効能】
1 疏散解表
2 清利咽喉・頭目
3 理気解鬱
4 透疹止痒
・ 柴胡
【性味】辛苦・微寒
【帰経】肝・胆
【効能】
1 疏風退熱
2 疏肝解鬱
3 昇挙陽気
※ 柴胡には、ミシマサイコ(北柴胡)とホソバシジマサイコ(南柴胡)の2種類がある。この2種類に何の差があるかは不明。
・ 菊花
【性味】甘苦・微寒
【帰経】肺・肝
【効能】
1 疏散風熱
2 明目
3 平肝潜陽
4 清熱解毒
※ 菊花には、「抗菊花(産地:抗州)」と「野菊花(そこらへんに生えてるやつ)」の2種類が薬用として使用されている。上記の1~3は抗菊花の作用。4は野菊花の作用。
他にも「貢菊花(白菊花)」という種類もあり、これは薬用ではなく養生茶として使われる。
・ 牛蒡子
【性味】辛苦・寒
【帰経】肺・胃
【効能】
1 疏散風熱
2 去痰止咳
3 清熱解毒
※ いわゆる「ゴボウの実」。
----------------------------
【ポイント】
(1) 辛涼解表薬全体を俯瞰した時、
①疏散風熱 ②清利頭目 ③透疹止痒 ④清熱解毒の4つの作用はだいたい共通していて、プラスアルファの効果があるもので分けると頭に入りやすい。
次回やりますが、「葛根」はこの分類から外れた例外と覚えました。
例えば、プラスアルファとして、
疏肝解鬱があるものは「薄荷、柴胡」、
明目と平肝潜陽があるものは「菊花」、
昇挙陽気があるものは「柴胡、升麻」、
祛痰止咳があるものは「牛蒡子」といった具合です。
まあ大雑把ですけど、だいたい大枠はつかめる覚え方かなと。
(2) ここの分類では「肝」の帰経については、効能とリンクしている部分が多いなと思います。
「肝」と関係する「目」や「平肝潜陽」、「疏肝解鬱」など。
次回は辛涼解表薬の続きをメモります。