今日は昨日の続き。辛温解表の残りの生薬についてのメモ。
・ 細辛
性味 辛・温
帰経 心・肺・腎
薬効
1 解表散寒 2 温肺化痰 3 祛風止痛
・ 方剤名に「細辛」が入っているシリーズ
麻黄附子細辛湯
・ その他
立効散、小青竜湯など
【備考】
・ 細辛は噛むとすこししびれる感じがするので、麻酔的な作用もある。歯痛に適応を持つ立効散。
・ ウマノスズクサ科のサイシンの根が起源植物。有毒。
・ 帰経は肺のイメージ以外は謎。薬効からの連想は不可能か。
・ 荊芥
性味 辛・温
帰経 肺・肝
薬効
1 祛風解表
・ 方剤名に「荊芥」が入っているシリーズ
荊芥連翹湯、荊防敗毒散など
・ その他
消風散、当帰飲子など
【備考】
・ 外感風寒はもちろんのこと、皮膚病によく用いられる代表生薬。肺は皮膚と関係していますから帰経からも連想できる。
・ 肝の帰経はちょっと謎。
・ 白芷
性味 辛・温
帰経 肺・胃
薬効
1 解表祛風止痛 2 消腫排膿
・ 「清上~」に入っているイメージ(清上防風湯、清上蠲痛湯)
他には、荊芥連翹湯など。
【備考】
・ これといってまだ自分にはいじれる部分のないマニアックな生薬の印象。
・ 辛夷
性味 辛・温
帰経 肺・腎
薬効
1 散風寒 2 通鼻竅
・ 方剤名に「辛夷」が入っているシリーズ
葛根湯加川芎辛夷、辛夷清肺湯など
【備考】
・ モクレン科の植物が起源で表面に毛が生えていてフワフワしている生薬。
・ 鼻の通りをよくする作用は帰経から連想可能。
・ 全体として「詰まったものの通りをよくする」作用があるイメージ
以上代表的なもののメモでした。
こうやって書き連ねてくると生薬学と本草学の違いがはっきりしますね。